第46回 のり家マネー会議を開催したことについて(長男中3 長女中2 5月)




のり家マネー会議
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こんにちは。
のり(@noriyusaku1128)です。

2025年4月30日(水)に月1で家計の情報を家族にシェアするのり家マネー会議を開催しました。
今回は5月月初の家族の予定が合わないため、前倒しで4月末日の開催になっています。

2021年8月の1回目から数えて3年10か月。
46回目ののり家マネー会議です。

今回はワークとして「物価高対策」を家族で話し合い埋めていくことをやりました。
これまで比較的私から家族へのインプットが多かったのですが、家族から意見や考えを引き出すアウトプットの時間も少しづつ増やしていきたいと思っています。

当日のアジェンダはこちら。

4月度家計報告

まずはのり家の資産推移から報告です。

私「先月トランプ関税の影響で下がったことは話したと思うけど予想通り…」

と言いながら我が家の資産推移を提示します。

私「1月過去最高額をマークして大台に乗る目前だったのだけど3か月で数百万円レベルのダウンだ。」
娘「あちゃー」
私「これでも4月の最終週には少し戻ったんだよ。4月一番の底の時期ではさらに百万円ほど下がっていた。
トランプ関税をめぐる現在の状況についてはあとで説明するけど、今回は家計について家族でワークをしたいと思う。」

と以下を提示します。

私「2022年あたりから毎年のように物の値段が上がっている。今お米の値段はどれくらいになってるか知っている?」
息子「えー、どうだっけ?」
私「昨年の今頃米5kgで2,000円程度だったものが、今では4,500円くらいと2倍以上になっている。そのほか円安の影響もあるし、トランプ関税が施行されれば日本に輸出企業の業績が悪化してさらに値上がりすることもあり得る。
だからこの物価高に対しどのような対策があるかみんなで考えようと思う。」

私「まず物価が高くになるには2つの視点がある。本来物価は少しづつ上昇していくのが普通なんだ。例えば父ちゃんが子供の頃文庫本1冊400円程度だったのが今では1,000円近くなっている。
日本の場合は毎年2%づつの物価上昇を目標にしている。
こうした長期的にインフレしていくと貯金だけでは買えるものが減って資産価値が目減りしていく。これに対応するにはどうすればいいと思う?」
息子「ん-、投資することでお金を増やしていくとか?」
私「そうだね。長期投資をすることで長期視点のインフレに対応することは可能だ。では今値上がっている目先の物価高に対応するには?
娘「節約するとか、収入を増やすとか。
私「そうだね。では収入と支出はどうすればいいだろう?」

と次の表へ移ります。

子供たち「収入は増やす、支出は減らす。」
私「そうだね」と表に上下の矢印を付け加えます。
私「ではこの表で収入と支出について①どのような項目があるか、②その項目にはどうすればいいか考えてみようか」

ということで家族の意見を記載したのがこちらになります。

息子「税金を減らすには他の自治体のに前払いした分物がもらえるふるさと納税」
私「今ふるさと納税でうちは何をもらっているっけ?」
子供たち「お米!」
私「そう。だから支出の削減にもなっているね。」

という具合です。

私「ではこちらを踏まえて先月のうちの家計を見ていこうか」

と4月のり家家計を提示します。

毎回通り我が家の資産額、収入にかかわるところは黒塗りにしています。

私「さっき収入上げるために昇進ってあったけど、今年父ちゃん昇進はしないけど昇給します!・・・・まあ年収が10万円上がる程度だけど…」
奥さん「あと母ちゃんもパートをこれまでより月に2日増やすから月2万円程度増えるかな。」
私「なので合わせて年収35万円くらい上がる予定。あと今月は臨時収入のところに6万円が入っている。これは児童手当と昨年の医療費控除による払った税金が戻ってきたものだ。」
娘「かかった医療費を申請するとその分税金が安くなるんだよね。」
私「正確には税金がかかる対象の所得から金額が引かれるということだね。」

そこで息子が疑問を呈します。

息子「そんな制度があるんならなぜ今までやってこなかったの?
私「いい質問ですねぇ。医療費控除の対象になるのは年間医療費の10万円以上を超えた金額なんだ。これまでうちは年間医療費10万円を越えなかったけど、昨年は…?」
息子「俺の歯列矯正代がかかった。」
私「そうそれで昨年ののり家医療費は10万円を超えたから、超えたぶんを申請して払った税金を少しは取り戻したということだね。歯列矯正代は分割払いで今年もかかるし、娘ちゃんの歯列矯正もはじまるから今年、来年までは年間10万円を超える見込み。なので来年までは確定申告で医療費控除の申告ができそうだね。」

次はポイ活です。

娘「Amexメンバーシップリワードで7万ポイントも稼いでる!」
私「父ちゃんが今支払いに使っているアメックスゴールプリファードカードの入会特典の条件達成したので入ってきました。
1ポイント=1ANAマイルに交換できるから、これでトータルで20万ANAマイル分のポイントが貯まってる。今度行く大阪万博もマイルを使って行けるからその分節約できるね。
買い物を現金で払ってもポイントもらえない。こうしたサービスやキャンペーンを活用すれば同じ買い物をしても得られるものが増えていく。
そうした情報を得ること、得た情報を活かすことで人生の充実度合いは変わってくることを覚えていてほしい。」

次は支出です。

私「医療費や塾代は今必要なものなので削れないけど、携帯電話代はもう少し安くできるかと思っている。今うちは家族全員UQモバイルを使ってるけど、契約時期がバラバラで適用されているプランも違うから個々の使用金額が安い人もいるし高い人もいるんだ。これ家族全員同じプランで足並み揃えたらもう少し安くなるかもしれないから、今度auショップで聞いてみたいと思う。」

ここで子供たちがとある支出に気づきます。

娘「あれ?この『会社コーヒー、おやつ代 9,446円』ってなんだっけ?
私「そ、それは父ちゃんが通勤中や出勤してるときに飲んだり、つまんだりしているものだよ」
息子「1万円近くも使うのは無駄なのでは?」
娘「もっと少なくしてください!」
私「・・・・はい・・・・」

子供たちのおこづかい報告

次は子どもたちのおこづかい報告です。

息子のお手伝いは今回は月半分くらいで1,800円。「中学2年生になったらお手伝いはじめる!」と言っていた娘は頑張って300円分稼ぎました。
少額ですがここ最近はやっていなかったので大きな進歩です。

私「息子メルカリでゲームソフトが売れたね。売上が7,000円越えた。」
息子「おかげで欲しかったCD3,520円をメルカリで買えた。けどSwitch2の1回目の抽選は外れてしまったので次の抽選に期待」
私「Switch2当選してお金払ったらお金減っちゃうけどどうする?」
息子「お手伝いで稼いで増やすよ」
私「娘も半額負担するんだよね。今ある64,000円が40,000円くらいに減っちゃうけど大丈夫?」
娘「お手伝いするし、交遊費も2,000円で納める」

と言っているものの、娘このGWで友達との交友で5,000円くらいは使いそうですし、お手伝いのもなかなかやる気はでないようです。

いっそこのまま毎月目減りしていっておこづかい金額が0円に近付かないと危機感を持てないのかなと思っています。どこまで減ったら本気になるか見ものです。

子供たちの投資グラフ/為替グラフ

次は子供たちの投資グラフ作成です。

2020年6月のスタートから4年と11か月目です。

2025年4月末現在の実績はスタートした2020年6月比で

アメリカ253% (2025年3月末266%)
全世界 227% (2025年3月末239%)
日本  187% (2025年3月末187%)
新興国 163%(2025年3月末173%)

娘「アメリカめっちゃ落ちた。」
息子「日本は横ばいだね。」
私「さっきも言ったけど日本株は一時期大きく下げたけど先週末くらいから戻ってきてはいるんだよ。
あと、このグラフを見てもらうとわかるけど、我々は2020年コロナショック直後の投資した10,000円が4年間の間に増えて利益が出ているからこれくらいの下落でもまだまだ耐えられるけど、昨年のピークで投資をはじめた人は…」
娘「大きく損している。」
私「そう。父ちゃんの会社の知り合いでも昨年80万円NISAで投資した人が今マイナス20万円になってる(涙)と言っていた。そんな人にアドバイスするならどんなふうに言う?」
息子「うーん、今は休止してまた上がりはじめたら再開すればいいんじゃないかな?」
私「休止するって、今持ってるのは売ったほうがいいってこと?」
子供たち「これから伸びるから売る必要はない!
私「そうだね。さっき息子は『休止した方がいい』と言ったけど今の株価でも積立はやめないほうがいい。それはなぜだと思う?」
息子「それは…そうか、安く買って高く売るため!
私「そう。長期で見てこの先値上がりが続く見込みであれば今はむしろ安く買えるチャンスだね。積み立てを休む必要はないよ。」

次に為替です。

娘「また円高になった。」
私「円高ドル安だけどいつからはじまっている?」
息子「今年の1月から」
私「それはなにがきっかけだと思う?」
息子「あ、トランプ大統領になってからだ。トランプ関税のせいでドルが弱くなったから…?
私「そう、それもあるし、先月も言ったけど、トランプ大統領はアメリカのものを海外に売って貿易黒字にしたいと思っているからドル安に持っていきたいんだよな。」

と言いながら先月に引き続き『トランプ関税』についてお勉強です。

私「先月も話したけどトランプ率いる共和党は白人労働者層に支持されているんだね。NYの大手金融やGAFAMに代表されるシリコンバレーの大手テック企業ではなく、内陸部の工場や農業に従事している比較的低賃金の労働者が仕事を失い、インフレでモノも買えない状況になっている。
なのでその状況を改善しようと海外からの輸入を少なくして、アメリカ国内でモノを買おう、使おうということになっているんだけど…」
「今モノを作成する際は世界各地で物資を調達し、海外で製作し、組み立てて、販売する流れが主流になっているんだ。コストの低さやそれを作ることができる技術など調達や製作をそれをやるのに最適な国や場所で行って組み立てたものを販売をする。それを『グローバルサプライチェーン』って言うんだけどね。」

とネットニュースなどの図表を引用しながら説明していきます。

「例えば航空機製作大手のボーイング社も1機の飛行機を作るためにそれぞれのパーツを世界各地で作成した上で輸入をしアメリカ国内で組み立てている。けど相互関税が発動されるとこの海外から入ってくるパーツのそれぞれに税金がかかってしまい、逆にアメリカの企業を苦しめることになりかねないんだね。」
「有名なところだとiPhoneとかはこれまでアメリカ販売用は中国で作っていたんだ。それが今回相互関税が適用されるようになると…」

娘「50万円もするの!?
私「そう。だからトランプ政権も相互関税を発表した最初の勢いから、部分的に相互関税の対象から外すとか少しづつトーンダウンしてきている。また赤沢経済再生担当大臣がアメリカとの交渉担当になって日米間の交渉もスタートしている。
日本への関税を軽減、撤廃してもらうために、日本に必要なアメリカの穀物や米の輸入を拡大するなどが交換条件になるんじゃないかなんて言われている。
まあ、最初のトランプ関税発表直後のショックからちょっとづつ進展してきているので、株価も少しづつ値を戻してきている。円高が進めば逆に日本国内の物価も下がるかもしれないしね。
こうした世界の動きがまわりまわってうちの家計に影響を与えていくんだ。そうしたことを覚えておいてほしい。」

次回開催は6月1日(日)

最後に「母ちゃんより」です。

奥さん「トランプさんにはねぇ、批判も多いけどでも何かを変えるためには行動に移す必要があるんだよね。トランプさんは今それをやってるだんと思う。うちもただ給料をもらって貯金しているだけだったら今のような生活はできなかったと思うよ。ハワイにも行けなかったろうし、部活や習い事もなにかをあきらめなければいけなかったと思う。そういうのができるのも投資をはじめたり、ポイ活したりしてきたおかげだよね。君たちも今日やった物価高対策とかを覚えておいて将来に役立てて欲しいな。」

という言葉で締めました。

以上第46回のり家マネー会議のレポートでした。

今回はワークとして「物価高対策」を家族で話し合い埋めていくことをやりました。
これまで比較的私から家族へのインプットが多かったのですが、家族から引き出すアウトプットの時間も少しづつ増やしていきたいと思っています。
今回の記事の中でも触れましたが「知識、情報を知ること、そしてそれを実行すること」が将来の子供たちの行動につながっていくはずです。彼らが受け身ではなく、積極的に発言していく場へとしていきたいですね。

月にたった1時間。他の家庭ではおそらくやらない楽しくとも情報の密度の濃い時間を毎月積み上げていくことで、家族のそれぞれの人生を充実するものにできると確信しています。

次回開催は2025年6月1日(土)の夕方からを予定しています。

「のり家マネー会議」の取り組みをNHKで取り上げてくださり、ニュース番組のコーナーで紹介していただきました。

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