子供たちが投資をはじめて4年が経ったことについて(長男 中2 長女 中1)




子供たちへのマネー教育
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こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。

2020年 当時小学校4年生と3年生だった我が家の息子と娘に「投資をしよう!」というタイトルでプレゼンを行い、二人が投資信託で投資を開始してから4年が経ちました。

子どもたちは4年間毎月末自分が選んだ投資先の投資信託の値動きをグラフにつけていて、今回は4年目のレポートを報告させていただこうと思います。

また今回は現在中学1年生の娘が自らの投資についての考えを書いた作文も掲載しています。

4つのアセットの株価を毎月グラフにつけてグラフの結果と社会情勢を組み合わせていろいろと仮説、推測を話し合うことを4年間毎月継続していくだけで、4年間インデックス投資の運用をしているのと同じ経験を得られ、インデックス投資への信頼を彼らの中で醸成させることができているのだと思います。

子ども達が投資をはじめて4年が経ちました

4年前の2020年6月21日

私は自分で作成した子ども向けの投資の説明資料「投資をしよう!」を使って二人の子ども達へ投資の必要性についてプレゼンを実施し、二人は投資をはじめることになりました。

子ども達に各2万円づつを与えるので

全世界株
アメリカ株
日本株
新興国株

の4つのアセットクラスから投資先を子ども達自身が2つ選び、各1万円づつで彼らが選んだ投資先の株価指数連動のインデックスファンドを購入するというものです。

小4息子は全世界と新興国、小3娘はアメリカと新興国を選んで、それぞれのカテゴリーのインデックスファンドを三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slimシリーズ」で購入しました。

この時のプレゼン資料並びにプレゼンした時の様子は下記のブログ記事に書いてあります。ご興味ある方はご覧になってみてください。

「投資をしよう!」について~天の章~子ども向けの投資プレゼン資料全ページ公開
「投資をしよう!」について~地の章~子ども達への実際のプレゼンの様子のレポート

この時子ども達と約束したことは次の通りになります。

・投資期間は10年間。
・毎月の金額を確認して折れ線グラフを作成する。
・なぜその金額になったのか世界のニュースを調べる。
・1年ごとに1番伸びた投資先にお父さんが1,000円分の追加をご褒美。
・10年後に1番伸びた投資先にお父さんが10,000円分の追加をご褒美。

約束通り毎月グラフをつけ続けてこの5月で48か月目。
4年が経ちました。

グラフ作成ルール

投資グラフの作成は月1回。

その月の最終日の4カテゴリーの成績を私がメモしておき、毎月行われているのり家マネー会議で子どもたちが転記してエクセルでグラフを作成します。

最初の2年間は手書きで更新していたのですが、子どもたちに表計算でグラフの作り方を教えることで、2年前からエクセルでのグラフ更新に変わっています。

2021年までは手書きグラフでしたが、昨年からエクセルでグラフを作るように。

↑このように貼り出していたものを。
↓マネー会議の時にエクセルの画面で確認するようにしました。

4年間の投資成績結果発表!

さて投資開始から4年目の成績結果発表です。

2024年6月時点で2020年6月比は次のようになりました。

第1位 アメリカ 279%
第2位 全世界  245%
第3位 日本   194%
第4位 新興国  177%

どのアセットも4年間の成績はプラスですがアメリカがぶっちぎり。
そのアメリカに引っ張られるように全世界が続きます。
2020年6月時点で10,000円をアメリカに投資をすれば、今では27,900円と約2.8倍になっているということです。

4年間の成績を並べると次のようになります。

2020年6月対比の伸び率

これは2020年6月を100とした時の伸び率です。
2024年6月のアメリカの実績は2020年6月に比べて+179%伸びたという読み方になります。

2022年度の新興国の落ち込みを除けば伸び率に差はあれど各アセットクラスとも順調に伸びています。特に2024年度の伸びの大きさが顕著で、これを前年対比に置き換えるとこうなります。

毎年の対前年比の伸び率

アメリカ、全世界は言わずもがな、この1年に限って言えばここ数年振るわなかった新興国ですら132%の伸びになっていて日本の伸び率と遜色ありません。

円安、株高の両方の要因があるとは思いますがこのように見ると株価の過熱感が大きすぎるように感じられ、さすがに7月以降調整が入るのではと思ってしまいます。

この間の値動きをグラフにするとこうなります。

「私のしゅみは投資です」

以上のような値動きを今年ものり家マネー会議の際に子供たちだけでなく家族全員で確認しながらあれこれと話しをしてきました。

例えば

2023年7月時点 アメリカ株の評価額がスタート時の2倍になったとき
娘「アメリカが2倍になった!」
息子「銀行口座に入れていたら1,000年経っても無理だよね」
奥さん「コロナや戦争があっても株価は上がるのかぁ。人間てしぶといね」

とか

2024年1月末時点
娘「今月も上がった!」
私「ここ最近の右肩上がりすぎるからね。いつか必ず下がる時が来るよ」
娘「落ちるところを見てみたい。『落ちる』経験をしてみないとね」

2024年2月末現在
娘「毎月伸びすぎ、こんなに伸びていいのかな?」
私「新NISAで投資をはじめた初心者に先輩からアドバイスを送るとすれば?」
娘「この先下がった時が来ても、その時に売っても赤字になるだけ。続けてください!」

という具合です。

4年間グラフをつけ続けてきたことで株の値動きについて経験に基づく発言が増えてきました。また情報感度も大人びてきていることから、現在の社会情勢と株価の動きの紐づけもするようになったと思います。

そんな中、中1娘が夏休みの宿題で作文を書いています。
タイトルは「私のしゅみは投資です」

彼女の許可を得てここに全文を掲載します。

夏休みの宿題の作文にテーマに選んだのは娘本人の判断ですし、文章の内容、構成についてもほとんど娘のオリジナルです(我が家の具体的な資産額を数字で記載していた部分だけは削除修正させました)

読んでみると投資をすることの仕組みや意義が理解できていると思いますし、これまで培ってきた経験を活かし、自らの意思で将来自分の資産で投資(世界に分散するインデックス投資による長期投資)をしようと決めていることが見て取れます。

我が家では中学生、小学生の若き天才トレーダーを育成しようとしているわけではありません。
企業やチャートの分析をさせて株価の動向を読む、ということもしていません(そもそも私がやりません)
取り組んでいることは至極単純なこと。4つのアセットの株価を毎月グラフにつけてグラフの結果と社会情勢を組み合わせていろいろと仮説、推測を話し合う程度の、はじめようと思えば明日からでもはじめられることです。

ただそれだけを4年間毎月継続していくだけで、4年間インデックス投資の運用をしているのと同じ経験を得られ、インデックス投資への信頼を彼らの中で醸成させることができているのだと思います。

またこれらの経験が彼らに投資の有効性を実感させて、将来自らが描くライフスタイル実現のため経済的自由を得ようと思うベースにもなっているようです。(「息子の卒業文集の「私の夢」が「経済的自由」であることについて」)

これから1年ごとに成長していき高度なものになっていくだろう子供たちとの会話を楽しみながら、6年後のゴールに向けて継続していきたいと考えています。

子ども向けの投資のプレゼン資料「投資をしよう!」を最新版に更新したPDFをGoogleドライブで公開しています。
私的なご利用に限りご入り用であればご活用ください。

https://drive.google.com/file/d/1_mFNHpV-wCmpobfMKWiJXRGqyJFDADsD/view?usp=sharing

●当資料は、のり(twitterID:@noriyusaku1128)が作成したものです。
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