FIREについて




ライフスタイル
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こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。

今回は世間一般的にも認知されはじめてきた

「FIRE」(Financial Independence、Retirement Early)

について私が考えていることをお話したいと思います。

なんとなくこの「FIRE」は一種の流行り言葉のように感じるところがありますが、FIRE」という言葉があろうがなかろうが、地に足を付けた自分らしい生き方を目指していきたいと思います。

紹介されていた私のブログ

つい先日のことですが、私が書いているこの「家族を守るお金のブログ」が他の方のブログで紹介いただいてました。

「地方戸建新築セミリタイアサラリーマン」さんが書いていらっしゃる
サラリーマンをやめて遊んで暮らすための自立までの道」というブログの
夫婦、子どもがいる家庭でセミリタイアを目指す仲間」というタイトルの記事の中でです。

こちらの「地方戸建新築セミリタイアサラリーマン」さんですがリアルでも、SNSでもお付き合いがある方ではなく、私がたまたま自分のブログの統計情報をGoogleアナリティクスで眺めていた時に、こちらのブログからの流入があることを確認して、紹介いただいていることに気が付いたという流れです。

いくつか記事を拝見したのですが、twitter等のSNSをされてはいらっしゃらないよう。

ご本人も記事の中で「セミリタイヤを目指す方々を勝手に仲間と呼ばしてもらい」とありますので、ありがたいことに「地方戸建新築セミリタイアサラリーマン」さんがいろいろとブログを読まれている中で、私のブログの内容が心の琴線に触れられたということのようです。

このようにポジティブな意味で私のブログをご紹介いただけるのは大変嬉しいですし、世の中のどなたかの心にいい影響があるのであれば、私もブログを書いてきた甲斐があるというものです。

しかしながら、今回このような紹介をされた際に1点だけ違和感を覚えました。

はて、私はセミリタイアを目指していたっけかな?

ということをです。

FIREムーブメント

今回のブログのテーマは「FIRE」についてです。
FIREとは

Financial Independence=経済的独立」
Retirement Early=早期退職」

の略語です。

言葉通り意図的に支出をおさえて貯蓄と投資で資産を増やし、労働収入に頼らない環境を作り上げることで、会社からの早期退職を目指すライフスタイルです。

世界的なムーブメントで、Wikipediaの記述によると、2010年代から注目を集め、特に現在の30代にあたるミレニアル世代に人気があるとのこと。

twitterでは30代、40代で「FIRE」を目指していらっしゃる方をたくさんお見掛けしますし、実際に「FIRE」を達成されている方もいらっしゃいます。

さらにはこの動きがネットの中だけではなく、近年テレビや雑誌でも特集されており、世間一般でも知られる言葉となってきています。

先に話題に上がった「セミリタイア」という言葉も「FIRE」に類するものととらえていいでしょう。

「セミリタイア」となると、完全に仕事はやめないけど、収入の過少を気にすることなく好きな仕事をして生きていく、というニュアンスになるでしょうか。

だとしても前提としては「FI=経済的独立」が伴わなければ実現しえないということでは意味合いとしては近しいと思います。

このように「FIRE」という言葉が広がっていく中で思うことはFIRE」を達成することでどのように生きていくのかその先のヴィジョンを持つことが大切ではないのかということです。

「FIRE」とはライフスタイルを実現するための手段

私のtwitter上の友人である金育SEまささんと話してる時に話題になったのですが、
まささんが行っている社内の新卒向けのセミナーの新卒からの質問やリアルな友人からも「FIRE」という言葉が出てくるようになり、言葉として世間に浸透していることを感じられるとのこと。

それと同時に「FIRE」という言葉が持つ意味が薄くなっていることも実感されるそうです。

「仕事いやだなあ、早く辞めて好きなゲームをする毎日を送りたい」

という具合です。

明確な意思があればそのような生き方も否定はしません。

けれどそれは「FIRE」という言葉が出てくるずっと前から存在する「仕事を辞めて、遊んで暮らしたいなぁ」という妄想を、たまたま出てきた「FIRE」という言葉に都合よく重ねているだけのように思います。

「FIRE」というのは「私はこのように生きたい」というライフスタイルを達成させるための手段であり、それ自体が目的になりえるものではないと私は考えます。

大事なのは経済的自立が達成されて、早期リタイアをしたあとにどのように生きていきたいかというヴィジョンを持てているかどうか。

さらに言えば「私は40代でこんな生き方をしていきたい」というヴィジョンがあるから、その生き方の実現のために「FIRE」を目指すのがあるべき順番だと思うのです。

でなければ「FIRE」の状態を達成した時に残りの人生をどのように過ごすか途方に暮れそうですし、そもそも自分の生き方に対し、確固たるヴィジョンと意思を持たないと途中で挫折する割合も高くなるだろうと想像します。

そのように思うと先に私のブログが「セミリタイアを目指しているブログ」という紹介のされ方の違和感の理由がわかります。

私はこちらのブログで何度か「お金の相談ができるFP業をやりたい」とお話して参りました。

ヴィジョンとしては保険の売り込みなどは必要な最低限に留めて、お金の相談だけでフィーを頂戴するスタイル。

しかし、それだけでは生活を維持するだけでの収入を見込めなさそうですので、子どもたちが独立し支出をおさえられ、奥さんもまだ働いていて、私が今の会社で定年を迎える60歳で実現したいと考えており、それまでに貯蓄、投資で資産を増やしていきたいと考えていました。

なるほど上記の内容は「セミリタイア」の定義に当てはまりそうです。

しかし私自身としては「セミリタイアありき」で考えたことがなく、まず「お金の相談ができるFP業」をやりたい、という希望が先にありました。

それの実現のために必要と考えた目指すべき環境が「セミリタイア」という状況に近しかった、ということだと思います。

自分らしい生き方を考えていく

私はあるべき順番としては「実現したいライフスタイル」→「ライフスタイル実現のためのFIRE」と考えていますが、1点誤解を恐れずに言うと「実現したいライフスタイル」は変わっていってもいいと考えます。

何十年というスパンで見ていけば、人は環境も考え方も変わっていって当然ですので考え方やライフスタイルに変化があれば、過去の自分の考えに囚われることなく、自分にとってよりよいものへ変更していくことのほうが自然です。

また「FIRE」から先に入ったと言う方でも、「FIRE」の実現までに時間があればそれまでの時間の中で「FIRE」後の自分のライフスタイルをじっくり考えていかれればいいのではないでしょうか。

そしてそのような路線変更をしやすくするためにも、若いうちからの資産形成が必要と思います。

資産が積みあがっていれば例えば会社からの解雇や自らの体調不良などの環境の変化により、路線変更を迫られたとしても、落ち着いて選択肢の中から自分らしいものを選べる余裕が出てくるはずです。

矛盾して聞こえるかもしれませんが、人生の目標は明確に持ちつつ、しかしその目標はきちんと意思があれば、柔軟に変えていっていいと思います。

終身雇用、年功序列というひと昔前のモデルが崩れてしまったこれからの社会では、「どのように生きたいか」というライフプランを自分自身で立てていき、その実現のために自らが備えていく必要があります。

なんとなくこの「FIRE」は一種の流行り言葉のように感じるところがありますが、FIRE」という言葉があろうがなかろうが、地に足を付けた自分らしい生き方を変わらずに目指していきたいと思います。

最後に「紹介のされ方に違和感を感じた」と表現してしまいましたが、それは私の感じ方の話であり、私のブログを紹介してくださったこと、また私に考えるきっかけを作ってくださったことについて、「地方戸建新築セミリタイアサラリーマン」さんに感謝いたします。

ラジオもやっています。よかったら聞いてください。

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