こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。
今回は先日子供たちが通う進学塾の塾長と面談をして感じた「学習塾にお金を払う対価」についてお話しようと思います。
受験ノウハウのない私たちが、毎年多くの生徒を高校へ送りだしてきたノウハウを持っているプロの学習塾さんに適切な学習、進路指導をしてもらえることが塾へ支払うお金の対価なのだと思いますし、15年前に子供が生まれたタイミングで、節約、保険の見直しなどをして余剰資金を作り、投資に回して長期運用を行ってきたことで、それだけの金額を支払うことができる状況を作れて本当によかったと思っています。
なお記事中子供たちが学んでいる具体的な塾名は出さないことをご承知ください。
息子には効果があった学習塾
昨年 息子は中学2年生、娘は中学1年生から2年後の受験を見据えて学習塾に通いはじめた話をさせていただきました。(「学習塾費用について~中学生編~」)
特に息子には将来目指したい姿、職業があるものの、下降気味だった1年生の成績のままで実現が難しいという判断で、2年生に上がったタイミングで最寄り駅前にある進学塾に通うことになったのですが、塾へ通うようになってから学期を追うごとに定期テストの学年順位も上がっていき、ついに3月期の定期テストでは学年順位1ケタ台を獲得することができました。
成績が上がるごとに本人も自信がついてきてるようで音楽では大きな声で歌い、体育でも率先してダンスを踊るなど5教科以外の実技でも積極的に参加することで評価してもらえ、期末の通知表の評点は1年生の時に比べれば見違えるいい評価をつけてもらえています。
学習塾での学習は個人ごとに合う合わないがあると思いますが、息子にとっては成果を出せるいい環境だったということでしょう。
ただ息子が目指すのは県内のTOPクラスの進学高校ですのでそれでもまだ合格圏には達していません。さらなる努力、受験対策が必要です。
そんな折塾側から今度新3年生になる生徒の保護者と面談を行うという連絡が入りました。
息子の今の実力や志望校に合格するにはどうすればいいかを確認したく、私が面談へ赴きました。
塾長さんと面談
比較的新しく開発された我が家周辺。
少子化の影響はまださほどみられず8年前には公立小学校が新設されたほど。
受験適齢期の子供たちが多いせいか学習塾も多く、この春にも1校開校予定です。
そんないくつか学習塾があるなか、子供たちが通う塾には奥さんのママ友ネットワークで「宿題も多くスパルタ」という評判の塾を選びました。首都圏一都三県で数百校規模で展開している大手です。
指定された日時に塾に入ります。
塾長さんは私の前の保護者の方と面談中とのことで案内された教室でしばし待機。
3月半ばのこの時期ですので教室の壁にはどこそこ中学のなんとかさんが県内有名高に合格したという掲示がずらりと並んでいます。
また別の壁には2月の塾での滞在時間がランキングで張り出されていました。
幸い息子は上位にランクインしています。
前の方の面談が終わり、塾長さんが入られます。
挨拶をし手元の置かれている資料を元に面談がはじまりました。
資料には2025年の県内の公立私立の塾からの合格実績、来年2026年の入試日程、選抜方法、内申と合否の関連、模試の偏差値と合否の関連、志望校の決め方、受験までの1年の流れが記載されています。
それとは別に閲覧のみ持ち帰り不可の塾の内部資料があり、
・塾での勉強時間数と志望校合格の相関性、
・高校ごと合格者の模試の偏差値の最高、平均、最低、
・高校ごと合格者数の内申点の最高、平均、最低
というある意味なまなましい数字が記載されていました。
それを見るだけで具体的な数字を根拠にした進路指導がされていると感じとることができます。
面談の具体的な内容は
・1学期の定期テストは全力
・夏休みに入るまでに中3の範囲は完結させる
・7/1から勉強の比重を重くして、7月8月で200時間の勉強時間を目指す
・6月、8月の模試終了後に生徒全員と面談
・2学期以降は入試対策講座に入るとともに外部機関が主催している模擬試験を受けに行く
・10月の模試の結果を受けて受験校の判断をする
などなどです。
また、
「息子さんが志望している学校は知識量だけでなく、思考力も問われます。例えば物語の中盤のセリフが抜けていて、前半、後半の内容を読んで中盤のセリフを埋めなさいというものです。
そうした問題への指導も今後行っていきます。」
という説明もありました。
ここで私はかねてから疑問に思っていた質問をします。
「塾さんではよく『難関校〇〇名合格!』と掲示されていますが、合格者数ではなく率で言えばどれくらいなのでしょうか?」
よく塾の店頭に合格者の数が掲示されているのですが、数ではなく何人受けて合格するのが何人かの率を知りたいとかねてから思っていたのです。
それに対して塾長さんは答えました。
「先ほども申し上げました通り10月の模試の結果で生徒の最終的な志望校の指導をしています。その時点の実力で志望校は今のままでいいよ、または落としたほうがいいとよと言う場合もあります。それでも本人の希望で上の学校を受けた生徒さんの合格率は半々くらい、アドバイスを聞いてくれた生徒さんは9割は合格しています。」
これまでの説明で、点数という実績を根拠に年間を通して細やかに指導をされているノウハウを持っていることを感じ取ることができたので、その合格率にも納得することができました。
「ではこの後一年間、息子のことよろしくお願いいたします。」
と頭を下げて塾をあとにしました。
塾にかける費用対効果
ここで息子の中学3年生でかかる塾代を見てみます。
概算ですので実績はここから前後すると思います。

さすが受験生だけあって2年生までにかかっていた金額と比べ20万円ほどUPする見込みです。
受験の勝負になる夏期、冬期の集中授業と経験を積むために回数が増える模試代分が増加です。
正直安い金額ではありません。
ただ子供たちの将来を考えると、学力別に身を置く環境が振り分けられる高校受験は彼らの人生の中で最も重要なイベントであると考えており、場合によっては子供たちの人生がおおまか決まってしまう可能性が高いものだとも思っています。(もちろん人生それだけで決まるものではなということは理解した上での極論です)
それを考えれば人生の中のたった1年間をがむしゃらに勉強をして、志望校に受かってほしいと願っています。ただし私たち家族は今住んでいる県で受験をするのははじめてですから、指標もノウハウもありません。
その足りない分補うべくこれまで毎年多くの生徒を高校へ送りだしてきたノウハウを持っているプロの学習塾さんに適切な学習、進路指導をしてもらえることが塾へ支払うお金の対価なのだと思います。結果息子が将来得られる収入が千万円単位で変わってくるのであれば、70万円弱の金額は投資としては安いものなのでしょう。
15年前に子供が生まれたタイミングで、節約、保険の見直しなどをして余剰資金を作り、投資に回して長期運用を行ってきたことで、それだけの金額を支払うことができるようになりました。15年前にその判断をしてこれまで実行をしてこれて本当によかったと思います。
そして今やっていることの判断がいずれ子供たちの幸せにつながるものであることを願っています。
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