先日2024年9月5日(木)に月1で家計の情報を家族にシェアするのり家マネー会議を開催しました。
2021年8月の1回目から数えて3年2か月。
38回目のり家マネー会議です。
奥さんの望みで今年家族で遊んだ旅行について金額感を伝えました。
素晴らしい経験、時間の対価として、相応に金額がかかることとその金額感を家族に認識してもらうことができ、将来また同じ経験をするためには稼がなければいけないし、運用、お得、ポイ活などを駆使ししてお金を増やしていかなければ実現できないことを実感してもらえたならいいなと思っています。
当日のアジェンダはこちら。
8月度家計報告
まずはのり家の資産推移から報告です。
私「前回の話題は覚えている?」
奥さん「暴落があったよね。」
私「そう、それから我が家の資産がどうなったかだけど…」
と言いながら推移のグラフを見せます。
私「その後は戻りもあったりして、前月対比は99.0%程度なんだけど、6月末をピークにして7月、8月と下がっている。実は今朝も数十万円規模で下がった。日米金利差や戦争、大統領選挙の行方もあってしばらくは低調な期間が続きそうだね。」
娘「ワオ」
息子「しばらく缶詰生活になる」
娘「バナナも我慢しないと」
私「そんな状況の中で8月の我が家の家計はこんなです。」
と8月の家計簿を掲示します。
毎回通り我が家の資産額、収入にかかわるところは黒塗りにしています。
私「父ちゃん、母ちゃんの給料はいつも通り。実は今月から父ちゃんのXのポストに広告が出るようになって、その広告収益が『臨時収入』に入っています。微々たるものだけどね」
奥さん「すごい、アフィリエイトだ。」
私「ポイ活は大体平均並み。税金については6月からはじまった定額減税効果で所得税が今月も0円だね。」
私「さて、今回のテーマは支出です。今月も支出は74万円弱でした。」
息子「わぁ(涙)」
私「どうした?」
息子「支出金額がでかい」
私「そうだよね。昨年のうちの一か月の支出っていくらくらだったっけ…?」
娘「35万円~40万円くらい。」
私「その通り。それが今年は毎月その金額を超過して60万円、70万円、80万円とかになっている。どうして…?」
子供たち「あちこち旅行に行ったりしているから。」
私「そうだね。夏は名古屋で1泊旅行、北海道知床に3泊旅行に行ったけどそれぞれどれくらいかかったでしょう?」
息子「名古屋が20万円、知床が50万円くらい?」
娘「名古屋が12万円で知床が53万円」
私「なるほど、正解は…」
と次の表を提示しました。
娘「名古屋の新幹線代って結構かかるんだね。逆に知床の飛行機代のほうが安い(驚)」
私「飛行機代は3人分をマイルを使うことができたからね。飛行機代は圧縮できたから8万円程度安くできたけどそれでも34万円。2つの旅行合わせて57万円かかった。あと今年は春にハワイも行った。それはどれくらいかかったけ?」
息子「100万円くらい。」
私「そう。今年は旅行だけで160万円かけています。加えて今後君たち二人の歯科矯正も予定しているから、それも含めるとおそらく例年より320万円は出費が増える見込みです。
「旅行は来年、再来年君たちが受験で行けないから母ちゃんの希望で今年に集中しているし、歯科矯正も君たちの未来への投資になるから、無駄遣いではない必要な出費です。
「ただ以前より少しは自由に使えるお金が多くなってるかもしれないけど、320万円は我が家にとってはまだまだ大きなお金だってことは認識してほしい。国公立大学なら4年間通わせられちゃうくらいの金額。毎年これだけ使ったら何年かでうちの資産なくなっちゃうし、この金額を使わず運用すれば父ちゃんたちの老後生活や君たちの将来の学費を増やすこともできる。だけど、君たちが自立する前に家族の記憶を残そうと思い、母ちゃんの望みに反対することなく今年はこれだけ使おうと決めました。
「だからこれだけ使うのは今年だけだし、秋からは元の支出レベルに戻ることは認識しといてくれ」
奥さん「なので娘が『冬にスキーに行きたい』って言ってたけど宿泊はなく群馬まで日帰りで行く予定にしようと考えています。」
娘「うん、あたしはスキーできればいいから日帰りでいいよ。」
続いて7月から「無リスク資産」として我が家ではじめて購入した国債についての説明です。
私「これまで無リスク資産としてネット銀行の定期預金に預けていたけど今回はじめて国債を購入しました。さて国債とは国の借金のことだけど、国債を買う、という行為はどういうことでしょうか?」
奥さん「国の借金を肩代わりするということ?」
私「そんなややこしく考えることなくシンプルに『のり家が国にお金を貸している』という状況なんだよ。」
と言いながら個人向け国債のHPを表示します。
私「貸している先が『日本国』だから国がつぶれない限り借金が返ってこないことはない。まあ日本が外国から占領されたりしたら返ってこなくなるかもだけど、その場合はどの資産でも同じだろうからね。だから安全資産として無リスク資産として分類されるんだ」
ここで息子が聞いてきます。
息子「金利は何パーセント?」
私「おお、いい質問ですね。今銀行に預けた場合の金利はどれくらい?」
息子「0.02%くらい。」
私「そう。日銀の政策金利引き上げで普通預金金利は0.1%くらいに引きあがったけど、まだ低いよね。ネット銀行の定期預金も0.6~0.7%くらいのもちらほら出来てきたけど、なにかと条件が必要なものが多い。」
そういいながらHPの次のページを表示します。
私「今回買ったのは『変動金利型10年満期』で初回の年率は0.6%。今後円は政策金利が上がることが見込まれるから金利上昇に追随できるしね。半年ごとに利子も受け取れる。様子見だけど、今後無リスク資産の比率を増やす場合は国債の比率を上げていこうかと考えている。
子供たちのおこづかい報告
次は子どもたちのおこづかい報告です。
息子の8月のお手伝い収入は1,620円 娘は200円。ただお盆にじいじから3,000円づつおこづかいをもらっています。
8月は兄妹共同で液タブを購入。その金額がそれぞれの「その他」欄に計上されています。
また娘は友達付き合いで夏祭りでお菓子を買ったり、サイゼリアに行ったり交際費がかかった様子でした。
子供たちの投資グラフ/為替グラフ
次は子供たちの投資グラフ作成です。
2020年6月のスタートから4年と3か月目です。
娘は「みんな下がったと思う」と言いながら入力していきます。
2024年8月末現在の実績はスタートした2020年6月比で
アメリカ253% (2024年6月末279%)
全世界 227% (2024年6月末245%)
日本 187% (2024年6月末194%)
新興国 162%(2024年6月末177%)
息子「やっぱり全部下がったね」
私「それでもまだ全部利益は出てるけどね。今年から投資をはじめた人で8月の暴落でびっくりしてNISAやめちゃった人もいるんだとか」
娘「やめちゃうとこれからの株価の値上がりを得られない….」
私「そう。一時的な値下がりはあるけど、長い目で見たら株価は右肩上がりを期待しているから投資をしているんだよね。」
次は為替です。
息子は「ドル円=150円くらい…?」と予想したのですが、
娘「すごいっ!どんどん円高になっている!….このままあたしが生まれたころの80円代になってくれればいいのに」
私「確かに円高になった方が輸入が安くなり海外旅行はしやすくなって物価は安くなりやすいけど、同時に海外資産として持っている米国株の評価額が下がっちゃうよ。」
娘「えー、そうなの?ちょうどいいのは難しいね。」
次回開催は10月5日(土)
最後に「母ちゃんより」です。
奥さんより
「今年は望み通りたくさん旅行をすることができた!なんとなくお金つかってるなぁと思ってはいたけど、数字で見ると確かに使っているのが実感できるね。父ちゃんがやっているようなマイルを使うような工夫をこれからもしていきたい。
中学生になってからの夏休み、生活に勉強に遊びに計画をたてて臨んだけどなかなか計画通りにできなくて宿題は最終日に大慌てでやることになったね。冬休みは立てた計画通りに進められるよう時間をうまく使っていこう。」
という言葉で締めました。
以上第38回のり家マネー会議のレポートでした。
今年は家族の望みをかなえハワイ、名古屋(ジブリパーク)、知床と遊びまくったのですがそうした素晴らしい経験、時間の対価として、相応に金額がかかることとその金額感を家族に認識してもらうことができました。
将来また同じ経験をするためには稼がなければいけないし、運用、お得、ポイ活などを駆使ししてお金を増やしていかなければ実現できないことを実感してもらえたならいいなと思っています。
月にたった1時間。他の家庭ではおそらくやらない楽しくとも情報の密度の濃い時間を毎月積み上げていくことで、家族のそれぞれの人生を充実するものにできると確信しています。
次回開催は2024年10月5日(土)の夕方からを予定しています。
「のり家マネー会議」の取り組みをNHKで取り上げてくださり、ニュース番組のコーナーで紹介していただきました。
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ラジオもやってます。よかったら聞いてください。
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