こんにちは。
のり(@noriyusaku1128)です。
2025年6月30日(月)に月1で家計の情報を家族にシェアするのり家マネー会議を開催しました。
家族のスケジュール調整の結果月末開催になりました。
2021年8月の1回目から数えて3年12か月。
48回目ののり家マネー会議。
開始から丸4年が経過しました。
参加していた息子からも「ついに4周年」の声が上がります。
子供たちの独立まで継続しようとしてはじめたものですが、途中経過とは言え4年間毎月欠かさず継続できていることについて感慨深いものがあります。
今月は将来の子供たちの独立に向けてやっていくこと、というテーマの話をしました。
マネー会議をしているからこそ将来に向けた子供たちの課題が見えてきますし、それを課題と指摘できる場としての機能がマネー会議にはあると思います。
当日のアジェンダはこちら。

6月度家計報告
まずはのり家の資産推移から報告です。
私「今月の我が家の資産額はどうだったでしょうか?」
息子「大きな変化のニュースもなさそうだからあんま変わってないんじゃない?」
娘「ちょっと上がった?」
と決め手に欠けているようです。
今月の我が家の資産はこんな感じでした。

娘「2か月連続で回復している!」
私「先月に続きアメリカの関税交渉が進捗しているのと、イスラエルとイランの戦闘も限定的なものになりそうだという観測が広がっているからね。」
奥さん「けど関税を払うのは結局アメリカ人なんでしょ?」
私「その分輸入品の値段が上がるから、アメリカの人たちがより安い自国製品を選ぶ選択肢が出てくる。売れなくなったらメーカーもアメリカ国内で生産拠点を作ろうとするだろうしね。一応アメリカは自国に利するものとして考えているんだと思う。」
奥さん「なるほど。」
次は6月のり家の家計を提示します。
先月ここで「画面の文字が見えづらい」と訴えた息子には先日眼鏡を購入しました。
「見えづらい」と訴えているということはちゃんと内容を読もうとしている表れと理解しています。

毎回通り我が家の資産額、収入にかかわるところは黒塗りにしています。
私「収入が増えたのはなぜ?」
息子「ボーナスでしょ?6月と12月の年2回。」
娘「年一回になるって言ってなかったっけ?」
最近少しづつ話題になっている冬のボーナスを廃止しその分給与を手厚くする「賞与の給与化」。
今年ソニーグループが導入するということでニュースになってましたが、私が勤めている会社では昨年からすでに導入されています。
半年、または1年前にした話題を覚えているとは恐るべし中学生の記憶力。
10代の間になるだけ多くの勉強をして知識、教養を身に着けることが一生ものになることを実感します。
また6月から土日もシフトに入っている奥さんのお給料も10%ほどアップです。
ポイ活は17,819ポイント。6月は大きなポイント獲得の予定がなかったので多くはないと思っていたのですが、たまたまエントリーしたキャンペーンに当選し予想外にVポイントが8,000ポイント獲得できました。ポイ活の一環で「VISAタッチ決済キャンペーン」などにエントリーしておいて、普通に生活をしてたまたま条件達成できていたらラッキー、ということをしていますが今回はまさにそんなラッキーでした。
「何のキャンペーンだっけ?」と過去キャンペーンを検索しなければ思い出せなかったほどです(笑)
税金はボーナスがあった分上がります。そいう言えば昨年はこれくらいのタイミングで定額減税とかがありましたね。
今月の支出は67.4万円。
娘「昔は35万円とかだったのに…」
ほんとによく覚えています。
私「君と息子の歯列矯正代が20万円はかかったからね。来月は歯列矯正代は安くはなるけど、その代わり受験生の息子の夏期講習代が10万円かかる・・・・」
息子「夏期講習 難関校受験コースは朝8時から夕方18時までだしね。」
私「お金かかるからやっぱり難関校受験はあきらめないか…?」
息子「それはやだっ!」
将来彼が高収入を得られるための投資として考えます。
子供たちのおこづかい報告

次は子どもたちのおこづかい報告です。
息子のお手伝いは今回は月半分くらいで1,500円。
家庭内無職(笑)の娘は6月は200円稼ぎました。
しかし支出は・・・・
娘「友達とサイゼ行ったり、映画見たり、買い物したりで5,000円・・・・」
私「全然2,000円で収まってないじゃないか。君のおこづかいはあと10か月でなくなるよ。Switch2も買うんだろ?どうすればいい?」
娘「FXやオンラインカジノの増やす…」
私「増やせるわけないだろ。オンラインカジノなんてのは違法なんだし(笑)。」
ここ何か月繰り返されてきた会話です。
計画的に先を見据えて今の行動を決められる息子に対し、目先の楽しさを優先してしまう娘。
小学生まではそうでもなかったのですが中学に上がり、友達との付き合いが増えて使う金額も上がってきます。聞いた話では友達はその都度親からおこづかいをもらえているようですが、うちはお手伝いをしないと増えません。
そうした中で自分の懐事情とどう折り合いをつけていくか、ここは粘り強く毎月同じ会話をしてでも娘に身に着けてほしい感覚だと思っています。
ここで私が今回子供たちに伝えたい内容のスライドを見せました。

私「前から言っていることだけど、我が家の方針を改めて伝えます。今君たちは将来大人になった時にやらねければいけないことをうちでトレーニングをしていると思っていてください。君たちには大学卒業とともにうちから出て行ってもらいます。それでいい?」
娘「はやく一人暮らししたいっ!」
息子「俺はなるだけ長く家にいてお金を貯めたいなあ。」
と答えますが二人の発言とはうらはらで今からでも一人暮らしができそうなのは息子のほう。
娘が一人暮らしをはじめるには自分を律する力が必要です。
私「いずれにしろ家から出ていってもらうのだけど、その時には時間やお金の管理も自分でできるようになってなきゃいけない。そのための練習として今自分たちでおこづかいでやりくりしてもらってるんだ。」
息子「妹はこのままだと貧乏生活になりそう。」
私「今のうちなら失敗しても火傷しなくてもすむ。破産してもやりなおせるしね。
その流れで部活の練習試合の交通費なんかもなんとなく1000円渡してたのをやめて、実費にします。自分で払った分を親に請求してくれたら支払いをするという仕組みにします。」
子供たち「わかったよ。」
私「君たちの独立に向けて今後君たちにやってもらいたいことがこちらです。」
と次のスライドを見せます。

息子「アルバイトは高校からはだめなの?」
私「やってもいいけど大学受験終わるまでは勉学優先だな。」
娘「部活やらなくてアルバイトでもいい?」
私「アルバイトがただの金稼ぎだけではなく、例えば将来やりたいことにつながるものならOKかもしれないね。内容ごとに都度相談かな。
そのほか『使う』『貯める』『増やす』という行為も年齢が上がるにつれて大人と同じことをやってもらう。また必要であったら『借りる』も可だ。借りていい場合はどういう場合だろう?」
息子「FXやギャンブルで使う(笑)」
とわかっていて冗談を言います。
娘「外国で勉強するとか?」
私「そう。さっきの部活とアルバイトとの天秤と同じだけどその経験が将来のためになり他で得られないならお金を借りてでも留学する場合があってもいいと思う。遊び半分で行くのではなくてね。息子が将来の職業のために借金してゲーミングPCを購入するというのと同じで、これもある意味投資。学業のための借金は金利も安いしね。」
子供たちの投資グラフ/為替グラフ

次は子供たちの投資グラフ作成です。
2020年6月のスタートから5年と1か月目。
グラフをつけはじめて6年目に入りました。
2025年6月末現在の実績はスタートした2020年6月比で
アメリカ283% (2025年4月末271%)
全世界 258% (2025年4月末243%)
日本 199% (2025年4月末197%)
新興国 185%(2025年4月末175%)
娘「みんな増えたね。」
息子「うちの資産増えているということは株価は上がっているということだよね。」
奥さん「黄色の線が日本?2022年くらいまでは新興国と同じような動きだったのにどうして新興国に差をつけることができたんだろ?その頃日本になにかいいことあった?」
私「日本が伸びたというよりは新興国が伸び悩んでるということかな。新興国のうちの30%を占めている中国の不動産バブルがはじけた影響だと思うよ」
奥さん「そういうことか。中国の不動産バブルがはじけたことはこの前テレビでやった。」
次に為替です。

娘「円高が止まったね。」
私「ここ1年半の動きを見ていても1ドル=143円くらいが円高の上限になってそうだね。」
息子「俺が海外のものと買うときだけ円高で、それ以外は円安になってほしい(笑)あと最近気になっているのはビットコインの仕組みってどうなっているんだろ?」
私「今日は時間がないし準備もしてないから次回やろうか。」
奥さん「うちはビットコインは持ってないよね?」
私「ビットコインはないけど、イーサリアムは少しだけ持っている。」
奥さん「そのイーサなんとかってのも『仮想通貨』なの?」
息子「『通貨』じゃないってことで正式には『仮想通貨』って言わなくて、今は『暗号資産』って言うんだよ。」
と妙に詳しいのでYouTubeあたりで情報を仕入れているようです。
暗号資産も詐欺に使われることもありますしいい機会なので次回のマネー会議で解説しようと思います。
次回開催は8月4日(月)
最後に「母ちゃんより」です。
奥さん「今日のテーマでもあったけどお金を持つってことは『欲望との戦い』なんだよね。誘惑も多いし持っていたら使いたくなる。毎月のマネー会議で君たちはお金のことを学んで知識はあるけど、それをちゃんと実生活に落とし込んで行動に移さないと意味がないよね。それをやっていこう。」
という言葉で締めました。
以上第48回のり家マネー会議のレポートでした。
今回も家族で様々な話ができました。
自立した大人になる、という目標に向けて息子は大丈夫な状況になってきているのですが、娘については生活態度や一日の中でやるべき優先順位、お金の管理ということを含めてまだ様々な欲望に流されて、やもすれば負けてしまっています。
ただマネー会議をしているからこそそうした課題が見えてきたし、それを課題と指摘できる場としてもマネー会議が機能しているかと思います。
娘の課題を解消できるよう粘り強く伝えていきたいと考えています。
(私は浪費癖を持ったまま社会人になってしまったので…)
月にたった1時間。他の家庭ではおそらくやらない楽しくとも情報の密度の濃い時間を毎月積み上げていくことで、家族のそれぞれの人生を充実するものにできると確信しています。
次回開催は2025年8月4日(月)の夕方からを予定しています。
「のり家マネー会議」の取り組みをNHK、日本テレビの番組の中で取り上げてくださり、紹介していただきました。
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