インデックス投資ナイト2023に参加したことについて




オフ会 勉強会
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こんにちは。のり(@noriyusaku1128)です。

昨日2023年7月8日(土)渋谷東京カルチャーカルチャーで行われた「インデックス投資ナイト
に参加しましたのでそのレポートをさせていただきます。 

私と私の家族の人生をいいほうにかえるきっかけになったインデックス投資について語り合え、再確認できる場があるということは本当に貴重だと思います。

登壇された方、実行委員の方々に深く感謝します。ありがとうございました。

まずは0次会から

毎年7月初旬に行われるインデックス投資家のための祭典「インデックス投資ナイト」
実行委員の方々がボランティアで行っているイベントですが、歴史は古く記念すべき第1回が行われたのは2008年。今年で16回目を数えます。

直近3回はコロナ禍のためにオンライン開催でしたがコロナ明けの今年は4年ぶりに会場に人を入れてのリアル+オンラインでのハイブリッド開催。

私は前回2019年に続いてリアルでの参加をしてきました。

ただせっかく渋谷に集まるからと本番開催前にオフ会をやろう!と勝手に「0次会」を銘打って午後3時に6名が居酒屋に集合し乾杯です。

参加したのは

エルさん@leveraged1
パーサモウニアスさん@parsimonious_16
青井ノボルさん@sindanindex
マイルドインベスターさん@mild_investor
KENさん@KEN358_FIRE

と私の6名。

来年はじまる新NISAにむけての話題や、過去の自身のお金の失敗談などで盛り上がります。
あっという間に時間がすぎ、会場である東京カルチャーカルチャーへ向かいます。

第一部 投資家座談会「インデックス投資家さん、いらっしゃい!」

4年ぶりにリアル開催のインデックス投資ナイト2023 
18時の開場とともに入場。リアル会場は120名くらいの参加でしたでしょうか。
本番開始までの間周囲と雑談します。

18時30分インデックス投資ブロガーの水瀬ケンイチさんが壇上に上がり、4年ぶりのリアル開催の喜びと会の開始を高らかに宣言します。

第一部は「投資をはじめた人の参考になるように」と投資経験者による座談会。
つらおさんがファシリテーターになり、パーサモウニアスさん、ずずずさん、とある庶民のインデさんが答えます。

質問内容は投資歴、新NISAの枠の使い方、インデックス以外の投資をやっているか、積立投資の原資は?投資での失敗談などなど。

驚いたのは「新NISAの1800万円の生涯投資枠を年間360万円×5年ですべて埋めるつもりか?」というつらおさんの問いかけに会場の半分近くが挙手をしたこと(!)
さすがこのようなイベントに会場に来られるのは猛者の方々が多いなという率直な印象です。

また座談会を聞きながら個別株や太陽光投資などみなさんインデックスを軸に据えながらも、インデックス以外の投資もされてらっしゃってました。

かくいう私もリスク資産の0.1%程度の金額で個別株やレバレッジ商品などを少々。1万7千円ほど持ってるレバナスは年初来+30%と絶好調です(昨年は▲50%まで落ち込みましたがw)

第二部 勉強会:おしえて金融庁さん!「新しいNISA」

続いては来年からはじまる新しいNISAについて金融庁 総合政策局総合政策課 金融税制調整官である今井利友さんによる解説です。
虫取り小僧さんに質問に今井さんが答えるという形で進行していきました。

私が面白い、興味深いと感じた点は

・つみたてNISAがはじまったばかりの2018年には既存の3つのNISAの統合プランの策定を当時上司のM氏(…長官?)から指示された
・計画は「デススター計画」と命名w
・当初生涯投資枠の管理はできないのでは、ということで2階建てNISAの導入ですすめられていたが、生涯投資枠管理が技術的可能であるという判断になり、今回の新NISAの形に決まった。
・生涯投資枠1800万円は金融庁で決めたのではなく政治判断
2024年以降の名称は「NISA」で一本化
・急な出費で枠を解約しても再チャレンジできるように生涯枠の中であれば簿価評価で投資枠の復活ができるようにした。
・改良の余地は「若い人に投資に馴染んでもらうため」のジュニアNISAの代替えになる制度導入を今後チャレンジしていきたい。

などとここでしか聞けない話を聞くことができたと思います。

第三部 パネルディスカッション:徹底討論!インフレ時代の資産運用

第3部は投資信託クリニック代表のカンチュンドさんをファシリテーターとし、イボットソン・アソシエイツ・ジャパン チーフ・インベストメント・オフィサーである小松原宰明さん、Bogleheads®日本チャプター代表の金野真弓さん、投資ブロガーのセロンさんがパネラーとなってのパネルディスカッションです。
(当初参加予定だった記者・作家である高井宏章氏は体調不良とのことでご欠席)

テーマは昨年から顕著になってきたインフレ時代の資産運用について

多くの人が物価上昇率に比べて賃金上昇率が低いと実感している中、金融商品販売会社が「インフレだから」「インフレに強い」という触れ込みで勧めるが実際はどうだろうという内容です。

出てきたお話としては

・過去8%を越えない ほどほどのインフレであれば株式の投資リターンは上がる傾向
・不動産はインフレヘッジになりやすい傾向
・物価上昇+金利上昇+株式のリスクプレミアムを得られる
・インフレヘッジとしての資産運用は生活を守るために必要
・「有事の金」と喧伝されるがインフレ時に頼りになるのは金より株式
・短期的なインフレに迷うことなく長期タームの利回りで考える。夜安眠できる体にいい投資をする。
インフレだからと方針は変えない。投資方針書に従って継続する。航路を守る。
・管理のしやすさでいけば「内外株式」+「定期預金」で債券を交えたものに近しいポートフォリオをつくることはできそう
・いずれ訪れる世界人口減でもGDPは増加していく見立て、投資をしているのは世界の中でも選りすぐりの企業に投資していることを忘れないように

等々です。

インフレになっても、いやインフレだからこそ最初に決めた航路を守ろうというメッセージでした。

最後に金野さんが引用したバンガード創設者ジョンボーグル氏の言葉です。
「ただそこにいなさい」

アディショナルタイム インデックス投資家の皆さんへのメッセージ

すべてのプログラムが終わったあとにアディショナルタイムとして経済評論家山崎元さんがおひとりで登壇。インデックス投資家へメッセージを送られました。

山崎さんは昨年がんが発症し、闘病の中をおしてのご登壇です。
顔はやせられ、声もかすれていらっしゃってましたが、それでも明晰で言葉の切れが鋭い山元節が健在でした。山崎さんが送られたメッセージは

インデックス投資家は合理的で洗練された投資を選んだプライドと自覚をもってふるまいなさい」ということ。

また「予想と希望をわけて考えると爽やかに暮らせる。間違いが減らせる」という言葉が印象的でした。時間が限られると何が大事なのか優先順位が見極められるということです。

その言葉は50を過ぎた私自身も実感することで、特に患われている山崎さんにはより切実に感じるところなのだろうと推察します。

1日も早く寛解されて元気な姿を見せてくれることを心から願っています。

実行委員の皆様ありがとうございました

このあと参加者により交流の場である2次会やそのあと4名で乾杯する3次会まであったのですが(笑)、長くなるので割愛させていただきます。それらも日頃リアルに接しない方々と知り合える、会話ができるいい機会でした。

私自身2010年からインデックス投資をはじめて14年目。その間資産が増えない時期、暴落した時期もありましたが、基本右肩上がりで資産を増やすことができ、ここまで継続してきてよかったと心から思っています。

資産があるという裏付けがあると家族の将来にむけてお金を使うことに心の余裕ができますし、子供たちが将来自身の経済的な自由を得られるために子供たちへのお金の教育や家族でマネー会議を開催するようになりました。

それくらい私と私の家族の人生をいいほうにかえるきっかけになったインデックス投資について語り合える再確認できる場があるということは本当に貴重だと思います。

登壇された方、実行委員の方々に深く感謝します。
ありがとうございました。

また来年以降も参加させてもらおうと思います。

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