こんにちは。のり(@nori19701128)です。
以前のブログで我が家の特別定額給付金の使い方についてお話しました。
(「特別定額給付金の使い方について」)
今回はその記事にも触れられている
「息子が10万円のうちの1万円を使わせてほしい」
と言ってきたことについて、その後の顛末も含めて深堀した話をしてみたいと思います。
今回の機会を子供に伝えるチャンスに変えたいと考えました。
「10万円のうち1万円をつかいたい」と息子から申し入れ
「新型コロナウィルス感染症緊急経済対策」の一貫として紆余曲折の上、今年の4月下旬、「国民一人あたり10万円を支給する」ことが安倍首相の口から発表され、閣議決定を経たのち、国会で補正予算が成立しました。
7/17時点で給付率は93%。
ほとんどの家庭に給付金が振り込まれているのだと思います。
我が家の給付金使用の考え方については先に紹介した記事に記載していますのでここでは省きますが、小学4年生、3年生の子供たちにはいい社会勉強になると考え、なぜ給付金が振り込まれるか、それを我が家ではどのように使うかについて子どもたちに話をしました。
その話をした数日後 息子のほうから申し出がありました。
「給付金の10万円のうち1万円をつかわせてもらえないかなぁ・・・」
と言うのです、聞けば
「ニンテンドーカタログチケットを使ってゲームを買いたい」
とのこと。
何度かこのブログで触れていますが、子どもたちが大好きなゲームについては誕生日やクリスマスにプレゼントされることなく、自分たちでおこづかいを貯めて購入することになっています。
とは言え新作ゲームは1本7,000円~6,000円はする高価なもの。小学生のおこづかいで簡単に貯まる金額ではありません。
このチャンスに欲しいゲームを買ってもらえないかと彼なりに考えたようです。
条件は「給付金の使い方」を提出させること
息子の申し出は「10万円のうちの1万円」で絶妙なところを衝いています。
これが「全員に10万円なんでしょ?僕の分の10万円全部欲しい!」という申し出なら考えることなく一発却下です。
半分の5万円でも「小学生が使う金額じゃない」とNG返答だったでしょう。
さらに目的もなく自分が自由に使えるお金としての要求であったとしてもNGでした。
お菓子の買い食いや、ポケモントレカ購入など、「欲しくて必要」だからではなく「お金があるから買えちゃう」という無計画な散財になる可能性が極めて高そうだからです。
ところが息子の申し出は
・10万円のうちの1万円で
・使い道はニンテンドーカタログチケットを使ってゲームを買うこと
と金額と目的が明確です。
また彼の言い方も神妙で、当然の権利として主張するでもなく、下出に出ながらのお願い口調での申し出でした。
以上から彼がそれを言い出した時には「給付金を使わせてあげていいかもな」と自分の中では容認できていました。
が、我が家のCEOの裁可が必要です。
息子が申し出をしたときにはその場に奥さんもいましたので、その後夫婦二人で話合いました。
「買ってもいい」というところでは二人とも意見は一致していましたが、ただ買うだけでは何の成長もありません。
息子に「きゅうふ金の使い方」という利用計画書を提出させることが購入の条件とすることにしました。
話をしてから1週間後 息子が出してきた利用計画書がこちらです。
左側の項目については私が記載し、それに対してどのように使うかを息子が書き込んでいます。
ここで言う「ニンテンドーカタログチケット」とはNintendo Switchのソフト2本とweb上で引き換えることができるwebチケットです。
9,980円で買えるのですが、1本6千円~7千円するソフトは2本ダウンロードできるので、お得にゲームを手に入れることができます。
ここでは、「スプラトゥーン2」と「あつまれ!どうぶつの森」2本で13,162円
するところを、3,182円分安く購入することができると説明しています。
それを険しい顔で読んでいた我が家のCEOは顔を上げてこう言いました。
「まあ いいでしょう」
と。
それが2020年5月5日のこと。給付金が振り込まれたのがそれから2か月弱。
彼らは晴れて給付金から自分たちが使える1万円を勝ち得ることができました。
子供たちの教育のチャンスになるものは使いきる
給付金が振り込まれて約束通り「ニンテンドーカタログチケット」をweb上で購入し、念願の「スプラトゥーン2」「あつまれ!どうぶつの森」で日々遊んでいます。
特に「あつ森」はゲームの中で稼ぎ、貯蓄し、購入し、場合によってはカブの売買も行う経済活動の疑似体験ができる秀逸なゲームですね。
ゲームの進め方でお金の使い方の性格が表れます。
ゲーム中でテント生活から自宅を建てる場面があり、自宅の購入のためローンを組む場面があるのですが、
上の息子は
「お金を貯めて1回払いにした。」なぜ?「だって回数わけるとめんどくさいから」
下の娘は
「家?建てたよ」ローンは何回払いにした?「うーん わかんない」
年齢差があるからでしょうが、お金の教育は下の子のほうに多く時間をかける必要がありそうです(笑)
ただこのように「ローンを組」んだり「カブを売買する」場面が出てくることで金利や株の売買について話を広げることができそうです。
お金の教育をするという意味では、子供たち自身が自らやりたい、と言って購入したゲームであり、いい買い物をしたと考えています。
以上特別定額給付金支給のニュースから子供たちがそれを使いたいと言いだし、親がつけた条件をクリアすることで彼らが望むものを獲得できたことの流れをお話いたしました。
今回の場合息子が「給付金のうち1万円を使わせて欲しい」と希望を述べた時に「何言ってるの。そんなの使わせるわけにはいかないよ」
と言うのは簡単です。
ただそれではせっかくのチャンスを逃してしまうと思いました。
新型コロナウィルス対策のために現金が支給されるという、一生に一度あるかないかの機会に子供たちにお金の使い方を考えてもらうチャンスですし、彼らとしても今年支給された給付金を、親に説明して納得させることで使うことができた記憶が今後残っていくと思います。
これからもこのような機会があれば、子供たちへ「伝える」チャンスに変えていきたいと考えています。
ラジオもやってます。よかったら聞いてください。
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