奥さんと投資について:破




夫婦について
ブログランキングに挑戦しています。応援ありがとうございます!

奥さんと投資について:序のあらすじ

のり(@noriyusaku1128)の奥さんは、旦那が投資をすることについては理解を示してくれていたが、自身が投資をやることについては興味を示さなかつた。

ところがある日の朝彼女はのりに対してこう言った。
「私 投資をやってみたいのだけど」

「10万円を100万円にする方法を教えてほしい」と彼女は言った

奥さんがそういった時 私はまだベッドの中で寝ぼけまなこだったのですが、いっぺんに目が覚めてしまいます。

(家計のお金を増やすことについては私に任させくれているはず、それがどうして・・・?)

と考えていたところ、そうした私の思いを察したのか

「私は今は働けているけど、病気やケガで働けなくなることもあるかもしれない。そうした場合の収入源があればと思って」

と言ってそのあとに行った言葉が

まずは10万円を100万円にする方法があればおしえてほしい。
と言うものでした(驚)

もちろんそんな方法があれば、私はとっくにセミリタイアして悠々自適に暮らしています。
けど彼女は本気なので笑うことなく、

・家計については私で運用しているので心配しなくて大丈夫
・資金を10倍にする投資はほぼ詐欺と思ったほうがいい。私でも10年間積立てて+50%くらいのトータルリターンでそれが現実的
・今後の企業の成長を見込んで10バガー株を仕込むとか、レバレッジをかけるとか方法はなくはないと思うけどそれは私の投資スタイルとはかけ離れている。

と説明。

リターンについては理解してくれたのと、話をしているうちに、彼女が自分の個人口座に溜まっているお金を有効活用したがっていることに気づきました。
それも長期でリターンを得る方法でなく、比較的短期に日常の買い物にプラスオンできるリターンをです。

それなら株主優待目的で株を買いたい。

と言うことになり、その場はそこで落ち着きました

株主優待ムック本を読み購入銘柄を決定する。

その夜帰宅すると、リビングのテーブルの上に安垣理氏の「株の超入門書」が置かれていました。

私の本棚にささっていたものを出して読んでいたようです。

(本気なんだな・・・)と思い。
ならば彼女の手助けができればと思ったのですが、私自身は日頃株の運用をしている者ではないですから、翌日晋遊社から出ていた株主優待を特集したムック本を購入し、奥さんに手渡しました。

内容はタイトル通り株主優待にフォーカスした内容で、上場会社の株主優待の内容から、株主優待で有名な桐谷さんのおススメ銘柄、まったくの初心者(まさに奥さんのことですね)が優待銘柄の株を購入する際の基礎知識まで、図表やイラストも多く、読みやすい構成のものでした。

「そうそう こういうのが欲しかった。さすがのり、わかっている」

と手渡された奥さんは満足そうに自分のカバンの中へしまいます。
我が家では私が帰りが遅いのもあり、平日はなかなか会話をする余裕がありません。

次この件で話をすることができたのは、その週末になりました。
彼女は手渡したムック本をかなり熟読していたようです。

「購入する銘柄を決めた。9831 ヤマダ電機と3299のムゲンエステート。
 どちらも5万円くらいで優待対象になるし、優待内容が買い物券やクオカードなので使い道が広い。
 権利確定日に向けて値上がりするって書いてあるから、安いうちに買いたいけどヤマダ電機が今@570円か・・・@510円になったら買いたいな。
なら、権利確定後に安くなってから買おうかな」

彼女は日常の買い物でも横並びで比較した最安値のさらに10%金額が安くなるまで購入を待つというスタイルを普段から取っているため、株式に購入の際にもそのルールを適用していました。

この会話があったのが12月の初旬。そして彼女が納得する価格になって購入に踏み切ったのが3月6日ですから、実に3か月近く自分が想定した金額になるまで購入を待ち続けていたことになります。

2020年3月6日に株主になりました。

3月末の権利落ちを待ってなるだけ安価に株を購入しようとしていた奥さんですが、それよりも早く株価が下がり、購入タイミングが来ました。

そう、コロナショックのタイミングです。

軒並み日本株の価格が落ちていた状況でしたらか、そのことを私が奥さんに伝えると「買う!」とのこと。

もともとNISA用に開けていた自分の口座から自分で操作して約定させていました。
「ねぇ、このNISA口座と特定口座ってどちらを選べばいいの?」
「NISA口座だと売却時の利益に課税されないんだよ。NISAじゃないと売却益の20%が税金で持ってかれるよ」
「そうなの?すげー、NISAすげー」
という感じです(笑)

約定したのが2020年3月6日。
ヤマダ電機、ムゲンエステートともどちらも当初の目論見通り@510円で優待対象の最低投資額で購入。

約10万円の投資金額になりました。

実際にはその後さらに株価は下がり一時@400円台前半までいったのでそこで買えれば理想的だったのですが、さすがにあの株価の混乱期に株初心者がそこまで気が回るわけがありません。
それでも十分安く買えたようで、2020年6月24日現在でどちらも利益が出ている状況です。

臨時収入を兼ねた社会勉強

ヤマダ電機株を購入してから3か月後の6月3日にヤマダ電機から「株主総会の通知」が届きました。

平日開催で場所も本社のある群馬県高崎市とあって参加は断念していましたが、

「どんなことやるか行ってみたい」と参加したい気持ちはあったようです。
「やっぱ社長さんは山田さんなんだ。大塚家具をどうするか聞いてみたいんだよな。」
などと言っていて、株を持ったことにより新しく興味が惹かれることが出てきているようです。「2年くらい持って@600円くらいになったら売ろうかな」と言っています。

我が家の長期の資産運用については私がインデックス投資でやっていますので、奥さんが自分の預金口座にあるお金の範囲内で、優待株を持って社会について学べることはいいことだと思っています。

もっともその後株にどっぷりはまり追加投資するわけでなく、株価のチャートに一喜一憂することなく、今回のような株主総会開催の通知が来たタイミングで思い出す程度のようですね。

その温度感も適当かなと思います。

この1年後の様子を描いた「奥さんと投資について:Q」へ続きます。

ラジオもやってます。よかったら聞いてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました