こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。
今回は先日私が受講したFP相談のロールプレイング研修についてお話したいと思います。
ロールプレイングを通してFPとして相談業を行うことが人の人生の選択に立ち合い、影響を与えることになる大事な役割であると実感することができました。
2024年AFP資格取得
2012年に国家資格である2級FPに合格した私は時間が経ちましたが昨年2024年に日本FP協会が認定するAFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)の資格を取得しました。(「AFP資格を取得したことについて」)
知識レベルとしては2級FPに該当するAFPですが、2級FPとの違いは日本FP協会への会費の支払い義務が発生すること。そして知識、スキルのアップデートのため資格所得後も継続教育を受講し2年ごとの資格更新時に所定の単位(3科目15単位)の取得が必要だということです。
そのため日本FP協会のHPには「実務能力向上」として多彩なFP向けの研修が案内されています。
中にはFPとして独立、起業を目指す方用の半年にわたるカリキュラムが組まれているコースもあったりします。
AFPを取得したものの昨年は日本FP協会の講習、活動にはほとんど参加ができていなかったのですが、今年は協会員として学べるものは学び、参加できるものは参加していこうというのが年初に立てた行動目標でした。
そして今回FP相談のロールプレイングの研修が行われるというのを見つけ参加することにしたのです。
FP相談ロールプレイング研修
そもそも「お金の相談ができるFP業に携わりたい」と言っておきながらこれまでの人生で他人のお金の相談を受けたことはありません。
証券口座の開き方や商品の買い方をレクチャーしたり、業者に勧められた金融商品を購入していいかなどのアドバイスをしたことはありますが、さすがに自分の家計や資産状況を「ちょっとお金に詳しい」程度の素人へさらけ出されることは普通ありません。
そのためこの講習を通してお金の相談を受けることの疑似体験をしたいと考えたのでした。
またこの講義を受けると先述の継続教育単位のうち5単位を取得することができます。
ただ講習代も今回だけで1万円以上かかるのでただ単位のためだけでなく自分の今後に活かせるようにしていかなければなりません。
指定の日時に講習会場となる日本FP協会内の会議室へ入ります。
受講者は全員で16名ほど。
講習冒頭の自己紹介では不動産や保険代理業など様々な業種の方が参加されています。
年齢は私と近しい50代前後の方が多いと見受けられました。
実務、講習経験が豊富なCFPの方が今回の講師を務められます。
今回はFP実務の中でも入口の部分。お客様の相談内容をヒアリングするとともに次につながるようお客様との信頼関係を構築するまでをロールプレイングをメインとした内容で学んでいきます。
まずは講師の方から1時間ほど講義いただいたあと、ロールプレイングに入ります。
相談内容は「賃貸から持ち家の購入を考えている夫婦」と「来年定年退職を迎え退職金で運用を考えている男性」というシチュエーション。受講者が2名1組でペアを組み、お互いがFP役、相談者役に入れ替わりながら相談者への自己紹介、個人情報の取り扱い、相談内容の解決に必要な情報のヒアリング、そして次回のアポ取りまでの流れの15分間のロールプレイングを進めます。
その中で私は生まれてはじめて「ファイナンシャルプランナーののり(実際は本名)です。」と名乗ることができ少しテンションが上がりましたw
2名のロールプレイングが終わるとお互いにフィードバック。そしてウォッチングしていた講師の方から講評をもらいます。
のりFPの改善点として指摘されたのは
・アドバイスが多い。信頼を得る段階ではヒアリングに重点を置いた方がいい。
・預金額など定量的なヒアリングはできているが相談者の意思や不安を聞き出す定性的なヒアリングが足りない。
ということ。
おそらく生まれてはじめてのFP役にうれしくてしゃべりすぎてしまったようです。
日ごろから自分ではそれほどでもないつもりでいるのですが、実際はよくしゃべっているようなので気を付けます。
その後今回のケースについて今後どのように進めていくか全体ディスカッションでまとめをして終了です。
スキルアップ、人脈も広げていきたい
今回参加した率直な感想は「面白かった」ということです。
15分×2回のロールプレイングは正直疲れたのですが、それ以上楽しく相談業務を受けることができました。もちろん仕事となると様々な相談者がいらっしゃるのでロープレ通りにいくことは少ないのでしょうが、そういう様々な人たちの考え方やヒストリーに触れることも含めて、人の人生の選択に立ち合い、影響を与えることになる大事な役割であると実感することができました。
そういう意味では他では経験しがたいFP向けの研修には今後も参加していって知見を広げていきたいですし、地域ごとに開催される勉強会であるスタディグループなどにも積極的に参加していき、可能であれば人脈作りにもチャレンジできればと考えています。
以上私がFP相談のロールプレイング研修に参加したお話をさせていただきました。
私も今年で55歳を迎えます。
社会人生活の一端の区切りとなる60歳まであと5年。
これまでの人生の経ち方を考えると5年という時間はあっという間に過ぎると思います。
企業に属することなく誰かの役に立つやりがいと実りのある60代を迎える準備を今後もしていきたいと考えています。
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