子どもとスマホについて




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こんにちはのり(@nori19701128)です。

本日は「子どもとスマホ」というテーマでお話させていただきたいと思います。

子どもたちには多くの経験をして学びにしてもらうために、親のサポートのもと早いうちから積極的にスマホを使わせていきたいと考えています。

親世代が子供の頃になかった道具をどう使わせていくべきか

今から5-6年くらい前の話でしょうか。

大学時代の友人と久しぶりに会ってお酒を飲む機会がありました。

私よりも若くして家庭を持ち、子どもを持つのも早かったその友人。
その頃にはお子さんも中学生くらいの年齢になっていたと記憶しています。

その彼がこんな悩みを話ました。

「子どもがスマホを欲しがるんだけど、何歳くらいから持たせるべきかなぁ。
 いろいろトラブルに巻き込まれるなんて話も聞くし、心配なんだよね。
 けど周りはみんな持っているというし、まだ持たせてはいなんだけど。」

当時私のほうは上の息子が小学生にあがるちょっと前のころ。
まだスマホを持たせるなどは考えられない時期でした。

友人の話を聞きながら、なるほどうちの子どもたちにもいつかスマホを持たせなければいけない時がくるんだ、と考えつつふと思いました。

(そうか、スマホもインターネットも自分たちが子どもの頃にはまだなかった道具。『親から教わりながら使い始めた』という経験がない。
自分たちの子ども達にいつからどのように使わせるかは、私たち親が自分で考えて教えていかないといけないんだ)

ということをです。

私の記憶では会社などでインターネットを一般的に使い始めたのは2000年頃で私は30歳、スマホの代名詞であるiPhoneの発売が始まったのは2007年で37歳です。

十分大人になってから登場し、使い方を身に着けてきた道具ですので、自身が子どもの頃に親や学校で教わったという経験がありません。

私が思ったのは、だからといって自分の子どもたちが「なんとなく、いつの間にか」スマホを使い始めるのは嫌だな、ということでした。

親としての私たちが明確な意思と方針を決めて、子ども達にスマホを使わせて行きたいと思ったのです。

道具を使いこなせるように教えていく

子どもへのスマホを使わせ方について、ネットやリアルの知人の話としてたまに聞くのは、

「インターネットには子どもに好ましくない情報がたくさん流れている。SNSいじめなんかもあるようだから、なるだけ使わせたくない。」

というものです。

その考えは、一部の負の部分を過大評価することで、スマホの持つ便利で有用な部分に目をつぶってしまっているものと思います。

もはや世界中のほとんどの人間が当たり前のように使っている道具を子どもたちを触らせないことで、むしろ子ども達を「世界」から遠ざけてしまうことになるのではないかということです。

世の中には悪い大人がいっぱいいるし、車も走っていて危険なので一人で外に出てはいけません、と言っているようなもので、そうではなく、知らない大人に声をかけられた場合の対処法や、交通ルールを教えて一人で外に出られるようにするのが親の役割であり、教育です。

ならばスマホの使い方ネットとの向き合い方も親がきちんと教えながら使わせていくべきだろうと考えました。

その考えを奥さんに話をしたところ、同じこと考えていたようですぐに同意してもらえ、当時小学3年生だった息子が隣駅までプログラミング教室に通うことになったので、ちょうどいいタイミングと中古スマホを一台購入しました。

LINEモバイルに加入してデータsimを使うことで、電話番号を持たなくても、通話はLINEで代用。有害サイトをブロックし、親のスマホからもサイト閲覧履歴をみることができる管理アプリをインストールし、1台のスマホを2人の子どもに共有で持たせることにしました。

LINEについてはまず、家族間同士の連絡を取るためだけに使い、子どもの成長度合いを見ながら友達との通信を許可していくという約束です。

しかしすぐに、約束破りが!

下の娘がスマホを持って友達の家に遊びに行ったところ、その友達もスマホ持ちでLINEのお友達交換をしてしまったというのです。

それは最初の約束と違うということと、そもそも約束を守れないうちは友人同士のLINEのやり取りはまだ早いという話しをし、親同士で連絡を取り合って、LINE上での「友だち削除」を行いました。

ただだからと言って失敗だったと、そこでスマホを取り上げるのではなく、使わせるのは継続しました。

そういう親との約束を守るという部分も含めて、スマホを使えるようになる、というのがスマホを子どもに持たせることの目的だったからです。

次は「メルカリ」「PayPay」をインストールし、使える幅を広げていく

それから1年半がたち、大きなトラブルなく子どもたちはスマホを使えています。

現在のところスマホにデフォルトで入っているアプリの他に入っているのは、LINEと子どもたちが自分たちの疑問を調べるための検索用のGoogleChromeアプリです。

最近息子がそこに「メルカリ」と「PayPay」のアプリを入れたいと言いだしました。

どちらも親が使っているのを見て、自分もやってみたいと思うようになったようです。

近くインストールし、どちらも親が一緒についた上で経験させてあげたいと思います。

「メルカリ」「PayPay」の規約を見るとともに保護者の同意があれば未成年者が口座を作り取引することは可能のようです。

これらのお金アプリを使うことはいずれ必須になってくるでしょうから、親の確認という条件つきですが、使わせることで早いうちにお金に対する感度を上げていけると思います。

特に「メルカリ」では読み終わった本や遊び終わったゲームを売却し、それを元手に新たに必要なものを購入することができるという、経済活動に参加することができるのは大きな利点になると考えます。

また、売買相手の相手方との言葉のキャッチボールや丁寧な商品の送り方など相手への気配りも必要になってきますので、学べること、身につくことは多いと思います。

スマホやアプリを使わせて今どきの道具を使い、経験をさせることで子どもたちの学びとさせる。

ただそれには親による確認、チェックなどの伴走が必須です。

「子どもにスマホを持たせるのは怖い」というのは道具だけを与えてあとは何も教えないということの裏返しだと思います。

子どもたちを「世界」の入り口に立たせて、致命的な事故を起こさせないよう最低限のルールは伝えてあげる。

彼らが積極的に「世界」を歩くことができるように、多くの経験や学びを得られるように、そこでの歩き方を私たちは厭うことなく積極的に子どもたちに教えていきたいと思います。

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