お金の知識と心のバランスについて




家族とお金
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こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。

今回は子どもへお金の教育をしていく中で感じたことをお話しようと思います。

お金の知識だけでなく、お金にまつわる人の痛みを想像できる力と、それに気遣うことができる優しさも同時に伝え、考えさせて、育んでいかないといけないと思います。

twitterで少し拡散されたつぶやき

先日 私にしては割と拡散された反響が大きかったつぶやきがありました。

ネットで調べると「バズる」というのはひとつのつぶやきに通常1万「いいね」がつく状態を指すらしいので、773件の「いいね」なんて全然なのですが、それでも54件リツィートをしてもらってインプレッションも9万を越えたので、私としてはよく拡散したつぶやきでした。

それだけ私のtwitterIDにかかわりが近しい人には興味深い内容だったのかもと思います。

今回はこのつぶやきについて深堀していきます。

昨年6月からはじめた子どもたちの投資教育

みなさんに読んでいただいているこの「家族を守るお金のブログ」は「自らも学びつつ 子供たちにお金のことを教えて社会に送り出す成長記録」という副題がついています。

これまで何度かこのブログでお話をした通り(「投資をしよう!~地の章~」)、子どもへのお金の教育の一環として、昨年2020年6月に投資についてのレクチャーを行い、それ以降子どもたちは自分たちが投資した投資信託の基準価額の推移についてグラフをつけていき、なぜその価額の推移になっているのか、世界情勢と照らし合わせながらウォッチングしていく習慣をつけさせています。

社会に出るころには彼らにとって投資をするということが、貯金と変わらないくらい普通の行為になってほしい、ということと、
社会、世界の情勢が自分の資産の推移と密接に関わっているということを確認させることで、世の中の動きに興味を持ってもらいたい、というのが狙いです。

そういう教育の結果なのか、特に上の息子はお金のことや社会の仕組み、世界経済に興味を示しています。

今書店の店頭でビジネス本のランキングコーナーに並んでいる両@リベ大学長の「本当の自由を手に入れるお金の大学」や井上純一氏の「キミのお金はどこに消えるか」シリーズなど、私が自分が読むために買ってきた本をたまに持ち出しては読んでいるようです。

さらに我が家では2009年からの家計の資産推移のグラフを毎月更新で貼りだしていて、資産というものは直線な右肩上がりではなく、上がり下がりの曲線を繰り返しながら上がっていくものとだという認識をもっています。

株価が下がり、資産額が下がっても、そのタイミングで株または投資信託を買えば、いずれ値上がりするものである、という理解はできてるようです。

その上での彼の「またリーマンショックがこないかなあ」という発言につながります。
暴落したあとの市場が買い場であることを理解しての発言です。

お金を増やす知識としてはそれは正しい認識だと思います。

しかし人としてのモラルという観点で見ればそれは間違いでしょう。

不況を望むことは多くのひとの不幸を望むこと

知識として、世界経済の不況に伴う暴落の際には、金融商品が安く手に入れていずれ来る株価の上昇の波に備えるという考えは正しいと思います。

古くは世界大恐慌があり、オイルショック、バブル崩壊、ITバブル崩壊、リーマンショック、そして昨年のコロナショックと経済の大きな波のうねりは必ず来るものですから、その際に慌てることなく、市場から退出せずに金融商品のホールドと方針通りの積立投資を継続する心づもりはしておくべきでしょう。
余裕資金の範囲で積立金額の増額なども検討してもいいかもしれません。

しかし、そうした暴落時の対応策をきちんと持つことと、「暴落が来ることを願う」ということはまったく意味が違います。

確実に言えることは暴落が来ることは人が不幸になることです。

リーマンショックの際には多くの人がリストラに会い、職を失い、資産を失っています。

直近のコロナショックでも、緊急事態宣言の休業要請、時短要請で人の流動が減り、多くの飲食店、ホテル、が閉店に追い込まれています。

そうでなくても多くの活動が制限され不自由をしいられていますし、ボーナスや給与の減額、職を失った人が大勢いらっしゃいます。

「もう一度リーマンショックが来て欲しい」

暴落が来ることを望むということは、そのような多くの人が不幸になる世の中になることを望むこととイコールであると言わざるを得ません。

それは人として持ってはいけない考えだと思います。

知識と同時に心も育んでいく

私は子どもたちにはお金の知識を持ってほしいと思います。

暴落が来ても慌てて資産を手放すことなく、正しく対応ができるようになってほしいと思います。

そしてそれと同時に自分の幸せのために人の不幸を願うような人間にはなってほしくないとも考えます

リーマンショックの引き金となったサブプライムローン問題。

ここでは詳細は省きますが、その仕組みを考え導入した人たちは金融工学の天才であったのでしょう。それと同時に、その末路がどうなるかを見通し、全世界に尻ぬぐいを押し付け、自分たちだけが大儲けをした鬼畜の心の持ち主たちであったのだろうと想像します。

私が尊敬する経営者の一人である稲森和夫氏の考え方にこういうもがあります。

「人生・仕事の結果=情熱×能力×考え方」
PRESIDENT online 稲盛和夫の熱中教室「稲盛和夫の持論『人生成功の方程式』とは」

内容としては人生と仕事の質というのは、「情熱」と「能力」と「考え方」の3つの要素で決まるのだが、その中でも「考え方」は重要で、ここがマイナスであれば、せっかく「情熱」と「能力」が大きくても、結果はマイナスに振れる、ということです。

それと同じことが子どもにお金の教育をする上でも言えて、お金の知識だけを教えるのは片手落ちであり、お金にまつわる人の痛みを想像できる力と、それに気遣うことができる優しさも同時に伝え、考えさせて、育んでいかないといけないと思います。

最後に、teitterで相互フォローさせていただいている熊本のハワード・マークスこと きしやん(@oyagakoniosieyo)が以前twitterで紹介していた「リーマンショックを振り返る」という動画を紹介したいと思います。10分程度ですのでよかったら見てください。

現在進行形のコロナショックも含めて、もうこんな思いは繰り返したくないですよね。

願いたいのは誰も不幸になることがない30,000円の株価が60,000円になる世界。

そうした考えを子どもたちにも伝えていきたいです。

YouTube「リーマンショックを振り返る feat.「ハゲタカ」名曲選」より

ラジオもやっています。よかったら聞いてください。

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