こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。
本日は我が家でも取っている「子供新聞」についてお話しようと思います。
家計の話やお金の話を子ども達へ積極的に伝えている我が家ですが、「どうしてそうなったのか」という根本の部分をたどっていき現在の世界で起こっていること、それらはなぜ起こったのか、ということへの理解のために「子供新聞」の活用をはじめました。
新聞を取るのをやめたのり家
紙媒体としての新聞が読まれなくなってきたと言われるようになり久しくなっています。
日本新聞協会がHPで公表している調査データによると2000年には5,370万部あった1日あたり発行部数が2021年には3,302万部と▲39%まで減少。
以前は早朝よく見かけていた新聞配達員の方の姿も私の住んでいる千葉県西部のエリアではめっきり見なくなってしまいました。
大きな原因はスマホの普及によるネット情報の普及と情報入手の無償化です。
スマホであれば通勤電車の中や休憩中でも簡単に取り出してニュースを読むことができますし、流れてくるニュースは紙の場合より即時性が高く、また多くの記事やコラムが無償で読めるようになっています。
ひと月5,000円近くのコストがかかり、持ち運びもかさばる紙新聞は記事としてのクオリティ高いものの特に若い人たちからは敬遠をされているようです。
かくいう我が家のり家でも平日朝の時間で新聞を広げて読む時間がなく積ん読状態が続いたため2016年から新聞を取るのはやめてしまいました。(「お金をかけるのをやめてしまったものたちについて」)
困ることと言ったら子どもが小学生に上がって学校から「毛筆の授業の時に新聞紙を持ってきなさい」と言われた時くらいでしょうか。その時だけ近くのコンビニで販売しているものを購入して子どもに渡しました。
ところが子どもたちが小学校中学年になって我が家で「お金の教育」をするようになると「新聞のことはこのままでいいのだろうか?」と思うようになってきたのです。
子どもたちへの新聞の必要性
1970年生まれの私ですが幼い時から家に新聞が配達されるには普通のことでした。
私は小学生くらいの頃からまずはTV欄や四コママンガ、ついで3面記事やスポーツ記事へと目を通していました。
毎日の出来事を文字で読んで情報を得るという習慣は子どものころから新聞を読むことによって育まれていたのだろうと実感しています。
当初読んでいたのは先にも書いた通り3面記事やスポーツ欄が中心だったのですが、それでも政治経済記事の見出しくらいは目に入ってはきますから、今世の中でどのようなことが進行しているかの一端くらいはなんとなくわかっていたのだと思います。
しかしそれがスマホのネット記事となると違ってきます。
新聞のようにテーブルの上にポンと置かれてあって、家族の誰でも手に取って読めるというものではありませんから、自分のスマホでニュースを見たりテレビのニュースを見る習慣でもない限り、世の中のできごとから隔絶した環境になってしまう危険性があります。
特にそれは我が家で毎月やっている「のり家マネー会議」や「お金の教育」をしている時に強く感じました。
家計の話をする時には世界や社会情勢が起因して、我が家の収入や物価、またはリスク資産の変動が起こります。
例えば家計に直結するパンや小麦粉の値段が上がる話をする時に、ロシアのウクライナ侵攻による世界の小麦の供給量が減ったことの話をしますし、ではなぜロシアはウクライナを攻めているのかという説明が必要になってきます。
そうした世の中の動きを見つつ、自らの生き方や家計の対策を考えていく必要があると考えた時に、やはり子ども達への情報インプットが必要だという結論に思いいたりました。
ではどうするかと考えた時に子どもが興味を持って読める子供新聞を購読しようと思ったのです。
読売KODOMO新聞を選ぶ
数年前にスケートの本田姉妹が子供新聞のTVCMをしていたことは覚えています。
そんな「子供新聞」にはどのようなものがあるのだろうということを調べました。
現在家庭に配布されているメジャー紙は発行している子供新聞には次のものがあります。
・読売KODOMO新聞
・毎日小学生新聞
・朝日小学生新聞
それぞれの紙面や記事の特徴を調べる際はこちらの記事を参照させていただきました。
「トリセツ はじめる前の取り扱い説明書」>>「子供新聞はどれがおすすめ?読売・朝日・毎日の違いと子供新聞の効果を教えます!」
それぞれに特徴があり、例えば読売KODOMO新聞は週一回配達で文字も大きく文章も読みやすい、朝日子供新聞は毎日配達されて中学受験を意識した記事の内容になっている、などがあるようです。
我が家では中学受験は考えていないのと、娘がまだ文章を読むことが得意でないこともあり、図解やイラストが多く、子ども達が興味を持ちやすい、また配達も週1回の「読売KODOMO新聞」を選ぶことにしました。
これは副次的な情報になりますが、毎週の配達で550円/月というのもリーズナブルです。
お金のことを知ること=世界、経済、社会を知ること
ということで今年2022年の1月から「読売KODOMO新聞」をとりはじめました。
記事内容は「北京オリンピック」や「ロシアのウクライナ侵攻」はもちろんのこと、「ロシアへの経済制裁」や自民党が取り下げた「年金受給者への5000円支給批判」、3月に起きた「電力需給ひっ迫警報」など、文章は平易ながらも世の中で起こっている事柄はしっかり伝えている印象です。
もちろんそれ以外にも歴史や科学のコーナーやサッカー日本代表WC進出などの記事も掲載されています。
子どもたちも新聞が配達されると自分の部屋に持ち帰って読んでくれています。
息子が先日「このテスラのイーロンマスク社長ってすげえ、資産27兆円で世界一のお金持ちだって」と言ってきたり、娘とは「大野君が出ていた『怪物くん』を書いていた藤子不二雄Ⓐ先生がなくなったんだね」と言う会話をしました。
情報のインプットと言う意味では現段階では十分役割を果たしてくれているようです。
また「世界、社会情勢のインプット」と言う意味ではTV朝日で不定期放映している「池上彰のニュースそうだったのか」なども録画して家族全員で会話をしながら見ています。
こちらも子どもたちは興味深く見てくれています。
以上 のり家の子供新聞についてお話してきました。
家計の話やお金の話を子ども達へ積極的に伝えている我が家ですが、やはりそれだけでは片手落ちで「どうしてそうなったのか」という根本の部分をたどっていき現在の世界で起こっていること、それらはなぜ起こったのか、ということへの理解が必要だと実感します。
そのためにも様々な分野を平均的に網羅しつつかつ子ども向けに伝えてくれる「子供新聞」は子ども達が世界の形を知り得るのに有効な媒体であると思います。
新聞を読むという行為に慣れてきたら、来年息子が中学生に上がるタイミングで「中高生新聞」へ切り替えたいと考ており、今後も活用してきたいと考えています。
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