こんにちは。のり(@noriyusaku1128)です。
昨日2024年1月20日(土)東京渋谷の東京カルチャーカルチャーで行われた「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」に参加しましたのでそのレポートをさせていただきます。
登壇された方、実行委員の方々に深く感謝します。ありがとうございました。
KOY2023 からの0次会
毎年1月下旬に行われる「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」
「証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで『自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!』」(「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」HPより)という主旨で実行委員の方々がボランティアで手作りで行っているイベントです。
歴史は古く記念すべき第1回が行われたのは2007年で今年で17回目を数え、三菱UFJアセットマネジメントのeMAXIS Slimシリーズの公式HPのTOP部分にもファンドオブザイヤーに入賞したことを告知するほどになっており、「自分たちにとって本当によいと思える投資信託」が選ばれるということでは大きく評価されていると言っていいのだと思います。
直近3回はコロナ禍のためにオンライン開催でしたがコロナ明けの今年は4年ぶりに会場に人を入れてのリアル+オンラインでのハイブリッド開催。
私は前回の会場開催だった2020年に続いてリアルでの参加をしてきました。
ただせっかく渋谷に集まるからと本番開催前にオフ会をやって気分を盛り上げよう!と勝手に「0次会」を銘打ってお昼からオフ会です。
まずはお昼12時に蒙古タンメン中本渋谷店前に集合。
辛味投資家の祭典である「KOY2023」を開催いたしますw。(「辛味投資家」についてはいつかこのブログで記事にします)
その後居酒屋へ移動して0次会スタート
参加したのは
くは72さん@kuha_72(FOY実行委員のうちのおひとり)
WATANKOさん@WATANKO1
シオイさん@shioi401shioi
なまずんさん@gameoftheweak
と私の5名。
新NISAどうするとか、過日お亡くなりになられた山崎元さん大江英樹さんの話題などをお話しました。
当日大江さんの日本経済新聞社での遺稿がXのタイムラインに流れていて
「生きている間に家族や友人との思いでのためにお金を使う」ということに皆深く共感していました。そのためにも資産運用は必要だと。
あっという間に時間がすぎ、会場である東京カルチャーカルチャーへ向かいます。
第一部 自分たちにとってより良い投資環境とは?
17時からイベントスタートです。
運営委員長イーノジュンイチさんの開会のあいさつのあと、ランキング発表に先立ち「自分たちにとってより良い投資環境とは? 」というテーマでパネルディスカッションが行われました。
FPかえるさん進行のもとパネラーとして竹川美奈子さん(ファイナンシャルジャーナリスト)セロンさん(投信ブロガー)がお話されます。
お話されたことは
・運用会社には同じ指数に連動する投資信託の費用の差を是正してほしい
・インデックスファンドにアクティブファンド、勝ち負けではなく、アクティブファンドは指数とは違う個性があり、ファンドマネージャーの想いや理念をアピールしてほしい
・NISAのつみたて投資枠の指定インデックス指数を縛る必要があるのか?指定インデックスであることの検証は行われていないのでは?
・iDeCoはいい制度なんだけどNISAより注目度が低い(本が売れないw)今年法改正で拠出金額上限引き上げがあり注目したい。
・個人投資家の発信者が減っているかも?投資信託を持ち続けるという「いい投資行動」ができる環境は整っている。発信者にはよりポジティブな発信を。北風より太陽作戦で投資環境をよりよくしていってほしい。
などです。
確かに新NISAで盛り上がっている昨今、iDeCoの上限額引き上げは忘れられがちです。
しかしiDeCoは運用資産の切り替えが簡単にできるスイッチングができるいい制度。
活用方法を勉強してみたいと思います。
第二部 発表! #TwitterFundOfTheYear2023
第二部は#TwitterFundOfTheYear2023
ブロガーだけでなくより幅広い個人投資家に参加していただこうという主旨で昨年から実施されています。
発表されたのはえんどうやすゆきさん、くは72さん(投信ブロガー)
投信ブロガーだけでなくより多くの人がいいと思うファンドが選ばれる非常にいい取り組みだと思います。
私のメモに残っている順位は
1位・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(三菱UFJアセットマネジメント)
2位・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500))(三菱UFJアセットマネジメント)
3位・<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイ・アセットマネジメント)
となっています。
これ以降の順位については公式HPからリリースがありましたらこちらに掲載更新いたします。
第三部 みんなの『声』を聞いてみよう! 個人投資家が注目ファンドに寄せる「熱いコメント」一挙紹介!!!
投信ブロガーが投票する際に記載するファンドへの熱いメッセージがピックアップされて発表されます。
発表されたのはカン・チュンドさん(インデックス投資アドバイザー)、島田知保さん(月刊「投資信託事情」編集長)のお二方
投票者の熱いメッセージのほかに
eMaxisオルカンの対抗ファンドとして昨年設定された全世界に投資する低コストファンドの「TracersMSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」や「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」はファンドの持続性が維持できるか、とか
また日本除く先進国に投資するアクティブファンドである「SOMPO123 先進国株式」が高評価、などという話題があがりました。
また私が2022年からポートフォリオに一部に加えている「iTrustインド株式」についての私のメッセージも読み上げていただきました(内容は特段熱いものではありませんがw)。
ありがとうございました。
第四部 投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2023 発表と表彰式
さてメインイベントである「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2023」の発表です。
お送りするのは叶内文子さん(MC: マーケット・キャスター)、九条さん(投信ブロガー)のお二人
順位は以下の通りでした。
結果はeMAXISSlim全世界いわゆるオルカンが圧倒的な差で第一位で5連覇を飾りました。
それとともに上位4位まではほぼ固定に近い定位置となっています。
目立った変化は昨年19位だったeMAXISSlim全世界(除く日本)が5位に躍進です。「オルカンと間違えられた?」などという笑い話もありましたがw、日本株式はこだわりをもったアクティブファンドで購入し、それ以外の全世界はこちらで運用、などという使いかたをされてる人も増えているのかもしれません。
上位の銘柄が固定されているということはランキングとしては面白くはないとは思いますが、逆に言えば我々投資家にとっては各カテゴリで完成形に近いものに投資できる投資環境になってきているということなのだと思います。
それこそがファンドオブザイヤーが目指してきた姿であり、「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」という開催理念が実現していっているのだと思うのです。
受賞スピーチで三菱UFJアセットマネジメントの代田常務も言われていた「金融庁が目指す当たり前のように日本国民が資産運用をしている世界」観の中で、これからNISAで運用をはじめる人達が運用するファンドで何を選んでいいかがすごくわかりやすくなってきていると思います。
毎年大きく銘柄が入れ替わるランキングだと初心者の方は「去年買ったこれはもうだめなのか」と不安になりそうですが、不動で変わらないからこそ安心して良質なファンドの長期保有、長期投資を行えて行けるのだと思います。
そのような環境が整えられた原因としてこのファンドオブザイヤーの存在が大きな役割を果たしているのでしょう。
実行委員の皆様ありがとうございました
その後その場で開催される懇親会に参加しました。
出席されていた運用会社の方々から運用についてお話をうかがったり、またその場にいた方々と次のオフ会の約束をしたりと、リアル参加だからこそできる話をたくさんすることができました。
これがあるからこそ楽しみなリアル参加。来年以降も継続されていくことを希望します。
私自身の知的好奇心が満たされ、また人との縁も広がったいいイベントでした。
登壇された方、実行委員の方々に深く感謝します。
ありがとうございました。
また来年も参加させていただきたいと思います。
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