こんにちは。
のり（＠noriyusaku1128）です。
先日2025年3月1日（土）に月１で家計の情報を家族にシェアするのり家マネー会議を開催しました。
2021年8月の1回目から数えて3年8か月。
44回目のり家マネー会議です。
今回も話題が多岐にわたる濃いい内容になりました。
子供たちの持っている情報が増えてきてると実感でき、これまでになかった質問も飛んできて、それを検索してすぐに解説するなど、子供たちの理解力や能力の成長が感じられ、これからマネー会議がより情報密度の濃い有意義なものになっていきそうな手ごたえを感じられています。
当日のアジェンダはこちら。
2月度家計報告
まずはのり家の資産推移から報告です。
私「前回2月に入ってからも言ったけど、２月になって株価は上がった？下がった？」
娘「下がった。」
私「そうだったよね。」
と言いながら我が家の資産推移を提示します。
娘「１月に比べれば下がったねぇ。」
息子「でもコロナショックの落ち込みに比べたら全然大したことないね。昨年夏も結構落ち込んでいるけどそこまででもないし。」
とグラフを見ながら冷静に分析します。
学校でグラフの見方を習っているからかグラフの見方、分析の仕方もできるようです。
結果２月の下げはこれまでも何度もあったまだまだ許容範囲内という認識になりました。
ここで私は「野村総研が出している『富裕層ピラミッド』の最新2023年版が発表されました。」と投資をしている人にはお馴染みの三角形を表示します。
息子「富裕層はわかるけどなぜ魚の名前が付けられているの？」
私「魚…？ああ、『マス』層だな(笑)。この場合の『マス』というのは『大衆』って意味だ。『マスコミ』という言葉も『マス・コミュニケーション』の略称で『大衆に伝える』という意味だね。ここで言う『マス層』は一般大衆ということで『アッパーマス』というのは富裕層とまでいかないけど一般大衆の中でも金融資産を持っている、ってことだな。」
奥さん「息子、父ちゃんにブログのネタを提供したね(笑)」
息子「なぜまだ2023年なの？」
私「これは野村総研という経済や政治についての研究所が2年に一回発表しているものなんだ。いろんなデータを組み合わせてはじき出しているので大体2年遅れくらいで発表される。2025年版が出るのは2027年だな。
「ここで2021年と2023年を並べているけど比較してみてどう思う？」
息子「アッパーマス層だけ減って、あとが軒並み増えている。」
奥さん「格差が広がった？」
息子「増やして富裕層になった人がいるか、減らしてマス層になった人もいるか、もしくはその両方か･･･？」
私「どうしてそうなったんだろう？」
奥さん「やはり投資をするかしないかで差がつくのかな・・・？」
私「単身家庭が増えて生活スタイルが変わってきてるっていうのもあると思うけど、ここ数年で投資をしているかどうかで変わってきているというのは一因だと思う。」
娘「うちも投資していてよかった。」
息子「このままうちの資産が増えたら俺たちが通える学費も増やせる？」
私「その学校にいくことが君たちの将来のために必要となるのなら。あとで話をするけど、今年も自分が考えてる将来の姿をまとめて提出してほしいんだ。その時に自分の希望を書いてくれれば協議するよ。」
続いて2月の収支です。
毎回通り我が家の資産額、収入にかかわるところは黒塗りにしています。
収入、ポイ活は平均並み
支出について、
私「今月も60万円くらいの出費」
息子「金沢旅行へ行ったし」
私「とはいえ、家族4人で一泊二日で10万円ちょっとで済んだ。飛行機代を家族往復全額をマイルで支払うことができたので過去の家族旅行と比べても半分くらいの現金出費で済んだね。」
と次の表を見せながら説明します。
私「それ以外の出費で言えば、父ちゃんのがん保険の年払い、お米の返礼品を目的として寄付したふるさと納税の金額が上乗せされてる。」
奥さん「あれ？ふるさと納税って税金払わなくていいからお得になるんじゃないの？」
私「今年分の寄付は来年の納税額でひかれるからね。寄付金額はいったんここで支出として計上して、寄付金額がひかれた税額を来年の収支で反映させることにしている。今回のふるさと納税は全部お米にしたからしばらくはお米代はかかならないよ。」
奥さん「なのでうちはしばらく麺類は買わないよ。お米を食べてね。」
娘「はぁーい」と麺類が好きな娘は不満そうですｗ
私「あと『手数料』のところに昨年作ったアメックスゴールドプリファードカードの年会費4万円弱が2月で引き落とされている。お金はかかるけど、レストランや宿泊特典もあって金額以上のリターンが見込めると思って今これをメインカードにしているんだ。」
息子「父ちゃんはブラックカードは作らないの？」
奥さん「ブラックカードって？」
息子「一番ランクが高いカード」
私「ブラックカードは望んで作れるものじゃないよｗゴールドカードの上位のプラチナカードで数千万円レベルの利用実績があってはじめてブラックカードのインビテーションが届くようなものだからね。そのプラチナカードだって年会費16万円するんだから。これから資産が増えたり給料が上がれば話は別だけど、今の父ちゃんの実力ならこのゴールドカードがてっぺんだなぁ。」
私「あと、支出の増だけじゃない。学習塾の金額が先月より2万円下がっている！」
息子「俺が塾の特待生になったからね（ドヤ顔）」
私「息子は実力で勝ち取ってきた減額だね。だから報酬としてなにか買ってあげるよ。」
子供たちのおこづかい報告
次は子どもたちのおこづかい報告です。
息子のお手伝いは今回は月半分くらいで2,300円。娘はあい変わらず０円ですが、「中学2年生になったらおこづかい復活する！」と最近何回か言うようになったので4月以降に期待しています。
スマホで自分の銀行口座を確認しながら息子が驚きの声を上げました。
「おおっ利息が4円付いている！」
住信SBIネット銀行を使っていて、おそらくこれまでも利息は付いていたはずですが、今回はじめて気づいたようで、お金を預けることで金利を受け取るということをはじめて実感したようです。
息子「さっき言ってた特待生のご褒美だけどゲーミングマウスがほしい。使い勝手も試したいからお店で触って選びたいな」
とゲームのプログラミングを学んでいる息子は自分のゲーミングPC回りの環境向上を目論見ます。
私「きちんと結果出した報酬だからね。買ってあげるよ。春休みにでも一緒に秋葉原に行って選ぼう」
ここで子供たちへ春休みの宿題を出します。
私「毎年君たちに作ってもらっているライフプランを今年も作ってください。」（「ライフプランを作ろう！について 3年目（息子中1 娘小6）」）
娘「今までと表が変わっている。」
私「もう慣れたと思うから1枚でまとめられるようにした。春休みの間に記入して次回4月のマネー会議で発表してもらう。」
子供たちの投資グラフ/為替グラフ
次は子供たちの投資グラフ作成です。
2020年6月のスタートから4年と9か月目です。
各カテゴリごとの数字を発表をする前に聞いてみます。
私「さて今月はどうなったでしょう？」
息子「アメリカが下がった。」
私「なぜ知っている？」
息子「モーサテ（テレビ東京系列「モーニングサテライト」）でそんなこと言っていたし、そのほかニュースでも流れてた。」
奥さん「いいね。そうやって情報キャッチするのは大事よね。」
とここで各数字を確認します。
2025年2月末現在の実績はスタートした2020年6月比で
アメリカ279% （2025年1月末297％）
全世界 244% （2025年1月末257％）
日本 187% （2025年1月末194％）
新興国 173%（2025年1月末173％）
とアメリカが大きく数字を落としています。
息子「トランプ大統領が関税を上げたから？」
私「それに対しての不安はあるね。トランプも様々な外交交渉のカードとして関税の引き上げを使っているけど、輸入品に関税を課せられたら値上がりして物価が上がるから、アメリカ国民の生活が苦しくなる可能性があるね。」
息子「今の物価上昇って原材料が値上がっているからなんだよね。」
私「そう、賃金上昇がおいつかないインフレをスタグフレーションと言って、ただ値段だけが上がっていく悪いインフレなんだよね。さらにアメリカは2月の経済指標も悪化していて、不況に陥る可能性も示唆されている。」
娘「どうしたらまた景気がよくなるの？」
と私が想像しない質問も飛んできたのでその場で「景気サイクル」とググって証券会社のページを表示しながら説明します。（日興フロッギー「『金融政策サイクルの四季』を読み解けば、景気が読める）
私「景気って原則ぐるぐる回って好景気、不況期を循環しているんだ。景気がよくなりすぎると物価が高くなるので、お金の利息である金利のを上げてお金を借りづらくして景気を落ち着かせる。ある程度落ち着いたら今度は金利を下げてお金を借りやすくして使いやすくする、そうすると景気が良くなる。そうしたサイクルを繰り返しながら基本右肩上がりに経済は成長していくんだよ。」
次は為替です。
息子「アメリカの経済が下降気味なんでしょ。円高ドル安になりそう。」
私「正解。ここに来て円高ドル安の傾向になっている。今は1ドル＝150円だけど数日前は149円代につけていた。」
娘「もっと円高になればいいのに。」
私「そうだけど、我が家の投資先はドル資産も多いから円高になったら資産額が減るんだよ。難しいところだね。」
次回開催は4月5日（土）
最後に「母ちゃんより」です。
奥さん「今月は春休みになります。早いもんで息子は4月から受験生で4月以降は勉強、塾で忙しくなるだろうから3月の間にさっき父ちゃんから出された宿題を記入したりして考えをまとめてから受験にむかってほしいな」
私「ちなみに息子は今の学力をキープしてもそこそこの高校に入れそうだけど、この1年キープして実力相応の高校に入りたい？それとも努力して上のレベルの学校を目指したい？」
息子「上の学校を目指したい。そっちのほうがかっこいいんじゃん。」
私「わかった。家族も協力するから上を目指して頑張ろう。」
という言葉で締めました。
以上第44回のり家マネー会議のレポートでした。
今回はお馴染み野村総研の「富裕層ピラミッド」の確認やライフプラン作成の宿題、投資グラフ作成の際の質疑応答などがあり今回も濃いい内容になりました。特に投資グラフの回では子供たちの持っている情報が増えてきてると実感でき、これまでになかった質問も飛んできて、それを検索してすぐに解説するなど、ライブ感のある内容になりました。子供たちの理解力や能力の成長が感じられ、これからマネー会議がより情報密度の濃い有意義なものになっていきそうな手ごたえを感じられています。
月にたった1時間。他の家庭ではおそらくやらない楽しくとも情報の密度の濃い時間を毎月積み上げていくことで、家族のそれぞれの人生を充実するものにできると確信しています。
次回開催は2025年4月5日（土）の夕方からを予定しています。
「のり家マネー会議」の取り組みをNHKで取り上げてくださり、ニュース番組のコーナーで紹介していただきました。
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