第37回 のり家マネー会議を開催したことについて(長男中2 長女中1 8月)




のり家マネー会議
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先日2024年8月10日(日)に月1で家計の情報を家族にシェアするのり家マネー会議を開催しました。

2021年8月の1回目から数えて3年1か月。
37回目ののり家マネー会議です。

今回は直前に起こった東証大暴落をメインテーマにし、その説明をした上で今の我が家の家計への影響が深刻なものではないという確認ができ、家族全員で現在の運用方針を継続することの合意を取ることができました。

当日のアジェンダはこちら。

いつもとアジェンダの順番が違います。
今回意図的に子供たちの

・投資グラフの作成
・為替確認

を先に持ってきました。

私「どうしてだと思う?」
息子、娘「暴落したからでしょ?」
私「あれ、知ってるっけ?」
息子「父ちゃん『暴落、暴落』って言ってたじゃん」

なるほど私は7月-8月にかけて家庭内でも『暴落』と口にしていたようですw

息子「もしかしたら面白いくらいに下がったのかなw?」
私「今回それをメインテーマに伝えていくよ

と会を進行していきます。

子供たちの投資グラフ/為替グラフ

さて子供たちの投資グラフ作成です。

2024年7月末現在の実績はスタートした2020年6月比で

アメリカ262% (6月末279%)
全世界 232% (6月末245%)
日本  193% (6月末194%)
新興国 167%(6月末177%)

7月末の段階ではアメリカ、全世界、新興国が軒並み下がっている中、日本だけ持ちこたえてました。

娘「あー久しぶりに下がっちゃったねえ」
息子「前月に比べて日本は変わらず。アメリカで暴落が起きたのかな・・・・」
私「それがこれが7月末時点の数字だからね。8月に入ってからのことはこのあと話すよ。次は為替に行こうか。さてドル円はどうなっているでしょうか・・・・?」
息子「めちゃ円高になっているかも。株のグラフだとアメリカが下がって、日本は持ちこたえていたから・・・・」

と息子なりの根拠をもとに自分の推測を話ます。

私「正解は…」

娘「うわぁ!めちゃ円高になった!」
私「これでも円安に戻ったほうなんだ。一時期ドル円=141円まで円高になった」
娘「そんな急に円高になられても・・・・今ハワイへ旅行へ行きたかった…」(ハワイ旅行の頃はドル円=151円程度)
私「さて以上の状況を踏まえて7月-8月経済はどうなったか、なぜそうなったのか?それによって我が家の資産への影響はどのようなものかを見ていこうか」

暴落の理由、我が家の資産への影響

私「今回は7月を振返る会だから、本来は7月末の数字で報告、話し合いをしなきゃいけないんだけど8月に入ってからの経済の動きがものすごく大きいので、8月入ってからの話もしていくね。」

と言いながら次の資料を提示します。

ここでは伏字にしていますが、会議の場では7月末時点の資産額と6月に比べていくら下がったのかの実数も明示しています。

私「7月中は半導体系のアメリカ株が値下がりしたのでその影響があったのだけど、8月に入って今度は日本株価が下がっていき、5日には過去最大の下げ幅を記録したんだ。日本の株価が大暴落したんだね。その結果8月10日現在我が家の資産はどれだけ減ったと思う?」
奥さん、息子、娘「う~ん」

と言いながらここでは明示しませんが、3名それぞれの予想金額を口にします。

私「みな、当たらずとも遠からず、いい線言っている数字だね。正解はこちら」
と8月10日現在の資産額グラフを提示しました。

私「6月末に比べて8%程度 金額で言えば〇百万円のマイナスだね」
息子「予想、大体あっていた」
奥さん「グラフでそう落ちているように見えないけど、金額で聞くと大きいねえ…」
私「これでも暴落のあと少し株価持ちなおしたんだ。まだ経済は落ち着いてなくて、今後もしばらくは値動きが上下に大きく動きそうだね」

と次の資料を提示して、「これだけが要因じゃないけど」と断りをいれて今回の値動きの原因と思われるものについて説明していきます。

私「日米の景気動向をコントロールするための金利操作が円高に直結して、これまで割安だった日本株が一斉に売却されたんだね。他にも円キャリー取引の損失補填で株が売られたとか色々言われている。おそらく原因は一つだけではなく複合的に絡んでいるのだと思う。まだここでは詳細まで知らなくてもいいけど、政府や日銀の経済政策方針が転換すると、為替や株価が反応し、我々の生活にもダイレクトに影響することがあることだけは覚えていてほしい」

ここで娘が口を開きます
ちょっとみんな、落ち着いて考えよう。2年前は『資産〇千万円達成!』って喜んでいたわけですよ。今回の暴落で減ってもその頃よりもまだお金はあるんだから、暴落でも耐えられるお金持ちになったということだよね
息子「落ち着いたらまた持ち直すだろうしね」
私「そうだね。現段階の我が家の資産へはまだグラフの赤丸がついたくらいの影響でしかないからね。一応聞くけど、今回のことで『投資怖い、もうやめようよ』ってことになってないよね?」

みな一斉に首を横に振ります。

私「了解。では我が家の資産形成はこれまで通り運用中心で続けていくよ

7月度家計報告

次はのり家7月単月の家計報告です。

毎回通り我が家の資産額、収入にかかわるところは黒塗りにしています。

私「娘、先月のことを思い出してほしいんだけど、『6月の資産は過去最高額だけど、増えているのは運用資産で現金資産は減っている』って言った時、君なんて言ったか覚えている?」
娘「えーっ?なんだっけ、株価が下がってもいいように現金増やそうって言ったんだっけ?」
私「正解!それを聞いて確かにちょっと危ないかもなぁと思って、実は暴落が来る前に投資信託を一部売却して現金を増やしておいたんだよ」
奥さん「父ちゃん先読みの天才ー!」

6月末は現金:運用=18:82 だったのが
7月末は現金:運用=24:76 まで現金比率が上がっています

私「8月の家族旅行代、息子の歯科矯正代はこれで確保できたし、あと一部は無リスク資産として国債を買った。今月話題は盛りだくさんだから国債については来月説明するよ」

次は支出を見ていきます。

私「大体は平月通りの支出だけど7月の大きな出費としては息子部屋の冷房と君たちの夏期講習代が大きいな。夏期講習代は君たちの未来への投資だからしっかり勉強して志望校へ受かってくれ」
息子「冷房はギリ間に合った。なかったら猛暑で死んでたよ・・・・」

子供たちのおこづかい報告

次は子どもたちのおこづかい報告です。

息子の7月のおこづかい2,900円 娘は今月も手伝いができなくて60円。
ただ娘は親戚から遅い中学進学祝いをもらえているので残高は増えています。

そんな娘、中学生になって友達と遊びに行くことが増え、その時着ていく服がほしいそうで…
私「服ないの…?それは必要な出費なの?」
娘「服はあるけど、気分というか…新しいのが欲しいというか…」とそこらへんは10代の女性らしくおしゃれな服装でおでかけしたいみたいです。
奥さん「今あなたは自分で使えるお金を結構持っているから無計画に欲しいだけでしょ。そうすると親も認められないよ。シーズンごとに服はいくらまでにするとか、上限を決めなさい
娘「わかった。じゃあ、1シーズン服は3,000円までにする」

息子「20,000円以内であれば液タブ(液晶ペンタブレット)を買いたい。」
私「OK、ではゲーム用のダイスはどうするの?」
息子「それは液タブを買って不要になった板タブ(板タブレット)を売るのでそれを元手にするつもり」
私「わかった。今ある板タブはいくらで売るんだ?」
息子(メルカリで同じ商品の出品価格を確認しながら)「2,500円くらいかな」

息子は会議が終わってさっそく板タブレットの箱、本体、備品の写真を撮り、動作確認を行った上でメルカリに出品していました。

次回開催は9月7日(土)

最後に「母ちゃんより」です。

奥さんより
「母ちゃん38万円かけて通ったライザップで結果にコミットできました!あとはこの体形を維持できるかだな。やっぱりパーソナルトレーナーの指導が細かく入るから最初はちょっと高いかもとは思ったけどお金をかけてよかったよ。また先月も言ったけど、君たちが高校受験になる前の今年はめいっぱい遊びたい。さっき父ちゃんも夏休みの旅行代の現金は確保できていると言っていたし、家族で思い出を残せる夏にしよう」

という言葉で締めました。

以上第37回のり家マネー会議のレポートでした。

今回は直前に起こった東証大暴落の説明から今の我が家の家計への影響が深刻なものではないという確認ができ、家族全員で現在の運用方針を継続することの合意を取ることができました。
それはひいては14年間コツコツ続けてきたインデックス投資へ家族の信頼があるということだと思います。今回の大きな値動きは家族へ説明、確認をするいいケーススタディになりました。

月にたった1時間。他の家庭ではおそらくやらない楽しくとも情報の密度の濃い時間を毎月積み上げていくことで、家族のそれぞれの人生を充実するものにできると確信しています。

次回開催は2024年9月7日(土)の夕方からを予定しています。

「のり家マネー会議」の取り組みをNHKで取り上げてくださり、ニュース番組のコーナーで紹介していただきました。

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