2024年8月株価の乱高下について




投資
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こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。

2024年7月後半からはじまりまだ乱高下が進行中で落ち着きを見せない株価の動きと、それに伴う我が家の資産についてお話しようと思います。

株価は下落トレンドではありますが、まだ過去に何度もあった調整段階だと思っています。
なので現段階では私は投資に関しては動きを変えることなくステイと考えています。

投資家の見える景色が変わった

このブログを読んでくださっている多くの方が実感されていると思いますが、今年2024年はその前半と後半とで投資家として見える景色が大きく変わる年になりそうです。

新NISA元年と言われた今年、株価については昨年からの株価の上昇トレンドを引き継ぎこれ以上にないいいスタートを切ることができました。日本株で言えば2月に日経平均株価が1989年大納会以来の過去最高額を更新し、そのままの勢いで40,000円を突破。7月11日には終値として初めて4万2000円台をつけて史上最高値を更新しましたし、アメリカの株価指数も軒並み過去最高値を記録しています。

今年正月を起点にした我が家の資産額の推移は以下の通り。

2024年1月1日-9月14日のり家資産推移①

今年の私の心象風景を表すため下辺は0円ではなく、今年の我が家資産の最低額としていることにご留意ください。

これで見ると2月から4月にかけて日本株価の上昇と歩調を合わせるかのように我が家の資産も増加。
この間ハワイ旅行の支払いも発生してもなお増えているので、気持ちとしては「無料でハワイに行けた」という感覚でした。

その後は何度かの上がり下がりを経て6月半ばから再び上昇トレンドへ。
先述した通り日経平均が最高値をつけ、かつドル円=161を記録した7/11にピークを迎えます。

我が家の資産も毎週ボーナス金額くらい増えるペースで、14年間インデックス投資をし続けていた私でもこの頃には「このペースで行けば来年には我が家の資産は〇〇万円で〇〇層に到達」「もうこのまま株価暴落なんて来ないのでは」「このペースで増えるんならもう働かなくてもいいんじゃね」などと妄想するに至っていたのは事実です。

しかしこの日を境に見えていた景色は一変しました。

8/5の急落

欧米諸国の中央銀行がコロナ後に続いたインフレ対策として引き上げてきた政策金利を、インフレの出口が見えてきたという理由で引き下げに転じるという見込みが広がったことがきっかけでした。

対して日銀は長く続いてきた異次元のマイナス金利政策を是正し、金利の正常化をはかろうと、賃金上昇傾向であることを理由に円の金利上昇に言及します。

ドルの利下げと円の利上げが同時に見込まれることで、ドル円の金利差で利益を得ていた機関投資家がドル売り円買いに走り急激な円高が進行、これまで割安感から買われていた多くの日本株銘柄が売られました。
それとともに各大手投資が設定していた損切ラインを下回ったこともあり売りが売りを呼ぶ展開に。(と聞いています)
結果今年8/5の日経平均終値は過去最高の値下げ幅で終わったことは皆さんのご存知の通り。
我が家の資産もこの半年で積みあがっていた利益をすべて吐き出すことになりました。

たった一か月の間で見えていた景色があっという間に変わった瞬間でした。

その翌日には急反発したものの、一か月前の勢いを取り戻すことはできず、その後も粗い値動きが続く中、上げ下げを繰り返しながら9/14までダウントレンドで推移しています。

これからどうするか

さて、このような動きを受けてこれからどうするか、です。

まずは今の我が家の資産の状態を落ち着いて客観的に見てみます
先に示したグラフは先述した通り、私の心象風景を表すために今年1月の最低資産額を下辺として今年の値動きを表したものです。

これを下辺を0円として我が家の資産全体の値動きを表すとこのようになります。

2024年1月1日-9月14日のり家資産推移②

このように今年の資産額の推移を俯瞰して見てみると、値動きしているのは全体の一部だということがわかります。それでも決して小さな金額ではないのですが今のところ10%-15%程度の値動きで、資産の1/3が消失したというレベル感ではないですし、含み損が拡大したということもありません。

さらにこれを14年間の推移で見ると次のようになります。

2010年7月-2024年9月のり家資産推移

2024年6月をピークに7月、8月、9月と資産は減少しているものの、現状で踏みとどまるのであればこれくらいの下がりかたは過去に何度かあったことです。

これを受けてこのあとどうするか

SNS上では今回の下落を受けて「買い場!」「バーゲンセール!」などという言葉が飛び交っていますし、個別株のトレードで利益を得ようとしている会社の同僚も8/5の急落を受けて「こういう時が儲かるんですよ」といくつか銘柄を仕込んでいました。

一口に「投資」と言っても投資スタイルは人さまざま。
それぞれの戦略に沿って動いてしかるべきと思います。

インデックス投資であれば今のような下落局面ではなく、上昇局面でのほうが資産配分の見直しを行いやすいので、7月半ばに今後の支出予定額現金化+αで国債を購入したリバランスができたのはいいタイミングでした。

投資経験が長くなればなるほど実感するのは「先は読めない」ということ。

コロナショックのあと来ると言われていた「2番底」も来なければ、
ここ数年のアメリカ株の黄金期、
ドル円為替の乱高下、
2023年-2024年にかけての日本株の好調、
今回の株価急落など、
どれも私には事前に予測できなかったことばかり。

今現在は「今回は急落したといってもリーマンショックのように世界的な恐慌になっているわけでも、コロナショックのように人類の生活様式を変えるほどの災害が起きたわけではなく、上振れしすぎた株価、為替が調整されている程度。日米の金利の方向性が定まり、米大統領選も終わる今年暮れくらいには落ち着くやろ」程度で見ていますが、これまで読みが外れてきたようにこれだってどうなるかわかりません。

予測できなかった別の要素が入り歴史的な大暴落にも、再び株価が上昇に転じるにも、どちらに転ぶ可能性はあると思います。

なので現段階では私は投資に関しては動きを買えることなくステイ。まだ過去の資産額推移から大きく外れているわけではないですから、予定通りの資産配分でこれまで通りの金額の積立を行っていきます。仮に下落が続いてリーマンショック級の暴落が来た時にはじめて、今ある無リスク資産から少しづつ毎月の積立額を増額しようかと考えています。

ただそのようなことにはなりませんように(願)今年年末の「のり家資産について」報告では皆さんへ明るい報告ができるようになっていることを心から祈っています。

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