こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。
昨年我が家の息子と娘に「投資をしよう!」というタイトルでプレゼンを行い、二人が投資信託で投資を開始してから1年が経ちました。
子どもたちは毎月末自分が選んだ投資先の投資信託の値動きをグラフにつけています。
今回は1年間のレポートを報告させていただこうと思います。
投資経験をすることで子どもたちには
・株価指数の動きと連動して世界の動きを考えさせる
・将来経験するであろう株価の値動きの疑似経験
ができていると思っています。
ブログの後半でグラフをつけている時の様子を録音した音声ファイルで聞けるようにしてあります。
ご興味あるかたは聞いてみてください。
子ども達が投資をはじめて1年が経ちました
ほぼ1年前の2020年6月21日
私は自分で作成した子ども向けの投資の説明資料「投資をしよう!」を使って二人の子ども達に投資の必要性のプレゼンを実施し、二人は投資をはじめることになりました。
子どもたちに各2万円づつを与えるので
全世界株
アメリカ株
日本株
新興国株
の4つのアセットクラスから投資先を子どもたち自身が2つ選び、各1万円づつで彼らが選んだ投資先の株価指数連動のインデックスファンドを購入するというものです。
小4息子は全世界と新興国、小3娘はアメリカと新興国を選んで、それぞれのカテゴリーのインデックスファンドを三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slimシリーズ」で購入しました。
この時のプレゼン資料並びにプレゼンした時の様子は下記のブログ記事に書いてありますので、ご興味あるかたはご覧ください。
・「投資をしよう!」について~天の章~子ども向けの投資プレゼン資料全ページ公開
・「投資をしよう!」について~地の章~子ども達への実際のプレゼンの様子のレポート
この時子ども達と約束したことは次の通りになります。
・投資期間は10年間。
・毎月の金額を確認して折れ線グラフを作成する。
・なぜその金額になったのか世界のニュースを調べる。
・1年ごとに1番伸びた投資先にお父さんが1,000円分の追加をご褒美。
・10年後に1番伸びた投資先にお父さんが10,000円分の追加をご褒美。
約束通り毎月グラフをつけ続けてこの5月で12か月目。
1年が経ちました。
1年間の投資成績結果発表!
子ども達が1年間つけたグラフがこちらです。
上が今年小学4年生の娘がつけているグラフ。
下が今年小学5年生の息子がつけているグラフです。
グラフの作り方もそれぞれ違っていて、
上の娘のはグラフをつけはじめた昨年の6月を起点にしているのですが、
下の息子のは方眼紙1枚で1年間の推移が見られるようになっていて、昨年も横軸は1月から記載されており、6月にあたる方眼紙の半ばからグラフがスタートしています。
グラフの作り方は特に指定してはおらず、作り方にそれぞれの性格が出ているのも面白いなぁと思います。
さて昨年6月下旬にそれぞれ1万円づつ投資した先の1年間の成績を発表します。
第1位 新興国株 +40.99%
第2位 アメリカ株 +40.23%
第3位 全世界株 +39.85%
第4位 日本株 +25.18%
昨年の10月からずっと1位をキープしていたのは新興国でした。
コロナ対策で各国財政支出をした結果、余ったお金が新興国への投資に流れた図式が想像されますが、ここにきてアメリカとそれに引っ張られるように全世界が猛追してきてます。
コロナの出口が見えてきたからかなと思います。
反してコロナワクチン対応で出遅れている日本はここ2か月で差が開いている状態です。
1位の新興国は2人とも自分のポートフォリオに組み込んでいましたから、約束通り2人ともに新興国株式を1,000円分買い増しです。
ただ同じ「eMAXIS Slimシリーズ」では今後のグラフ作成にブレが生じてしまいますので、買い増し分は別銘柄「SBI新興国インデックスファンド」で購入しました。
同じ新興国株式のインデックスファンドですが、「eMAXISSlim」が「MSCIエマージングマーケットインデックス」をベンチマークしているのに対して、「SBI新興国インデックス」がベンチマークしているのは「FTSEエマージング・インデックス」ですから、今後この両者の値動きを見ていくのも面白そうです。
いずれこうした会話も子どもたちとできるようになれれば思っています。
株価の変動グラフをつけることで学んでほしいこと
子ども達がグラフを付ける際は
「どうしてこうなった?」
という投げかけをしています。
例えばこの5月の結果のグラフを付けている時なども
私「なぜ日本株だけ遅れを取りはじめているのだろう?」
息子「少子高齢化がすすんでいるから?」
私「それがこの2か月間の開きにつながるかな?3か月前まではいい勝負だったんだよ?」
息子「あ、ワクチン戦争で負けちゃったから?」
という具合です。
今回子ども達の投資体験を個別株ではなく指数連動のインデックスファンドで行ってよかったと思うのは、カテゴリー別の株価の動きと世界の動きとを連動して考えるクセを付けられるだろうということです。
子どもたち、特に息子の投資に対する感度は身についてきているようで、コロナショックで一時的にへこんだ我が家の資産金額の推移グラフを見ても「この下がっているところで買えば、この上がったところで値上がりして儲かるんだよね」という理解ができています。
これからまだまだ教えること、経験して欲しいことはたくさんあります。
息子は短期的な目線で「安く買って、高く売ればいい」と言っているので、長期的なライフプランの考え方も交えて、まだ教えていない「長期・積立・分散」「複利」の考えを伝えなければいけません。
また株の値動きも昨年からのスタートですから、基本的に彼らは右肩上がりしか経験していません。
今後起こるであろう株価の暴落で、身をもって自分の財産がマイナスなる経験もしてほしいと思いますし、しかしその後必ず反転して株価は回復し、さらに頂点をつきぬけて上がっていくという経験もして欲しいと思います。
ここで疑似体験させることで、彼らが独立して資産運用で経験するであろうことを経験でき、激しい株価の動きに巡り合ったとしても冷静に対処することができるようになると思っています。
子ども達がグラフを付けている時の様子の音声を公開します
実は5月分の株価グラフを付けている時の様子を奥さんがこっそり動画でとっていました。
その時の音声だけを抽出しましたので今回公開いたします。
ただ会話の中で子ども達の個人名を呼びかけている箇所がありましたから、そこの前後の部分は消音処理しました。
不自然な消音部分が数か所あることをご承知ください。
会話のつながりも切れてしまっていますが、場の雰囲気だけでも感じてもらえればと思います。
子ども向けの投資のプレゼン資料「投資をしよう!」を最新版に更新したPDFをGoogleドライブで公開しています。
私的なご利用に限りご入り用であればご活用ください。
https://drive.google.com/file/d/1_mFNHpV-wCmpobfMKWiJXRGqyJFDADsD/view?usp=sharing
●当資料は、のり(twitterID:@noriyusaku1128)が作成したものです。
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