我が家の住まいの方針について




住まい、住居
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こんにちは。のり(@nori19701128)です。

今回は我が家の住まいの方針についてお話しようと思います。

結論から言うとのり家では現役世代の間は賃貸で行こうと考えていますが、前提として「賃貸vs持ち家」論争をあおるつもりはありません。

あくまで我が家の環境、価値観、考えの中で現在は賃貸がいいと思いいたった思考のプロセスをお話したいと思います。

結婚当初は10畳一間の部屋に住んでいた

私は奥さんと2007年に36歳で結婚しました。

当時私は神奈川県ののちに政令市指定都市になる街で10畳一間月間賃料5万円の部屋に住んでいました。

社会人になって15年目。平均並みの給料をもらっている30代半ばの男性からすると住宅費にかけるお金は安価だったと思います。

私の世代ではまだ、それくらいの年になると同年代の人たちは所帯を持ち、ベッドタウンで新築1戸建てまたは新築マンションを購入する人が増えてくるお年頃です。

そんな中私は「まあ雨風しのげて冷暖房が効いてればいいや」くらいの感覚でした。
端的に言うとあまり住まいに興味やこだわりがなかったのだと思います。

ちなみにその部屋はその前の住まいの時に駐車場代を毎月支払いに行っていた不動産屋さんと懇意になり、
「ここなら敷金、礼金、更新料全部無料にできるよ。駐車場代も混みで月5万円」と紹介してもらった物件です。
外見はまるで工事現場の仮設事務所のようなしつらえで、中だけ住居用にリフォームされていた部屋でした。
(さらに言うと会社から住宅補助も出ていたので実質3万円で借りていました)

入籍後も新居を探すことなく、奥さんがその部屋に転がり込んできたような感じです。

ところがある日仕事が終わり帰宅したところ奥さんがパンフレットを持ち出してきたのです。

「今日いくつか不動産回ったの。いつまでもここに住むわけにもいかないと思って。」

その時はじめて彼女が家を欲しがっていることを知りました。
と、同時に住まいについて考えなければいけないと思いいたったのです。

考えたこと①転勤する可能性がある

家を買うべきか否か私は考えました。

結論は「今は買わない」です。

そこに思いいたった経緯は以下になります。

・全国転勤があり得る会社に勤めている。
・将来の家族のボリュームと家のサイズのアンマッチ。
・将来日本の少子化は確実。いずれ家あまりの時代が必ず来る。

一つ一つ見てきたいと思います。

まずは

・全国転勤があり得る会社に勤めている。

です。
結婚当時も、そして今も私は全国転勤があり得る会社に勤めています。

毎年3月には定期の人事異動があるのですがこれまでは引っ越しを伴わない辞令しかうけたことはないのですが、私も会社に属するサラリーマンである以上 関東以外の勤務を申し渡される可能性は十分あります。

私は心に決めていることが一つあって、転勤になったとしても少なくとも子供が中学生になるまでは単身赴任をしないというものです。

それまでは家族一緒にいたい。

なので転勤の可能性がある間は賃貸のほうが都合がいいと考えました。

考えたこと②家族のボリュームと家のサイズのアンマッチ

続いて

・家族のボリュームと家のボリュームのアンマッチ

です。

新婚当初子供は少なくとも2人は欲しいと考えていました。

今となればその予定通りになったのですが、家を買おうとしていた当時は先のことはわかりません。

子宝に恵まれないかもしれないし、逆に二人のつもりが2番目の出産が双子という可能性だってなくはありません。

そうした将来の不確実性に対して家族のボリューム感にマッチしたサイズの家をあらかじめ建てられないと思いました。
広すぎるかもしれないし、逆に狭くなってしまうかもしれない。

また、子どもの数が確定したとしても、幼いころは子供部屋は不要ですし、小学生の今は二人で一部屋ですし、一人部屋を持たせるのは上の子が6年生くらいからと考えています。

一人部屋を持たせたとしても社会人となるとともに家を出てもらう予定でいますので、将来は夫婦二人のボリュームに戻ります。
子供が出ていけば空き部屋も増えて管理が大変です。

家族の人数と体格が最大ボリュームであるせいぜい10年間のために、最大ボリュームに合わせた大きさの家を購入することは効率的ではない、と考えました。

考えたこと③少子化による将来の家あまり

国立社会保障・人口問題研究所HPより

そして最後に今後日本の少子化による家あまりの予測です。

ここに日本の年代別の人口ピラミッドを表示しています。
戦後二度のベビーブームを経て人口を増やしてきた日本ですが、2010年をピークに減少に転じ、2020年1月1日時点の住民基本台帳人口では前年から50万人の人口減となっています。

数字だけを聞くといまいちピンとはこないのですが、視覚的にピラミッドを見ると減っているのは確実に若年層です。現在のピラミッドのボリュームゾーンを担っている65歳~74歳の世代の方々はこの20年~30年の間でおそらく寿命を迎えるであろう方々です。

株や投資の未来予測は不確実性のあるものですが、少子化による人口減少は確実に訪れる未来です。

人口減少が進めば当然それまで使われていた住まいが空き家になるのは予測できますし、すでに空き家問題が発生しているエリアもあるというニュースも見受けられます。

今はまだ地方での現象でしょうが、やがては人口が集中している都市部でも同様の状況になりうることは想像できるところです。

家が余れば将来中古物件の売値もリーズナブルなものになっていくでしょう。

冒頭で示した通り、住まいに大きなこだわりのない私は、子供たちが巣立って再び夫婦二人の生活になった将来に、夫婦二人で暮らせるサイズの中古住宅をその時に安価に買えばいい。
今、ローンを組んで新築の住まいを購入する必要もないと考えました。

住まいについての我が家の結論

以上の考えの結果我が家が取った住まいの方針は

・転勤があり得る現役世代、また家族のボリュームが変動する子供たちが巣立つまでは賃貸物件で暮らす。

・子供たちが巣立つ頃(2035年前後)には家余りが進んでいるだろうから夫婦二人で暮らすサイズの住まいを安価で購入する。

です。
そのことは奥さんに伝えると、理屈で納得できるタイプの性格ですから、それで行こうという合意を得ることができました。

その後長男、長女を授かることができ、住まいのサイズもそれに合わせて引っ越していき、今は千葉県の東京より、東京駅、新橋駅まで40分くらいで行ける駅の徒歩5分のところで家族4人 2LDK 8万円の住まいで暮らしています。

そろそろ子供たちも小学生の折り返しに入り、性差も出てきているころなので、あと数年のうちに子供たちが一人部屋が持てるサイズの住まいに引っ越す予定です。

以上が我が家の住まいの方針でした。

私の生活環境がたまたま以上のようだったので、このような方針になりましたが、転勤がなくひとところに暮らすことができる環境であったり、親から土地を引き継げるとか、自分が暮らす住まいには譲れないこだわりがある、住まいを資産として運用する戦略がある、というのであればまた違う選択肢があるのだと思います。

持ち家がいい、いや賃貸がお得だ、とどちらが優れているということではなく、自分のライフスタイルにマッチした選択肢を各自が自由に選べばいいと私は思っています。

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