こんにちは。のり(@nori19701128)です。
今回は前回お話しした子ども向け税金についてのプレゼン資料
「『税金ってなに?』について前編」
に続く後編として、子どもたちへ税金ついての説明を実施した際の様子をレポートします。
今回はレポート中心の内容になり、スライドはポイントのみの掲載になります。
スライドを全ページご覧になりたい方は、お手数ですが前編をご覧ください。
2022年1月22日(土)にのり家お金の教育第4弾「税金ってなに?」のプレゼンを子どもたちに行いました。
このようなお金教育プレゼンは4回目。
子どもたちも慣れたもので「今日は何のテーマの話をするんだろう?」という具合に席に着きます。
「今回のお金の話のテーマは『税金』です」
と言ったあとに、「学校の授業で『税金』って教わったことある?」と聞いてみます。
おそらく社会保険や投資に比べたら学校で教わる可能性が高いだろうと思ったからです。
それに対しては
小4娘「習ってない」
小5息子「貿易について習った時に『関税』って言葉が出てきた」
という答え。
あとで調べてみると社会科の授業で税金について教わるのは小学6年生のようですね。
身近な税金について教わる前に貿易にかかる「関税」を先に教わるのはびっくりでした。
ただ今回私が伝えようとしていることはまだ学校では教わってはいないようです。
今回は「人生の組み立て方」の「社会のルールを知る」のカテゴリーに入ることを説明してから第1章の「税金とは?」のパートに入ります。
学校を作るお金、市役所や先生やおまわりさんのお給料、ゴミを持って行って処分してくれるお金。こうしたお金は誰が出しているんだろう?と問いかけました。
娘は「えーっと、銀行?」
と答えます。
私「銀行だって、ただではお金を出してはくれないよ」
娘「うーんわからない」
息子「銀行からではなくて、それが税金からなんでしょ?」
私「その通り。その税金って誰が払っていると思う?君たちだって税金払っているんだよ?」
娘「そうなの?」
そこで税金は誰が出しているか、税金の役割について話をしました。
次に税金の種類や使い道について説明します。
税金は全部で50種類ほどある、という話をして、
私「国民が直接国や自治体に払う税金が『直接税』だけど、例えばどんな税金があるか知ってる?」
息子「えーと、所得税とか住民税とか?」
私「そうだね。父ちゃんや母ちゃんが毎月のお給料から払っている税金の代表的なものがその2つ。家ではもらっているお給料の10%くらいの金額になるかな。
前にも話たけど累進課税と言ってもらう給料が高くなるほど払う税率も高くなるんだよ。
スポーツ選手や大企業の社長さんとかはお給料の半分くらいの税金を払ってる」
娘「そんなに取られるの?」と驚きです。
息子は「相続税とか、贈与税とかはじめて知った」と言うのでそれぞれについて説明しました。
次は「間接税」です。
私「さっき言った君たちも払っている税金がこれだね。代表的なものでなにがあるでしょうか?」
娘「え、なんだろう?」
私「ほら、買い物するときについている値段よりも高いお金を出さなきゃいけないだろ?」
娘「消費税かあ」
私「ほかにはお酒やたばこを買う時にも税金分多く支払ってるんだ」
娘「父ちゃんたくさんお酒飲んでるじゃん(笑)」
と突っ込みが入ります(笑)
次は税金の使われ方のパートです。
ここのクイズ形式「いくらかかっているでしょう?」は結構盛り上がりました。
息子「信号機1個1億円?」
娘「小学校作るの・・・30億円!」
という具合です。
ただそれはあくまで一部の金額であり、税金が必要な場面はまだまだ数多くあり、莫大な金額が必要なことを話しをします。
私「年間の国の税収入は50兆円~60兆円くらいかな」
と説明するとここで奥さんがブッコんできました。
奥さん「年間の国の予算はいくらなの?」
私「え?100兆円くらいかな?」
奥さん「じゃあ残りの40兆円はどうしているの?」
私「国債を発行してお金を借りている」
奥さん「それ借金ってことだよね?そのお金は誰が返すの?」
私「自国通貨発行権がある国ではお金の発行が自由にできるから財政破綻しないんだよ」
奥さん「ならそもそも税金自体が必要ないじゃん」
私「貨幣に価値を持たせるために、税金は必要なんだよ。あとインフレの抑制のためにもね」
と子どものためのお金のプレゼンが思わぬ報告へ広がりました。
ただこうして話題が広がっていくのも学校ではできない、家庭で行うお金のプレゼンらしい展開だと思います。
即答できないこともその場でネット検索できますしね。
この際は第一次大戦後のドイツや近年ジンバブエで起きたハイパーインフレについて札束をブロックのように積み上げている画像を見せながら説明しました。
一通り税金について説明が終わった次は学校の授業では教えないような税金がお得になる活用の仕方を話します。
ふるさと納税についてはこれまでのり家では「納税は住んでいる自治体にすべし」というポリシーのもとこれまで活用はしてきませんでしたから、家族にもそれほど馴染みのある制度ではありません。
しかし人口2.4万人の茨城県境町ではふるさと納税に力を入れることで、関東で4年連続ふるさと納税額1位を獲得し、その収益で地元住民の足として自動運転バスを運用していることを話すると、息子からは「すげぇ」という声が上がりました。
ここで私が今年の方針を打ち出します。
先述したポリシーはあるものの「実際にやってみて経験してみよう」という観点から
「今年はふるさと納税をやってみよう」
と発表したのです。
それを聞いた家族は大喜び。
奥さんは「ならどこに納税するか、まずは子どもたちに選んでもらおう」
子どもたちは「肉~!スィーツ~!」
と盛り上がります。
最後にまとめとして「税金」の存在意義と重要性について振り返りました。
税金がなければ学校は金持ちしか行けないところになるし、犯罪者は増えるし、街中ゴミだらけになる、ということです。
今回のプレゼンで彼らの税金への知識と理解を深められたと思います。
今後はふるさと納税の実務を行うことで子どもたちとその自治体がどのように納税収入を活用しているのかなどの深堀りをしていければと考えています。
その後はさらに発展して彼らが将来バイトなどでお金を稼ぐようになったら、源泉徴収票の見方であったりだとか、税額の算出方法なども伝えていきたいですね。
次回子どものお金の教育プレゼンは今年の6月を予定しています。
次のテーマは「金利」にしようと考えています。
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