12年間4度の下落を経験しながら資産が増えてきたことについて




投資
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こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。

2022年1月からはじまった株価の下落期を迎えて、私がインデックス投資による資産運用をはじめて12年間で経験してきた下落期の様子を振り返ってみたいと思います。

12年間で4度の下落を経験し、運用期間の半分は下落と元の価格に戻るまでの期間でした。
しかしトータルでは期待以上の資産を積み上げることができています。

2022年に入って株価は下降傾向

このブログを書いているのが2022年2月27日

2021年暮れまでは好調だった日米株式市場は2022年に入って一転、下降傾向に転じました。

年初の株価と直近の数字を比較すると日米の代表的な株価指数はそれぞれ

日経平均 ▲10%
NYダウ  ▲8%

と大幅ダウンとなっています。

要因は大きく2つ。

世界的なインフレ進行によるアメリカをはじめとする各国の金利引き上げ方針と
ウクライナを巡るヨーロッパ情勢の悪化です。

特にウクライナについては先日ロシア軍の侵攻がはじまり、今後どのように展開するか落ち着きどころがまだ見えない状況。

こんな極寒の時期に戦火に巻き込まれているウクライナの人々が一日も早く普通に暮らせる安寧の日々を取り戻されることをお祈りするばかりです・・・

このように先行き不透明な中での我が家の総資産の推移です。

私がインデックス積立投資で資産運用をはじめた2010年6月から直近2022年2月までの、現金を含んだ我が家の総資産の推移です。
なお私はネット上で資産額の公表はひかえていますので金額は明記していません。

2月25日時点での年初からの下落幅は▲5.6%と現金が含まれている分マイルドな動きになっています。
保有している投資信託などのリスク資産については▲7.2%です。

もっとも12年間積み重ねてきた分厚い含み益があり、特にコロナショック後のこの2年間の大きな伸び率の恩恵もあり、グラフで見ていただくとわかる通り、まだまだ大きな落ち方ではありません。

ただ昨年くらいから投資をはじめられた方にしてみればはじめての下落時期になり、不安に思われてる方も多いのだろうなと想像します。

これまで12年間 主に投資信託で運用をしてきた私ですが、今年に入りはじめて米国株ETFを購入しました。
その直近の成績が以下のようになります。

資産の積み上げというよりも各ETF銘柄の値動きを経験したくて複数銘柄各一株ずつ購入したもので、まとめると▲12.46%になっています。 

年初に10万円購入したら2か月弱で評価額が8.7万円になっているということです。
レバレッジをかけている商品を選んでいれば下落率はさらに大きくなっているはず。

投資をはじめたばかりでいきなりこの評価額では不安に感じられるのも当然と思います。

SNSを見ていても投資をはじめたはいいが、昨今の株価の下落から止めてしまった方も多くいらっしゃるようです。

ただ私の12年間の資産運用の経験では、常に順風満帆右肩上がりではないものの、下がり上がりを繰り返しながら資産を積み上げていくことができました。

12年間でどれくらいの頻度で資産の下降時期があり、その下降時期でどれくらい資産が減ったのか、資産額が回復するまでどれくらいの期間がかかったのかを見てきたいと思います。

12年間で4度の下落

先ほどの我が家の資産額推移に資産額下落期の
「資産額が下落し回復するまでの期間」
「その期間での最大の下落率」
を記載したものが上のグラフになります。

12年141か月の運用期間に資産の評価額が減る期間が4度ありました。

1・2011年4月-2013年3月 24か月 期間最大下落率▲ 7.6%
2・2015年7月-2017年6月 24か月 期間最大下落率▲10.0%
3・2018年2月-2019年5月 16か月 期間最大下落率▲ 8.0%
4・2020年3月-2020年8月  6か月 期間最大下落率▲21.0%

1はリーマンショック後の回復期。日本株はアベノミクス前の民主党政権時代で株価が上がらない時期でした。
2はチャイナショック 3はVIXショック、アメリカの金利引き上げによる下落 4はまだ記憶に新しいコロナショックです。

4のコロナショック時の例外はあるものの、こうしてみると一度下がった資産額が元の価格に回復するまでの期間は結構長期にわたる、ということがわかります。

1年半から2年間と、なかなかの長期間です。

トータルで見れば141か月の運用期間のうち、1から4の期間を足すと70か月。
実に運用期間の半分は資産の下落とその回復の時期になっているのです。

未来を見通すことは誰にもできませんが、今回の下落の回復にも年単位で相応の期間がかかる可能性はあると見込んでいたほうがいいのだろうと思います。

と聞くと「そんな長い期間耐えられるか!」と心折れてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

しかし12年間トータルで見た時には十分評価益は積みあがっているのです。

上下を繰り返しながら資産は増えている

これだけの旨味を感じることのできない期間を経ながらも、最終的には資産額を増やすことができています。

141か月の運用期間の結果我が家の現金も含んだ総資産は+88%の増。
リスク資産だけでも+86%です。

12年前にインデックスファンドで世界の株価に分散させながら毎月積み立てることで資産を増やしていくという方針を決めました。

その後評価額が一向に上がらない期間でも市場から退場することはありませんでしたし、株価の下落期間でも毎月投資信託を購入し積み上げを続けてきました。

その結果としてコロナショック後の株価の上昇期にも居合わすことができ、当初見込んでいたよりも多くの評価益を積み上げることができています。

「インデックス投資は設定してあとはほったらかすだけ、楽ちん!」

といい意味でも悪い意味でも表現されます。

確かに「手を動かす」という意味ではその通りなのでしょうが「時間の経過に耐える」ということでは価格の下落期にも信念を持ち続け、その時期を乗り越えて自分の経験値とする強さが必要なのだと私は思います。

今回の株価の下落期も元の価格に回復するまでどれくらいの長さ、深さになるかは予測できません。私が過去に経験したような2年近い期間がかかる可能性も十分あり得ると思います。

しかし141か月の期間で資産を増やすことができたという経験もまた持ち合わせていますから、このような時期でもこれまでと変わることなく、現在持っている資産はホールドし、毎月の積立を続けていく方針です。

最後に、もしこのブログ記事を読んでいただき、私の経験をご自身の追体験とされて、この時期を乗り換えていかれる方がいらっしゃるのなら、こんなに嬉しいことはありません。

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