こんにちは。のり(@nori19701128)です。
我が家の目標である、
「子供たちに学校では教わらないお金の知識を持たせて社会に送り出す」
に向けてこれまで3回 子供たちへお金の講義を開催しました。
2020年6月 「投資をしよう!」
2021年1月 「社会保険を知ろう!」
2021年6月 「ライフプランを作ろう!」
今回の第4弾では社会を生きていく上において避けては通れないお金「税金」をテーマにして講義を開催しました。
メインのメッセージとしては
①「税金」は人々の生活を支えるために使われている重要なお金であるということ
②「税金」でお得になる制度もあり活用することで豊かに暮らして行こう
というものです。
今回から2回にわけてこちらのブログで紹介していきます。
まずは第一回目の今回は講義用のテキスト資料の全ページの紹介をします。
まずは「子どものお金の教育シリーズ」の共通する背骨の部分である「人生の組み立て方」のページが入ります。
このページはシリーズ全体を貫くものとなっており、各講義はこの①から⑤のどこかに分類されることになります。
今回の「税金」は「②社会のルールを知る」というパートになることをここで説明します。
第1章「税金って?」では、税金というものがどういう性質のお金かを説明します。
会社やお店では物を販売することで売り上げを上げて企業も会社員も収入を得るのですが、
学校を作るお金、公共サービスの経費、警察官や公立学校の教師のお給料などどこから来るのだろう?
ということを問いかけて子どもたちの答えを引き出します。
子どもたちの意見が出た後に「社会を支えるためのお金」として国民が少しづつ出し合うお金のことを「税金」と言うと説明します。
第2章は「税金」の種類や使われ方について深堀りしていきます。
まず税金には国や自治体に直接払う「直接税」と物を購入する時に物の値段に上乗せして払う「間接税」があることを話しします。
ここでも「直接税」と「間接税」にはどのようなものがあるかを問いかけて、子どもたちの答えを引き出すことで話をふくらませます。
テキストには書いてありませんが「直接税」では「所得税」や「住民税」は収入に対して累進課税制を取っていることを話しをしてもいいでしょうし、「間接税」ではおそらく子どもたちからは一番身近な税金である「消費税」の話題や、お父さんが毎日飲んでいるお酒や喫っているタバコの販売する値段にも税金が上乗せされていることを話をしてもいいと思います。
また投資をして金融商品を現金化するときにも税金がかかるとか、宝くじの収益金も自治体で税金のように使われていることを説明します。
第2章の後半部分では「税金の使われ方」について説明します。
「みんなの生活をよくするために役立てられています」というパートでは、横断歩道を作る値段、学校を作る値段、高速道路を作る値段についてまずは金額がブランクになっているページを示して、クイズ感覚で「金額のあてっこ」ができるようにしています。
結構な高額になるし、国民の生活レベルを向上させるための事業については、会社法人に任せるのではなく、国や自治体が主体となって推し進めると話します。
さらに税金の使い道は多岐にわたり、企業だと利益にならなくて撤退するような地方の赤字の鉄道やバス路線が地元の人のために存続することにも税金が必要であることを説明します。
ここで日本の年間の税収が50兆円~60兆円程度ということを話してもいいかと思います。
さらに税金の使い方を国や自治体に任せきりにするのではなく、無駄なところに使われていないか、国民がチェックすることもできるし、その判定の意志として国会や地方議会議員の選挙の時に投票ができるのは国民の権利であることを話せればと思います。
ただここまでなら社会の教科書でもある程度は話をする内容でしょうから、第3章では教科書では教えないような税金がお得になる活用の仕方を話します。
一つは「ふるさと納税」です。
自分が住んでいるところではなく、応援したい地方自治体に寄付をすればお得な返礼の品がもらえるし、人口減で税収が減っている自治体もこの制度を使って税収を増やして、住民にとって住みよい町になるよう活用している事例があることを紹介します。
もう一つは「iDeCo」や「NISA」などの投資の利益に対する非課税制度です。
これらの制度を使えば現行約20%かかっている投資の利益に対する税金がかからないことを説明します。
国が国民に投資をして資産形成をすることを推奨している政策の一環であり、今後金融課税の比率は上がっていく可能性があるため、投資資金の置き場所としてこうした非課税制度を有効的に使っていくことが必要であると話をします。
最後にまとめです。
ここでは「税金」の存在意義と重要性について振り返ります。
「税金」は我々国民の生活を支える基盤の資金として重要なものであるということ。
「税金」がなくなれば学校で学ぶことも高額なものになること、誰もゴミを取りに来なくなること、警察もいなくなり治安が悪くなることを話します。
また地方の住民もバスや鉄道路線が廃線になり困ってしまうことなどを話します。
ただ国は税金がお得になる制度も用意してくれているのでそれらをお得に利用することで豊かに暮らそうという話をして終了です。
以上で「税金ってなに?」の全ページの紹介になります。
「税金はとられるもの」というどちらかというとネガティブでオカタイ話になりがちなテーマですので、話し手が一方的に講義をするのではなく、なるだけ子どもたちと双方向に会話ができるようなページ構成になっています。
ページページごとに話を深堀していく設問を設けていますので、そこから話を広げて自由にディスカッションできることをイメージしています。
次回「『税金ってなに?』について後編」では、こちらの講義を実際に我が家の子供たちに行った際の様子をリポートいたします。
当資料の最新版に更新したPDFをGoogleドライブで公開しております。
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