お年玉の使い方について




家族とお金
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こんにちは。のり(@nori19701128)です。

もう2月になってしまいましたが、子ども達が今年もらったお年玉について、その使い方のお話しようと思います。

彼らにとっての大金をもらう機会であるお年玉はお金の使い方を教えるチャンスだと考えています。

これまでのお年玉の使い方

お正月に子供が家族や親せきからおこづかいをもらえる「お年玉」。
世界でも珍しい風習で、類似の慣習があるのは中国、韓国などの東アジアの国だけなのだそうです。

日本の子どもたちにとっては当然のようにもらうことができるお年玉。

我が家の子どもたちも幼児のころからもらっていましたが、もちろん彼らにはもらえているという自覚がなく、おそらく他のご家庭でも多いであろう、将来かかる子ども達の学費のストックに回していました。

しかし子どもたちが成長するにつれ、自分たちがもらえるものであるという認識をもちはじめます。

小学校入学祝いに親せきから財布をもらうようになるころには、彼らの手元に渡すようになりました。

ただ、その頃の子どもたちにはおこづかいを貯めて買いたいものがありました。

NintendoSwitch です。

以前のブログにも書きましたが(「子どもたちの少しの不幸について」)我が家では誕生日やクリスマスに子どもたちが欲しいゲームを買ってあげることがありません。
欲しいのであれば自分でおこづかいを貯めて買いなさいと言う方針です。

なので彼らは30,000円近いNintendo Switchを買うために兄妹そろってお年玉を貯める必要がありました。

兄妹で2年間お年玉でもらったお金を使うのを我慢し、晴れて自分たちのお金でSwitchを買えたのが昨年のお正月のことです。

昨年までは大きな目標があったので、じっと我慢してお金を貯めるだけでしたが、今年はそこまで大きなお金を使って買いたいものが彼らにはありません。

目標も持たずにただ貯蓄するのも面白くありません。
かといって自由に使ってもいいよ、となるとダラダラとゲームソフトやお菓子などに使っていつの間にかなくなってしまいそうです。

そこで今年からはお年玉の使い道にを彼ら自身に考えさせようと思い立ちました。

「2021年お年玉使い道シート」を書かせる

そこで作ったのが「2021年 お年玉の使い道」シートです。

・もらった金額

を記入し合計したあとに

・使う
・貯める
・増やす

と使い道を3つに分けてそれぞれどのように使うのかを子どもたち自身に記入してもらいました。

使いたいものの価格も子どもたちがおもちゃ売り場などで調べたものです。

「増やす」ことについては昨年子どもたちに投資信託への投資を教えています。(『投資をしよう!』について~地の章~」

それから購入した投資信託の資産額については毎月末に数字を拾い、折れ線グラフで推移を追っているのですが、折からのコロナショックからの回復基調にある株価高の恩恵を受けて、右肩上がりの推移をしています。

「投資は右肩にあがるもの」

という認識をもっているため、二人とも何の抵抗もなく、「増やす」に金額を振り分けていました。

ネットで安く購入する方法を覚える

このシートを記入した次の土曜日 息子が奥さんに話をしているのが聞こえてきました。

彼が通っているプログラミングスクールがイトーヨーカドーの中にあるのですが、受講しに行くときに、おもちゃ売り場に売っているNintendoSwitchのプロ・コントローラーを買いたいというもの。

「お年玉使い道シート」には確かに予算4,000円で「プロコン」購入の予定をしています。
予算内の買い物です。

しかし私はそんな息子を呼んで、一緒にパソコンを開きました。

インターネットで「最安値.COM」のHPを呼び出します。

ネット通販で買いたいものがある時に、AMAZONやYahoo!ショッピング、楽天などのどこがその商品を最安値で購入することができるかの、価格を横並びで比較することができるサイトです。

そこで彼が欲しいSwitchのプロコンと入力すると、その時点ではYahoo!ショッピングが最安値で2,740円。

さらにYahoo!ショッピングの購入ページに進むと、日頃楽天ユーザーでYahoo!ショッピングをはじめて使う私へのインセンティブとして「半額クーポン」が付与されました。
それを使うことで、さらに半額の1,370円。

当初4,000円で予算されていたものが、クーポン利用もあり1,370円まで値下がり、2,630円のお得です。

それを見た息子は「安くなった!」と大喜び。

半額クーポンが使えるので娘が欲しがっていたSwitchのソフトも同時に購入。
こちらも5,000円の予算が2,000円で購入することができました。

子どもたちに全く同じ性能のものを新品でより安く買う方法があることを示すことができたということになります。

購入する前に「安くなるけど通販だから届くまで数日時間はかかるよ。ヨーカドーなら4,000円かかるけど今日買えるけど、どっちがいい?」と聞いたところ

「時間がかかっても安いほうで買いたい。」

とのこと。

このように答えたのも「自分のお金で購入する」という感覚を持てているからだと思います。

お年玉の使い道でお金の使い道を学ぶチャンス

最初に子どもたちが作った「お年玉使い道」シートの内容から「使う」の金額が減額したのでシートの内容を更新しました。

子ども二人とも減額分を「貯める」と「増やす」を増やしています。

現在「全世界」と「新興国」に投資をしている息子は「アメリカ」に追加投資したいそうです。

生意気にも

「今じゃなくてアメリカ株の値段が下がったら買おう」

と言っています。

上がったり下がったりしながら右肩上がりで上がっていくことをイメージしており、値下がりした時が買い時である、ということはわかっているようです。

以上のように我が家では今年からお年玉でお金をどう使っていくかを子どもたちに考えさせるようにしました。

毎年繰り返すことでお金の使い方のトレーニングになり、お金の使い方が身についてくると思います。

子どもたちにとって大金となる「お年玉」は彼らにお金の使い方を考えさせ、学ばせることができるいいチャンスとして、来年以降も活用していこうと考えています。

ラジオもやっています。よかったら聞いてください。

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