こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。
今回は我が家の資産額を17年間毎月記録し続けてきたお話しをしようと思います。
10数年前にはじめたことを長く継続することで次につながっていく経験を多くするようになりました。今後はじめる何かも数年後、十数年後の種になるのだろうと期待できるようになってきています。
当ブログを読んでいただいている方にはご存じの方も多いかと思われるグラフがあります。
のり家マネー会議で毎回登場するのり家の資産額の推移グラフです。

こちらで最新の資産額を確認しながら、マクロは世界情勢からミクロはのり家の収支まで、どのような現象が家庭の資産に影響するのか、家族で一緒に確認しています。
また当ブログで半期ごとに報告しているのり家金融資産の記事にも登場する大活躍のグラフです。
このグラフ最初につけはじめた日付を確認すると2009年7月5日になっています。
現在55歳の私がまだ38歳の頃でした。
その少し前に転職して、前職で加入していた持株会の株を売却し、ちょっとした資金が入ってきたのが記録をつけようと思ったきっかけです。
私自身の性格を鑑みるとその金額を可視化して管理しないとどんどん使って減っていき、いずれ無くなってしまうだろうと考えてのことでした。
数字の可視化が功を奏したのかそれから1年間この金額をどのようにして増やすかを考え、本を読み、インデックスファンド投資にたどり着き、2010年6月に証券口座を開いてインデックス投資をはじめることになります。
それから約17年間 毎月原則私の給料日に我が家の資産額をつけ続けてきました。
グラフ化する前段階としては次のようなエクセルの表に無リスク資産、リスク資産のその時の評価金額を入力しています。うちの場合は家族の資産=夫婦の資産という考え方なので夫婦どちらともの名義の口座の金額を記載します。(当ブログのポリシーとして具体的な金額は明示しないことをご了承ください)

17年間続けているとお金に対する考え方、使い方も変わり、使う銀行口座、証券口座も変わっていくのがわかります。
17年前はメインバンクは三菱UFJ銀行でしたし、メイン証券はマネックス証券だったのですが、現在はメインバンクは三井住友銀行、メイン証券はSBI証券です。
その他一時期は子どもごとに口座を分けて将来必要になる学費を積み立てていたのですが、今では分けることなく一緒にしてしまいました。
記録を残すことでそうした17年間の自分自身の方針の変化、思考の変化を振り返ることができるとともに、今では家族の金融教育のツールとして活用しています。

17年間記録をつけ続けたことでその間の資産の動きの推移がよくわかります。。
投資をはじめて2年間は目に見える成果がでなかったどころか、むしろ減っている時期が続いていること。
しかしその間インデックスファンドを安く買えたことで2012年以降のアベノミクス、日銀の金融緩和政策、アメリカの株高の恩恵を受けて資産の右肩上がりに転じたこと。
2020年のコロナショック、2025年のトランプ関税ショックで一時的な急落を経てもなお世界経済の発展にともなって資産額が増え続けていること、等々。
この間、家族でハワイ旅行、子どもたちの歯列矯正、高校受験の学習塾代など家族の時間と未来を充実させるためのお金を出すこともできたことなどを家族にはリアルタイムに実感してもらうことができています。
結果奥さんは自身のおこづかい資金で株式投資をはじめましたし、子どもたちも特にアレルギーを持つことなく、投資を身近に感じてくれて、将来の資産形成の手段の一つとして認識してくれるようになりました。
17年前38歳で記録をつけ始めたときに、将来そのような使い方をするとは全く想定していませんでしたし、家族に影響を与えるものになるとは夢にも思っていませんでした。
何気なくはじめたことが長年継続し続けることで説得力を持ち、意味を持つものになることを実感しています
それはこの資産額をグラフにつけ続けたことだけではありません。
2010年にはじめたインデックス投資をこれまで続けてきたことで、家族のお金の不安はある程度は解消されたと思いますし、SNSを通じて本来知り合うことのなかった多くの方々とつながることができたと思います。
2012年に取得した2級ファイナンシャルプランニング技能士の資格を活用し、昨年AFP資格を取得、今年から日本FP協会のイベント、勉強会に積極的に参加することで、このたびFP協会の地域の勉強会で「家庭の金融教育」のテーマで実践してきた内容を講師としてお話することになりました。
こうして10数年前にはじめたことを長く継続することで次につながっていく経験を多くするようになってきていることで、今後はじめる何かも数年後、十数年後に行う何かしらの種になるのだろうと期待できるようになりました。
はじめること、続けること、そしてその成果を実感することで、新たに始めることができる。
いい循環になっていると実感しています。
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