2022年 高校の授業に「資産形成」が組み込まれることについて




お金の勉強
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こんにちはのり(@nori19701128)です。

来年2022年から高校の家庭科の授業のカリキュラムに「資産形成」の内容が組み込まれます。
今回はそれについて私が考えていることをお話ししようと思います。

高校で家計管理と資産形成が教えられるのは大きな進歩だと思いますが、子供にお金のことを教えられるのはやはり「親」しかいないと思います。

2022年高校の家庭科の授業に「資産形成」が組み込まれる

このブログでも何度か話題にしていますが、日本人は学校でも家庭でもお金の学びを受ける機会がなく、社会に出て実地訓練で自ら習得していく人のほうがまだ多いのだと言われています。

そういう風潮だからこそ学生時代までに少しでもお金の勉強をしていること、教えられていれば、同世代の多くの教わってない人たちと比べて、社会人としてのスタートダッシュを有利に切れるのだとも思っています。

そんな中2019年の11月にニュースが流れました。

2022年から高校の家庭科の授業で「投資信託」を教える、というものです。

実際それを報じた日本経済新聞の見出しは「高校家庭科で『投資信託』22年4月から授業」となっています。

当時SNSでは敏感にこの内容が取り上げられ「ついに高校の授業で投資の仕方を教えるのか!」と盛り上がったのを記憶していましが、実際にはそこまでではないようです。

2019年に文部科学省が告知した「高等学校学習指導要綱解説 家庭科編」の中にはこう書かれています。

「家計管理については、収支のバランスの重要性とともにリスク管理も踏まえた家計管理の基本について理解するようにする。」

それに続いて

「生涯を見通した経済計画を立てるには、教育資金、住宅取得、老後の備えの他にも、事故や病気、失業などリスクへの対応が必要であることを取り上げ、預貯金、民間保険、株式、債券、投資信託等の金融資産の特徴(メリット、デメリット)、資産形成の視野にも触れるようにする。」

と出ています。

つまり高校でがっつりと「投資のやり方」について教えるのではなく、生涯の家計管理について理解を深めるとともに、人生のリスクの対応として金融資産の特徴や資産形成に触れていく、ということのようです。

授業で教わることだけで十分とは思われない

学校という教育の現場でリアルな「生き方」にかかわる家計管理やお金、リスク資産について触れられることは大きな進歩だと思います。

授業に取り上げられることによって、それを「きっかけ」として自分のライフプランを考える人、お金へのアクションを実践に移す人の数はそれをしなかった時と比べたら明らかに増えて行くことになるでしょう。

ただその反面

「これまでお金のことを教えてこなかった学校が教えてくれるのだから、子供へのお金の教育はこれで安心だ。」

ということにもならないのだと思います。

一つにはこれは私が男性だからというのもあるかもしれませんが、高校での「家庭科」への興味の低さです。

このニュースを聞いた時の私の第一印象は「あれ、高校で家庭科の授業ってあったっけ?」ということでした。

私は30年以上前の高校生ですから今とは事情も変わっているでしょうが、記憶に残っているには大学受験を控えての主要5教科の授業で家庭科を教わった記憶がなく、学校側でも力のかけかたが薄かったのだと思います。

それだけ印象の薄い家庭科の授業の中でも、すべての時間が家計管理のために費やされるわけではありません。

育児、福祉、リビングデザイン、服飾ファッション、調理、栄養、公衆衛生といった項目の中の一つとして組み込まれていて、何週間も何時間もかけて学ぶ時間はおそらくとれないのだろうと想像します。

さらにお金の教育の難しいところはそれぞれ各生徒の家庭環境や親の考え方によって、お金の環境、考え方も変わってくるということです。

一つのクラスにはお金持ちの家庭の子と、それほどでもない家庭の子がいるでしょうから、例えば自分のライフプランを作成して発表する、という自分で考えて応用するといったワークのようなことはおそらくやれないでしょう。

下手に「投資」のやり方を教えようものなら「学校でギャンブルを教えるのか!」というクレームをいってくる親もたくさんでてきそうです。

概論について 話を聞くだけの受け身の授業になるのではないかと想像します。

また前述した日本経済新聞の記事の中でも「この専門的な分野に詳しい先生は少ないとみられ」と書かれており「授業ではほとんど触れないだろう」という教師側の声も紹介されています。

具体的なことを教えてあげられるのは「親」

以上のことを考えると、高校の授業で教わる「家計管理と資産形成」の内容は概論で、生徒のその後の人生に応用できるレベルで教えてくれるとは考えにくく、きっかけにする人は増えるのでしょうけれど、それだけでそれからの人生を十分にわたれるだけのお金の素養は身につけさせるのは、おそらく難しいのだろうと考えます。

人生のお金のことを考える上で重要なこととして、

その子がどんな人生を送りたいと思い描くか。
その実現のためにどのようなライフプランを立てるのか。

という各個々人のパーソナルなことを導いてあげる必要があると思いますし、

資産運用するにしても、実際に口座を開設し、どのような運用スタイルで、どのような商品を選ぶのか、また大きな値動きに直面した場合の心構えはどうあるべきか、

などといった具体的なことを子供と一緒に伴走していく必要があると思います。

それができるのはやはり学校ではなく、無論学習塾などで教えられるはずもなく、その子のことをこの世で一番愛し、その子の将来に責任を持ち、考えてあげられる「親」しかいないだろうと思っています。

ラジオもやっています。よかったら聞いてください。

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