「投資をしよう!2」~インデックスファンドについて~(息子中2 娘中1)




子供たちへのマネー教育
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こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。

今回は「投資をしよう!2」と銘打って先日のり家マネー会議で家族にインデックスファンドについて伝えたことをお話しようと思います。

将来子供たちが自分の人生を歩むとき、投資をするのもしないのも自由ですし、投資の仕方ももう少しリスクをとる方法を選ぶかもしれません。ただ私がこれまでやってきてよかったと思っているインデックス投資については、彼らが社会人になるまでにしっかり伝えていこうと思います。

4年間続いている「投資をしよう!」

うちの子供たちが「投資」という言葉に触れて自分で「全世界」「アメリカ」「日本」「新興国」の中から2つを選び運用を開始し、値動きの変動を毎月グラフをつけはじめたのが息子が小学4年生、娘が小学3年生の時。(詳細「『投資をしよう!』について〜地の章~(息子小4 娘小3)」)

あれから4年が経ちかわいらしかった小学生の子供たちは、息子は声変わりをしてヒゲが生え、娘は母親の身長に並びくらいの背丈になり、順調に成長をしてくれています。

その間4年間毎月休むことなく「投資グラフ」をつけ続けて各アセットクラスの値動きを追い続けてきました。(詳細「子供たちが投資をはじめて4年が経ったことについて(長男 中2 長女 中1)」

のり家作成投資グラフ 2020年6月-2024年9月

子供たちに投資グラフをつけさせる目的は、10年間の値動きを経験することで世界経済に投資をすればおおむね右肩上がりに成長することを体感してもらうこと。

将来彼らが親元を離れ自分の人生を歩むことになったときに抵抗感なくスムーズに資産運用を行えるようになり、ちょっとした株価の急落に直面したとしてもベテラン投資家のようにふるまえるよう経験値を積むことです。

グラフをつけている毎月の様子はこちらのブログの「のり家マネー会議」で紹介していますし、SNSの「X」でも「#投資をしよう」というハッシュタグをつけてポストしています。

またこの4年に間にのり家では「ライフプラン」「社会保険」「税金」「金利」などを伝え、子供たちが小学5、4年生の年からは毎月「のり家マネー会議」を開催することで人生に必要なお金の知識や習慣の習得を行ってきました。

とは言えうちの子たちは毎日お金の特訓をしてるわけではなく、あくまで生活を通して計画的なお小遣いの使い方を考え、月に1時間マネー会議でお金のテーマにしたコミュニケーションをとる程度。それ以外のほとんどの時間は学校に通いながら、友人と遊び、部活や塾に行く、どこにでもいるごく普通の中学生の生活を送っています。

何に投資をしているか

ただその毎月のマネー会議は結構濃厚なお金の学びの時間になっていると自負しています。

家族の資産、収入、ポイ活、社会保険料、税金、支出の報告。
子供たちのお小遣いの使い方の報告。
投資グラフの作成、ドル円の為替グラフの作成などなどです。

投資4つのアセットクラスの値動きを記載している「投資グラフ」作成の際は「どうしてそうなったのか」「このあとどうなるのか」などの会話を家族間で行っています。

とはいえ小学生の時の彼らに伝えたのは「全世界、アメリカ、日本、新興国に投資をしよう」という大雑把な粒度のもの。それから4年の間で子供たちはネットや本でそれぞれに情報を得たり曖昧に自己解釈しているようですが、情報レベルの均一化のため今回あらためて「のり家はどのような金融商品に投資をしてるか」を伝えようと考えたのでした。

子供たちも中学に上がって説明に対する理解力が上がり、物事、知識を吸収するということにおいては人生で最も能力が高まる黄金期間に入ってきました。最近は物知りな息子に教えられることもでてきているほど。

投資について伝える次の段階として、「では具体的に何に投資をしているのか」ということを理解してもらえるだろうと判断したのです。

これまでは家族にお金の知識を伝えようとする時は、各テーマごとレクチャー資料をパワーポイントで作成しそのための時間を別にとって授業のように行っていました(「子供むけのお金の教育プレゼン資料を公開することについて」)が、だんだんと考えが変わってきました。

せっかく毎月お金のことを話すマネー会議を行っているのですから、お金のことはマネー会議のアジェンダの中に含めることで家族の時間を効率よく使えるし、パワーポイントで会社の営業資料のように10数枚のスライドを作りこまなくても、プロが作成したHPの図表を拝借しながら短くわかりやすく数枚にまとめるほうが伝わりやすく、私自身の作成時間も短縮できると思うようになってきたのです。

そうした考えにのっとり先日開催した「第39回のり家マネー会議」で「のり家でやっている投資について」というテーマを家族に伝えました。

のり家でやっている投資について

以下、先日行われたのり家マネー会議での様子です。

まずは家族で共有できる話題として我が家の必須図書であるFXをテーマにした漫画の話題から入りました。

私「先日買った『FX戦士くるみちゃん』の最新刊は読んでるよね?」
家族「読んでる」
私「あの登場人物たちは作中で『投資レース』をやっているけど、うちも『投資』をやっている。けどマンガの中では短時間で大きな損失を抱えているよね?でもうちはそうならない。同じ投資をしているのにどこに違いがあるんだろう?」

という問いかけに対して両学長の「お金の大学」を愛読する息子が答えます。

息子「うちはFXじゃなくてインデックスファンドに投資をしているから。FXは高リスク高リターンだけどインデックスファンドは低リスク」
私「いきなり正解を言うなw。じゃあインデックスファンドってどんなもの?」
息子「アメリカだとS&P500が有名」
娘「いろんな今伸びている会社やこれから伸びようとしている会社に投資をするやり方」
息子「面倒ごとはプロにお金を預けて手数料を払ってやってもらんだよね。どれくらいの手数料になるんだろう?」

息子はプロが運用することに対する手数料が気になるようです。

私「おおまかには理解してるんだな。今日はそこらへんを深堀していこうと思う。」

と私が金融機関のHPに掲載されている画像を織り込んで作成した資料を提示します。

制作のり。図表は三井住友銀行HPより

私の説明を聞いていた息子は「株主は会社の経営にかかわることができる」ということの認識がなかったらしく「そうだなんだ」とつぶやきます。

資料を一通り説明したあと

私「株に投資するにはどう?安心?不安?」
娘「ちょっと危ないと思う。」
私「どうして?」
娘「会社が上手くいかなかったりすると暴落しそう」
息子「あと上手くいってる会社はもう値上がりしていると思う。」
私「そうだね。自分で企業分析しなければいけないけどこれから値上がりする企業を探すの難しい。今から20年前のGoogleやAmazonに投資をしていれば大儲けできたと思うけど、20年前まだ小さな会社だった時に今の姿を想像するのはよほどセンスと分析力がないとできない。同じ業種のライバル社もある中20年後の大企業をピンポイントに選べるかどうか。
「あと好調と思ってる企業だってなにかのきっかけで急落することは十分あり得る。」

と東京電力の株価の値動きを掲示します。

GoogleFinanceより

娘「急に落ちている!」
私「そうここでなにがあったのででしょう?」
娘「え?何があったの?」
息子「2011年でしょ。東日本大震災で原発事故が起こった。」
私「正解。地震のあとに福島原発事故が起きて世界で緊張感が走った。うちでは万一に備えて母ちゃんとまだ1歳の息子を西に避難させたほど。
結局被害は最小限でとどまったけど、あの事故で原子力発電への信用力が低下し、東京電力の株価下落につながりいまだに株価は戻ってこない。こうして『絶対大丈夫』と思われているような企業でも株価急落して戻らないことは起こり得る。父ちゃんの知りあいでも勉強して株で儲けている人はいるけど初心者には難しいよね。センスも必要だし。ではどうすればいいか」

と次のスライドに移ります。

制作のり。図表は三菱UFJ銀行HPより

私「プロに運用をまかせる投資信託であればリスクが偏らず分散されるので安心が増す。たくさんの中の一社が倒産しても影響は小さいからね」
「その投資信託の中でもうちが投資しているのが『インデックスファンド』なんだ

制作のり。グラフはInvestingHPより

私「今後を100%保証するものではないけど、インデックスファンドに10年以上長期に投資をすればこれまで資産を増やすことができたし実際14年やっているうちも増やすことができた。
息子「手数料は年間0.1%くらいなのか・・・・」

やはり息子は手数料が気になるよう。インデックス投資家の素養は十分にありそうですw

私「仮に100万円預けたら?」
娘「うーん(頭で計算して)年間1,000円くらい!」
私「我が家の資産額で考えたら年間〇万円くらいだね。」
奥さん「え?じゃあ、この14年間で増えた資産金額を考えてみてよ。すごく効率いいよ!

と奥さんも納得したようです。

私「インデックス投資のポイントは株価が急落しても売らないこと。一度落ちてもその後それ以上に伸ばしているからね。落ちたところで売ってしまってはその後の伸びを享受できなくなる。」
奥さん「でも投資信託もたくさん種類があるんでしょ?何をどう選べばいいの?」
息子「つまりS&P500に投資し続ければいいということでしょ?
私「おおざっぱだけど(笑)今日のところはそれがまとめでいいよ。インデックス投資についての詳細はまた別にやろう」

これからも伝えていきます

以上「のり家でやっている投資」としてインデックスファンドへの投資の大まかな概要を家族に伝えたことをレポートでした。

もちろんこれで終わりではなく最後に家族から質問が出た商品の選び方、積み立ての仕方、リスクとリターンの考えかたなどの詳細も今後伝えていきたいと考えています。

5年後以降には彼ら自身のNISA口座も開けますし、まだうちにはいるでしょうからその際にはOJTで一緒にできればなと考えています。

将来子供たちが自分の人生を歩むとき、投資をするのもしないのも自由ですし、投資の仕方ももう少しリスクをとる方法を選ぶかもしれません。ただ私がこれまでやってきてよかったと思っているインデックス投資については、彼らが社会人になるまでにしっかり伝えていこうと思います。

それを思うと毎月定例で行っている「マネー会議」。家族全員が「お金の話をする」とマインドセットされ、スムーズにお金についてのコミュニケーションができるこの場は家族の人生を豊かにする学びの場になっていると実感しています。

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