いかにしてインデックス投資をはじめたかについて




投資
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こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。

今回は39歳だった私がいかにしてインデックス投資をはじめたかの話をしようと思います。

インデックス投資をはじめることを判断した12年前の自分に、今感謝しています。

きっかけは前職の持ち株を解約

20代から30代後半にかけて私が勤めていた会社は今で言う典型的なブラック企業。

全国展開をする小売業だったのですが「店長は管理職」という名目のもと労働基準法無視で一日15時間、年間300日は働くような環境でしたし、社会経験の浅い私たちもそれが普通であるという感覚でした。

ただそこの会社は東証への上場を目指しており、従業員のロイヤリティとして上場前から給料の一部を「従業員持ち株会」に出資することができました。

入社時の上長は1ベンチャーにすぎない自社が上場なんてできると思っておらず「まあお金をどぶに捨てるようなものかもしれないが」などと言っており、当時23歳で世間知らずの私は「そんなもんか」と特段意識することなかったため、知らない間に毎月出資額が積みあがっていきました。

しかし人生どう転ぶかわかりません。展開しているブランドの小売り店が時代のニーズに合致し、また従業員が法に縛られずに懸命に働いた甲斐があり、会社は一部上場を果たすことができたのです。

そうなってくると「お金をどぶに捨てていた」従業員持ち株会への出資に俄然価値が出てきます。毎月の積立額はそう多くはなくとも入社後10数年間積立てきた金額と上場効果で、一挙に8桁を越える資産を持つ身になりました。

その後私は30代後半に転職。そのタイミングで前職の持ち株はすべて現金化しています。

前職には当時まだ退職金制度もありませんでしたし、上場までは先述した通り休みなく働いていましたからそれらへの対価で「退職金」として受け取るにはちょうどいいくらいかなという思いでした。

ただ私にはその現金化したお金以外にほとんど預貯金がなく、そのお金をどのように運用するかを考えなければならなかったのです。

「退職金」運用の相談先

36歳で結婚し、そろそろ子どもを…と考えていた我が家にとって将来の子供の学費資金、老後資金に備えるまさに「虎の子」とも言うべきお金です。

そのまま銀行口座に置いておくだけではきっと少しづつ使ってしまいいつかなくなってしまう、どうにかしてこれを原資に増やしていきたいという気持ちはあったものの、ではどうすればいいのかというアイディアはその時の私にはありませんでした。

60歳で定年退職をして退職金をもらったという感覚にちょっと近かったのかもしれません。

どうしていいかわからなかった私ですが「投資」という当時の自分には縁のないプロが行う遠い世界のことに思いを巡らすことができず、もっと身近な存在に相談しに行くことになります。

当時メインで使っていた青い看板のメガバンクの建物の窓面に「資産運用相談会 毎週土曜日開催」と貼り出されてたのを見かけて相談予約を入れたのです。

よくネットの投資家界隈では「定年退職をした人が銀行に行くのは鴨ネギ」などと揶揄されるのですが、やはりお金の相談をする一番身近な存在として真っ先に連想するのは銀行なのだと思います。

相談会に言って私自身の事情を説明し、未来に向けての備えとしてこのお金をどうすればいいかを相談したところ、勧められたのは元本保証の保険商品。

もう詳細は忘れてしまったのですが、元本保証とは言え20年後満期時の受け取りが元本に対し140%程度の金額で、私が想定していた額には及ばなかった額でした。
ちょっとこの額では預けられないな、と思いそこはお断りです。

次の相談先は保険会社です。

私は当時某外資系保険会社で終身保険に入っていて、そこのライフプランナーに相談して勧められたのが「ドル建てリタイアメント・インカム(養老保険)」でした。

60歳までは10万ドルの死亡保障があり、60歳以降で満期か65歳以降で年金受け取りを選択できるもの。ドル建てで為替の影響を受けるので不安も大きかったのですが、銀行から勧められた商品よりは利率はよかったですし、他に代替え案もなくそれを買うことにしました。

今思えばライフプランナーが良心的な方で、「不安があるなら運用予定の現金で一括で買われるのではなく、分割で買われるのはいかがでしょう」とアドバイスしてくれたことが後々助かることになります。

一応そうして家族の未来への資金の手当ては済んだはずだったのですが、「このまま保険を買い続けるのがベストなのか・・・」という思いを拭い去ることはできませんでした。

とは言っても個人で株をやる、という発想にもならず1年が過ぎていくことになります。

インデックス投資との出会い

「保険の他に適切なお金の置き場所はないものか」と考えていた時の2010年。
新刊書店で一冊の本を手に取ります。

当時マネックス証券の取締役だった内藤忍氏の著作です。

内藤氏はマネックス証券の創業メンバーの一人で、その後は不動産投資であったり、ワイン投資であったり、インデックス投資から離れていくことになるのですが、当時はまだインデックス投資を啓蒙する書物を複数書かれていたと記憶しています。

そこには「世界経済の発展に対し、株価指数と連動するインデックス投資信託を使って長期・分散・低コストで積立投資をしていく」という投資法が紹介されていました。

銀行や保険の方から保険商品を勧められた際にはピンとこず、また個別株のトレードも全く頭になかった私だったのですが、インデックス投資に対しては強く惹かれたのです。

世界経済の成長とともにお金を増やしていくことができるというストーリーには納得できましたし、一度積立設定をすれば年に一回のリバランス以外はやることがない手間いらず、選ぶ商品を間違えなければ年間0.5%(当時)ほどの信託報酬料程度のコストで済むということもはじめやすい条件でした。

その後当時出版されていた竹川美奈子氏、カン・チュンド氏の著作を読むことで思いを深め、私はインデックスファンドの積立投資で長期に資産運用をすることに決めたのです。

はじめると決めてすぐにマネックス証券で口座を作り積立をはじめます。

当時はバランスファンドというものがなく、ポートフォリオは各カテゴリーの指数に連動しているファンドを組み合わせて作っていきました。

初心者向けの積立投信がではじめたころで、三菱UFJ国際投信の「eMAXISシリーズ」(slimではない)、住信アセットマネジメントの「STAMインデックスシリーズ」が双璧だったと思います。

本に書かれていることを愚直に守り、各カテゴリーで信託報酬料が最安値のシリーズを選びました。

ほとんどのカテゴリーで「eMAXISシリーズ」が最安値でしたが「eMAXIS先進国株式インデックス」の信託報酬料率が0.648%!

日本株式のみ「eMAXIS」シリーズではなく、当時一番信託報酬料が安かった「ニッセイ日経225インデックス」をチョイス。信託報酬料率は0.27%。当時としては破格の数字でした。

信託報酬料率0.1%を切る物も多くなった現在の水準と比べると、運用会社の皆様の価格を下げる努力に頭が下がる思いです。

準備を整えて2010年6月 はじめてインデックスファンドを購入します。
それが私の投資のスタートでした。

12年前の自分の判断に感謝

まずスタートは分割購入していたドル建て終身保険を止めて原資を投資資金に振り分けて、一括ではなく分割しながら毎月購入していきました。当時の株価水準が現在の1/3程度だったと思うと一括投資をすればよかったとは今になって思いますが、そこは結果論。

当時は株価の値動きの仕方も分からない様子見の状況でしたので、その判断で正しかったのだと思っています。

原資の一部を現金として残したあとは、月々の収入から積立投資を続行し、今では投資をはじめたころと比べて我が家の総資産額は2倍に、投資しているリスク資産も元本に対して2倍になっています。

含み益ながら銀行、保険で勧めてもらった保険商品で運用していたらこのような数字にはならなかったでしょうし、2022年に入って落ち着かない株価変動が続いていますがこれだけ利益が積みあがっていると総資産に対する変動は▲10%程度でまだまだ慌てることなく安眠できています。

今のペースでいけば心配していた学費資金、老後資金についてもめどが立ちそうです。

それというのも12年前の自分が生まれてはじめての大金を手にしたときに、保険でなく、またデフォルトリスクの高い投機性商品でもなく、時の試練に耐えてきたベーシックな投資法であるインデックス投資を選んだおかげであると今では思っています。

過去の自分の判断に感謝をしつつ、今の自分の判断も未来の家族や自分が振り返った時に感謝されるものであるように、冷静に適切に行っていいきたいと思います。

ラジオもやってます。 よかったら聞いてください。

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