こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。
今回はわけあって中2娘のおこづかいのルールを変更することについてお話しようと思います。
今回浪費に歯止めをかけるため娘のおこづかいのルールを変更しました。
我が家のマネー教育として1歩後退した感じではありますが、すべてが順調にいくわけがありません。
こうした試行錯誤をひとつづつ重ねていくことで未来に向けて歩んでいきたいと考えています。
のり家おこづかいのルール
我が家の今年中学3年生、2年生になる子供たちへのおこづかいのルールについて、これまでもブログ内で書いてきたものをまとめるとこうなります。
・おこづかいはお手伝い制。親から言われたら1回60円。自発的にやったら1回100円。
・親族からのおこづかい、お年玉は全額もらっていい。
・クリスマス、誕生日プレゼントはないが、自分の所持金額を使うのは原則自由。
・毎月のマネー会議でおこづかいの管理報告。今後購入したいものもその場で相談する。
・使わないお金は住信SBIネット銀行第一生命支店の自分名義の口座に預金。
目的は大人になったときのお金の稼ぎ方、貯め方、使い方を子供のうちからトレーニングさせるというもの。
以上のルール 今年の頭くらいまではまあまあ上手く機能していたと思ってましたが、今年綻びが生じました。
娘の無駄遣いが止まらなくなったのです。
今年になってからの娘のお金の使い方
小学生のころから、将来友人たちと共同生活するための資金を友人同士で貯めようとか、マネー会議で報告する以外の裏金を作っているとか、思いたって親に黙って一人で原宿まで遊びに行くとか、やりたいことは即行動に移す娘。
小学生の間はのり家のおこづかいルールに則り、日々お手伝いをしてはお金を貯めていきました。コンビニでのたまのお菓子はご愛嬌。お年玉などでもらったお金も含めて今年の1月には彼女のおこづかい額は7万6千円近くまで達しました。
ただ中学生にあがったくらいから変化が起こります。
朝のお手伝いを渋るようになったのです。
成長期の体調の変化もあり朝は時間ぎりぎりまで寝ているのでお手伝いする余裕がありません。
学校が終わったあとも部活に習い事に友達つきあいにと何かと忙しくなってくる中学生です。
中学1年の1年間はほとんどおこづかいをやってませんでした。
のり家ルールに則りその間おこづかいはあげてはいません。
本人は「2年生になったらお手伝いする」と宣言していて、確かに2年生になって少しはするようになったのですが、それでも月に2-3回。200~300円程度の月収です。
とはいえ昨年は中学進学のお祝い金などもありそれなりに懐が潤い、今年頭の7万6千円まで貯まっていったのです。
ところが今年に入ってから状況が変わってきます。中学2年生になってお金を使うことで欲望を満たすことを覚えてしまったようです。
コンビニおやつの頻度が増えました。
かばんには見たことのないキーホルダーやアクセサリー類がついています。
友人付き合いも映画を見に行って、そのあとファミレスで食事をし、ショッピングセンターでさほど必要と思えないような買い物をするなど、大人に近いお金の使い方をしています。
しかしお手伝いをしませんし、昨年のような入学お祝いバブルもありませんからおこづかいは減っていく一方。
7万6千円あったおこづかいは7月の終わりには3万5千円にまで減少していました。
おこづかいルールを変えよう
子どもたちが使っている住信SBIネット銀行第一生命支店では、子供口座に親がアクセスして金額の確認ができます。
7月終わりに確認したところ、特に夏休みになってからの引き出しが顕著で5日間の間に1万3千円が引き出されています。
何に使ったのか質問したところ、いろいろ使ってはいるのですがすべての説明はできず、浪費が多いようでした。
「3万円は絶対下回らないようにするから。お手伝いもするから。」とは言うものの、夏休みに入ってから10日間一度もお手伝いはしていません。
ふと20代の頃の私の姿を思いだします。
ひと月の給料を丸々好きなことに使いきり、さらに借金までして翌月の給料で返済する自転車操業。
聞いてみれば奥さんも若い頃そうだった時期があったとのこと。
夫婦の血をひいている娘はあの頃の私たちの「まあなんとかなるだろう」という感覚になっているのだろうと想像します。まだ3万5千円もあるからへーきへーき、足りなくなったらお手伝いやればいいんだから、という感覚です。(思っているだけで結局お手伝いはやらないやつです)
以上の状況をどうするのか夫婦で相談しました。
「一度破産させてもいいんじゃない」という意見も出たものの、そこからのリカバリーは難しいでしょうし、娘を追い詰めてしまう感じにもなるので、娘に限ってのり家で定めていたおこづかいルールを以下にように改めることにしました。
・お手伝いしなくていいから毎月3,000円のおこづかいを渡す。
・娘はその3,000円で毎月やりくりする。このお金の使い方については親は一切意見をしない。
毎月使い切るのも自由だし、貯めて大きな買い物をするのも自由。
・その代わり、今銀行口座にある35,000円とこれから親類からもらうお年玉の類は娘の手が届かない別の口座で親が管理する。
・娘が自分でお金の管理ができるようになったと親が判断したら貯めたお金は娘に渡す。
というどちらかというと一般的な内容です。
月のおこづかい3,000円はネットで調べたイマドキ中学生の平均的なおこづかい額になります。
息子にはこれまでのルールを継続。「お手伝いしなくてももらえるのはズルい。」と反発されるかと思いながら息子に事情を話ししたところ「ま、いいんじゃない。」とあっさり認めてもらいました。
毎月のやりくりを覚えてもらう
以上家族内の根回しを終えたあとに娘と話をしました。
年初にあった7万6千円が3万5千円まで減っていること、夏休みに入って5日間の間に1万3千円を使っていることなどの事実を確認していきます。
娘「7月までで4万円使っている。あと半年でなくなる…」
私「このままだと娘のおこづかいがなくなってしまう。だから君のおこづかいのルールを変えようと思うんだ。」
と先述した新しいルールを話しします。
娘「わかった。3,000円で毎月のお金の管理をちゃんとしなさい。ということだね。」
たいした反発もなく素直に親の意図をくみ取り、新しいルールに同意してくれました。
状況を把握することはできる子なので、減っていくおこづかい額と無駄遣いを止められない自分との狭間で内心「やばいかも」と思っていたのかもしれません。
ともかく家族全員の同意が取れたのでこの新ルールは8月から適用を開始しています。
娘の35,000円については空いている私の口座に移していて、娘が親戚からお年玉やおこづかいをもらったりする場合はこちらの口座に入れていきます。今後マネー会議の際に娘に報告する予定です。
今回のことは私たち夫婦のように、大人になり社員としての給与をもらうようになると罹患する人も多い「使えるお金をあるだけ使ってしまう」という病いに娘が患ったのだと思います。
なのでおこづかいを渡す条件を緩和する代わり彼女の無駄遣いに歯止めをかけるため、これまで貯めたおこづかいを親の管理とし、娘にはまず定額こづかいを一か月の中でやりくりすることを覚えてもらうことにしました。
月末近く手持ちが少なくなったら「このジュースは我慢しよう」とか、「今使うとあとで苦しくなるからつきあいでお友達と一緒のものを買うのはやめよう」などの判断の感覚を身に着けてもらいたいと考えています。
私たち親側にも「毎月のマネー会議をやって、お金の大事さを伝えているので、うちの子たちはおこづかい管理を任せても大丈夫」という慢心、油断があったように思います。子供たちにまかせきりにしないでもう少しチェックしておくべきでしたし、春先でもこうした方向転換してもいい機会があったのですが、ちょっと判断が遅くなったと反省しています。
我が家のマネー教育として1歩後退した感じではありますが、すべてが順調にいくわけがありません。
こうした試行錯誤をひとつづつ重ねていくことで未来に向けて歩んでいきたいと考えています。
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