こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。
今回は子ども環境を買えることで生活リズムと生活態度が改善したお話しようと思います。
不安定な思春期に親が子どものことを気にかけて、問題に対する解決策を一緒に考えていくことで状況が好転することはあるのだなと実感した変化でした。
こうした試行錯誤をひとつづつ重ねていくことで未来に向けて歩んで行ってもらいたいと考えています。
子どもによって個性は違う
子育てで兄弟の場合、上の子の方法が下の子のモデルになりがちなのかもしれません。
中学生にして将来ゲームプログラマーになりたいという明快な目的のある息子。
親から借金してゲーミングPCを自費で購入し、月2回 ゲームエンジンであるUNITYをつかったゲームプログラム作成のレッスンを受けていますし、その目標に向かって勉強したい大学も決めていて、そこへの入学に向けて現在県内の公立進学高校入学を目指し、学習塾で絶賛受験勉強中です。
進学塾は夜19時から22時までで帰宅するのが22時を過ぎるのですが、帰ってきたら歯磨きだけしてすぐに就寝できるよう、塾に向かう前に夕飯、お風呂を済ませてしまいます。
未来やりたいことのために、今なにをやるべきかの逆算ができて、計画通りに行動に移せるタイプ。そう言う意味では息子は優等生と呼ばれる部類に入るのかもしれません。
もっとも世の中思い通りに進むことはありません。
彼が学ぶゲームプログラムも今後はおそらくAIを駆使して行われるようになるでしょう。
科学技術の発展から彼自身の計画を方向転換しなければいけない状況は必ず出てくるはずで、そうした局面において、ガチガチに決めてしまった路線をどう方向転換することができるかが彼の人生の試練になりそうな気がします。
ただ彼については受験の合否が気がかりとはいえ、自身で人生を組み立てていけそうなので、親としても見守りながら、たまに軌道修正のアドバイスをするくらいです。
ただ同じ兄妹でも娘の個性は真逆です。
悩む親、そして娘
昨年近所の公立中学に入学した娘。
明るい性格でクラスでも目立つ存在なので1学期から学級委員に指名されてましたし、母親譲りの運動神経、抜群の体力でバレー部と駅伝部を掛け持ち、また入学直後の成績も兄までとはいかないものの、中の上くらい、しっかり勉強を取りくんで成績が上がれば、県内のある程度の高校にはいけそうな期待を持てるものでした。
そこで兄と同じ進学塾へと通い始めます。
ただ中学に入って急にいろいろ詰め込みすぎたのでしょう。
すぐに不具合が生じてきます。
まず駅伝部に行けなくなりました。
またバレー部も上級生の人数不足から1年生の2学期からレギュラーになれたのですが「イマイチ楽しくない、やめようかな」と言い出します。
さらに朝起きられなくなりました。
兄と違い事前の準備が苦手な彼女は22時過ぎの帰宅から夕飯を食べ、お風呂に入りなので、就寝が深夜0時近くになることもしばしば。
そうなると翌朝起きるのもつらくなり、親から何度起こされても起きることができません、いつも起床はぎりぎりを過ぎてしまい、部活の朝練、学校の授業へ遅刻することもありました。
自然 塾や学校から出される課題も提出が遅れがちになり、1年生の1月期をピークに成績も低迷気味。担任教諭との面談では「授業中に隠れて折り紙おったりしてまして…」と学校の授業も身に入らないようです。
塾に関しては今年の2月の家族マネー会議で彼女自身が「負担が重い」とSOSを発信し、教室での講義はいったんやめて、同じ塾の系列のオンライン授業に切り替えたものの、それも受講を忘れたりとか、出された課題に手を付けないことが続き、ただオンラインの授業をぼんやり眺めるだけの時間になってしまっていました。
またオンライン授業になったにも関わらず、朝起きられないのは変わらずです。
ついに2年生の1学期の通知表からは評点5がなくなり、3が増えて過去最低の内申点となってしまいました。
その間娘がどうやって生活リズムを取り戻せるか娘との会話や試行錯誤を重ねました。
また娘自身も「小学校までは気楽に過ごせたのに、中学生になったら急に受験やら、順位やらを張り出されてプレッシャー。将来のなりたい職業もまだないし、小学生に戻りたい…」と悩んでいたようです。
公文式を提案してみた
結局ただ眺めているだけのオンライン授業は退会しました。
部活のほうはこの夏の大会で上級生が引退して、娘の代が主力メンバーになり1年生からレギュラーだった娘はバレーの攻撃の要であるオポジットのポジションを任されています。
奥さんとは「3年生の夏まで部活に専念させて、受験勉強はそれからにしようか…」と目線を合わせてましたが、私としては勉強をする習慣はつけてほしいという思いを持ってました。
そうした時に目が入ったのはうちの徒歩圏で営業している「公文式」の看板です。
「公文式」実は私自身も小学のころやってましたし、私の母も自宅の一部を使って公文教室をやっていましたから、私には馴染みのある塾でした。マイペースは娘には公文式のやり方のほうが合っているのかなと思ったのです。
公文式は簡単に説明すると学年関係なく生徒一人一人の実力にあった内容のプリントが与えられ、プリントを解くと先生のところへ持っていき採点してもらいます。
その際間違ったところは教えてもらえて、内容を習得して100点が取れたら次へ進めるというシステムです。なので授業についていけず置いてけぼりになる、ということがありません。
また何時から何時までと時間が固定されている学習塾と違い、公文式は例えば「14時から19時の間の好きな時間に来ていいよ」という方式なので、早く行けば早く学習を終えることができ塾の都合で夜更かしになることも避けられます。
以上を説明した上で
「君に合っていると思う。無料で体験できるけどどうだろう?」
と娘に提案したところ
「うん。無料体験やってみる。」
という返事。
彼女なりに勉強をしないといけない思いはあったようです。
では、ということで8月前半に塾を訪れて娘の無料体験をスタートさせました。
環境を変えて好転しだしてきた
無料体験最終日、継続するかを聞いてみたところ「続ける。」との返事でしたので、正式に入会手続きを行い、9月中週2回の通塾とその間の塾から出される宿題をこなすことができています。
入会して1か月経過したくらいに聞いたところ「今後も続ける」とのことでした。
するとこれと同じくらいのタイミングで娘の生活態度、生活リズムも改善してきました。
部活の練習試合で遠征する場合でも朝5時半に一人で起きてきて、自分で朝食を食べ、水筒、軽食の準備をしてでかけることができるようになりましたし、帰宅するときも「これから帰る」と家族LINEに一言連絡を入れるようになりました。
1学期までは無言で家を出て行ってたのを「行ってきます」「ただいま」と言えるようになってきています。
すべて塾を変えたからよくなったとまでは言いませんし、中学1年生から2年生への彼女自身の成長もあるからでしょうが、それでも不安定な思春期に親が子どものことを気にかけて、問題に対する解決策を一緒に考えていくことで状況が好転することはあるのだなと実感した変化でした。
2学期の定期テストで成績が上がっていれば彼女の自信にもなるでしょうし、どのような結果になるか楽しみなところです。
こうした試行錯誤をひとつづつ重ねていくことで未来に向けて歩んで行ってもらいたいと考えています。
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