こんにちは。のり(@noriyusaku1128)です。
昨日2025年7月12日(土)渋谷東京カルチャーカルチャーで行われた「インデックス投資ナイト2025」に参加しましたのでそのレポートをさせていただきます。
私と私の家族の人生をいいほうにかえるきっかけになったインデックス投資について語り合え、再確認できる場があるということは本当に貴重だと思います。
登壇された方、実行委員の方々に深く感謝します。ありがとうございました。
まずは0次会から
毎年7月初旬に行われるインデックス投資家のための祭典「インデックス投資ナイト」
実行委員の方々がボランティアで行っているイベントですが、歴史は古く記念すべき第1回が行われたのは2008年。今年で18回目を数えます。
コロナ禍中こそオンライン開催でしたが2023年からリアル開催が復活+オンラインでのハイブリッド開催となり、もはや「コロナってなんだったっけ?」と思うくらい普通に会場でインデックス投資家が集うイベントに戻っています。
私も昨年に引き続き今年も参加。第一部の座談会で司会進行をさせていただいた昨年とは違い一般参加のため昨年のようなプレッシャーもなく(笑)気楽に会場のある渋谷へ向かいます。
せっかくの年に1回のお祭りです。時間通りに集まるのはもったいない。
ということで今年も事前に集まって乾杯する0次会を開催しました。

参加したのは
WATANKOさん@WATANKO1、瓢箪鯰さん @sneed1812と私の3人。
久しぶりの再会もありお互いの近況などを話します。
あっという間に時間がすぎ、会場である東京カルチャーカルチャーへ。
第一部 投資家座談会「その資産額でFIREしても大丈夫?」

17時45分の開場とともに入場。リアル会場は定員130名がほぼ満席状態。
あちこちで「はじめまして」「ひさしぶり」という声が行きかいます。
本番開始までの間周囲としばし雑談。
この日のプログラムは以下のようになっています。

18時30分インデックス投資ブロガーのybさんが壇上に上がり、開会を高らかに宣言します。
第一部は例年参加される方々に近しい距離にいるブロガー、YouTuberの方を迎えての座談会。
今年のテーマは「その資産額でFIREしても大丈夫?」
かつてはFIREをするにはちょっと遠いかなと思われていたインデックス投資家の中でもNISAのスタートから10年以上が経つ昨今、この10年間の株価の値上がりからFIREをする人が少しづつ増えてきた印象です。おそらく今後はさらにFIREをしていいのかと検討をする人が増えてくるのでしょう。
そのようなニーズに対して、すでにFIREをされている方、FIREを目指されている方が登壇し座談会が行われました。
なまずんさんがファシリテーターになり、夢見父さん、ぱすたおさん、インデックス大学生さんがお話しされます。
FIREをした理由が会社のリストラ起因であったり、家族との時間を増やしたいから、など様々でしたが、不測の事態を迎えたから、自分でライフスタイルを選択したから、どちらの状態であったとしても「資産がある」からFIREという選択肢を選たという共通項でした。
時間はかかるがインデックス投資でもFIREは可能であるという見解です。
私の中では資産額2億円 夢見父さんの「スーパーで値段を気にせず好きなものを買えるようになった」という言葉に共感を覚えました。
確かに私もこれまではスーパーで最低単価のものを選んで買っていたのですが、資産が増えていくことで家族のためにちょっとリッチなものを買ってもいいかな、と許容範囲が広がっていて嬉しい気持ちになれています。
第二部 金利の上昇で注目度が高まる「債券ファンド」いまさら入門
続いては金利の上昇によって価格の下落が見込まれ投資妙味があるのではと注目されている「債券ファンド」について日本経済新聞編集員である田村正之さんに投信ブロガーイーノ・ジュンイチさんが
インタビューをしていくプログラムです。
しょっぱなから笑ったのは壇上に上がった段階で、すでに田村さんが事前の飲み会ですっかり出来上がってしまっていたこと(笑)
ただインデックス投資ナイトは堅苦しい勉強会というよりはリラックスして語り合う場。
私たちだって0次会でアルコールを入れて会場でも飲みながらお話うかがっています。
田村さんはお話の最中でも壇上からハイボールのお替りをオーダーされていましたが、それでもテーマに沿ってしっかりお話されていたのはさすがでした。
さて債券ファンドですが現在私のポートフォリオにはほとんど組み込んでいません。
一般的に株と値動きが逆相反するため両方を持つと資産の増減が株のみと比べてマイルドになると言われていますが、できればボラティリティの大きな株価の利益を享受したいのと、仮に現在のポートフォリオで資産額が一時的に半額になったとしても耐えられるから、という理由です。
今回の話の中でも長期で見れば株と債券のダウンサイドリスクはさほど変わらなくなっていき、反面株式のほうがアップサイドリスクの値動きが大きくなるので値動きの大きさに心折れないのであれば、株でいいかもしれないという話が出てきて心励まされた思いしでた。
第三部 オルカン・S&P500 2強時代の投資信託の選び方
第3部は投資信託クリニック代表のカンチュンドさんをファシリテーターとし、元三菱UFJアセットマネジメント常務の代田秀雄さん、確定拠出年金アナリストの大江加代さん(言わずと知れた故大江英樹氏の奥様)、千葉商科大学付属高校校長で経済コラムニストの高井宏章さん、読売新聞経済部記者の市川大輔さんがパネラーとなってのパネルディスカッションです。
テーマはタイトルの通り、オルカン、S&P500の2強時代の投資信託の選び方という内容。
1時間にわたり様々なお話が出てきたのですが印象に残った話としては、
・インデックス投資を3年続けた人のアンケートでは7割がインデックス以外の商品を増やしたいと回答。理由はもっと儲けたいから。インデックスをコアにしてサテライトは知的ゲーム的な商品選びでいいのでは?
・確定拠出年金の使っている人の24%がまだ元本確保型のみを保有(個人的には結構比率は低いなと思いながら聞いてました)
・不確実性が増し、この先どうなるかますます不透明になっている今の世の中では多くのアセットに分散できる8資産分散型への投資が最適解になるのでは?
・投資のテーマが長期ではなく短期の相場の話題になると金融機関の術数にはまる。
・読売333という新しい指数がはじまった指数は日経平均とは違い333社の「等ウェート」
など知的欲求を満たしてくれるお話がくり広げられました。
個人的には代田さんがおっしゃられていた「インデックスはコア、サテライトとして知的ゲームな商品を選ぶ」という話を聞きながら、私にとってはさゲームとして選んでいるのはサテライトの投資商品ではなく、ポイ活やお得にあたるのかもしれないな、などと聞きながら思ってました。
もはや投資は年初にインデックス投信の購入を年1回 設定をしてるだけで、よほどのことがなければ基本ほったらかしで値動きをウオッチングするだけ。先日日産自動車の株を@350円×200株購入した奥さんのほうがよほど株式の売買をしています。(私は株式投資の話を聞いて学ぶこと自体は、知識を蓄えるという意味で大好きです。)
それよりもポイ活やクレカで支払いの設定をすることでポイントやサービスなどのリワードを得られるほうがよほどゲーム感覚を持てて獲得できた時に興奮できます。
最後に代田さんから個人投資家へのメッセージですが、
「資産運用の最終目的は、いかに使うか、上手く付き合っていくか。お金の減らし方が必要になる」というものでした。
私の場合は老後資金の形成と、60代で奥さんと一緒に世界のあちこちを旅したいと考えてはじめたインデックス投資です。しっかりと資産を増やしていき、子育てが終了したら夫婦のために使って行きたいと思っています。
実行委員の皆様ありがとうございました
このあとは懇親会が行われお酒を飲みながら皆さんと旧交を温めたり、挨拶させていただいたり、次につながる会話もいくつかあり、22時の終了までめいっぱい楽しませてもらえました。
以上 インデックス投資ナイト2025のレポートです。
私自身2010年からインデックス投資をはじめて丸15年が経ち、その間資産が増えない時期、暴落した時期もありましたが、基本右肩上がりで資産を増やすことができ、長期、分散、低コストという基本を押さえながらここまで継続してきてよかったと心から思っています。
資産があるという裏付けがあると家族の将来にむけてお金を使うことに心の余裕ができますし、この体験のもと、次は子供たちが自身で将来経済的な自由を得られるように、子供たちへのお金の教育や家族でマネー会議を開催するようになりました。
それくらい私と私の家族の人生をいいほうにかえるきっかけになったインデックス投資について語り合える、再確認できる場があるということは本当に貴重だと思います。
登壇された方、実行委員の方々に深く感謝します。
ありがとうございました。
また来年以降も参加させてもらおうと思います。

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