投資をはじめてからの私とお金について

家族とお金

前回までのあらすじ
20代では水商売の女性に入れあげ借金三昧。

30代になってからも家計のことは考えない生活を送っていたのり(@noriyusaku1128)は、結婚を機に将来の家庭のお金のことを考えはじめるのだが、銀行や保険会社に相談しても納得ができる最適解を得ることができなかった。

そんな時新刊書店で一冊の本に出会うことになる。

一冊の本に出会ってから

2010年に新刊書店で一冊の本に出会うことになってから、私のお金に関する取り組みは大きく変わることになります。

その書物とは内藤忍氏が出された「60歳までに1億円つくる術」(幻冬舎新書)です。

そこで「ウォール街のランダムウォーカー」とか「金持ち父さん貧乏父さん」という古典の書名が出ればかっこよかったのでしょうが「60歳までに1億円つくる」という直接的なタイトルが「どうやったらお金を増やせるんだ」という私のニーズにわかりやすく合致しており、思わず手に取ってしまったのでした。

内藤氏と言えばマネックス証券の創業メンバーの一人で、その後は不動産投資であったり、ワイン投資であったり、インデックス投資から離れていくことになるのですが、当時はまだインデックス投資を啓蒙する書物を複数書かれていたと記憶しています。

この本自体は10年前の情報ですし、今現在人におすすめするものでもないのですが、それでも

・投資ははやくはじめたほうがいい
・「仕組み」を作って「時間」に任せる
・ローリスク・ハイリターンはありえない
・72の法則
・すべて「ネットでできないか」と考える
・世界経済は成長し続ける
・投資の鉄則「長期」「分散」「低コスト」「インデックス」「積み立て」
・「敗者のゲーム」
・生活費
・リバランス
・「どこまで下がっても大丈夫か」を考えておく

と言ったインデックス投資をやる上で考え方のベースになるキーワードがちりばめられていたのです。

「これだ」

銀行や保険会社に相談しても得られなかった最適解をそこで見つけた思いでした。

39歳でインデックス投資をはじめる

世界経済の成長とともにお金を増やしていくことができるというストーリーには納得できましたし、一度積立設定をすれば年に一回のリバランス以外はやることがない手間いらず、選ぶ商品を間違えなければ年間0.5%ほどの信託報酬料(当時)程度のコストで済むということもはじめやすい条件でした。

私はインデックスファンドの積立投資で長期に資産運用をすることに決めました。

はじめると決めてすぐにマネックス証券で口座を作り積立をはじめます。

当時はバランスファンドというものがなく、ポートフォリオは各カテゴリーの指数に連動しているファンドを組み合わせて作っていきました。

当時は初心者向けの積立投信がではじめたころで、三菱UFJ国際投信の「eMAXISシリーズ」(slimではない)、住信アセットマネジメントの「STAMインデックスシリーズ」が双璧だったと思います。

本に書かれていることを愚直に守り、各カテゴリーで信託報酬料が最安値のシリーズを選びました。

ほとんどのカテゴリーで「eMAXISシリーズ」が最安値でしたが「eMAXIS先進国株式インデックス」の信託報酬料が0.648%(!)

今ならば山崎元氏が「買ってはいけない金融商品」に選ぶであろうくらいの手数料水準ですね。

日本株式のみ当時一番信託報酬料が安かった「ニッセイ日経225インデックス」をチョイス。信託報酬料は0.27%。当時としては破格の数字でした。

現在の水準と比べると、運用会社の皆様の価格を下げる努力に頭が下がる思いです。

投資の世界では資産運用をはじめるのは若ければ若いほどいいと言われていますが、39歳でやっと自分の意思で投資を行うようになりました。

それでもその年齢が私にとっては投資というものを意識するようになってから最も若い年齢でのスタートだったのです。

この10年間で私がやってきたこと

性格なのでしょうか。

それまでお金をことも家計のことも考えることがなかった私ですが、一度必要と思ってからは、家計改善のため仕組み作りに注力することになります。

インデックス投資については先述の内藤忍氏の本だけでなく、竹川美奈子氏、カンチュンド氏、山崎元氏、水瀬ケンイチ氏、NightWalker氏の著作を読んで勉強させてもらいましたし、2014年にNISAがはじまった際にはSBI証券に口座を開き運用の主口座をそちらに移しました。

銀行はネット銀行を積極的に活用しようと住信SBIネット銀行、オリックス銀行、ソニー銀行、大和ネクスト銀行と口座を開設し、SBI証券との連動性と目的別口座の使い勝手で住信SBIネット銀行をメインバンクにすることに。

ランク制度を活用することで月7回までの振込手数料無料の権利を獲得していますので月々の支払の資金移動は給料日の出勤前にオンラインで終わらせてしまいます。

銀行口座、証券口座、各種ポイントはMoneyForwardにひもづけて毎日残高を確認しやすくしましたし、それとは別に2009年7月から毎月の給料日に家庭の資産額を記録していてこの10年の我が家の資産を推移を家族全員が見ることができるようになっています。

保険は手数料だけ高く資産運用には非効率的な、終身保険、ドル建養老保険を払済みにし、私にもしものことがあった場合に家族にお金が入る安価で掛け捨てな収入保障保険に切り替えました。

自動車も売却しました。

交通網が発達している首都圏の通勤圏に住んでいて、自動車は週末に乗るか乗らないか程度の使用頻度でしたので、必要な時だけレンタカーまたはカーシェアリングを利用することでそれまでかかっていた車検代、車両保険代、駐車場代、ガソリン代を削減しました。

また、2010年当時リクルートが発売していたマネー雑誌「あるじゃん」を1年間定期購読してマネー情報を得ていました。

毎号掲載されていた「和牛投資でお金がふえるだけでなく、おいしい牛肉をお届けします!」という広告に胸ときめかせ、あやうく申込する寸前まで思いが高まっていたことは内緒です♪

それだけの熱をもって家計改善を行っていると、どうしても知識を深めるために資格をとりたいという思いが高まります。

本業である仕事には無関係な資格ではあるのですが、2011年に40歳で2級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を獲得することができました。

これからの私とお金について

2回にわたって「私とお金」というテーマで記事にしましたが、文字に起こして改めて2010年を境にまるで別人のようだと書いてる本人が実感してしまいます。

振り返ってみるにやはりきっかけは家族の存在だと思いますし、私をこのように真人間にしてくれた家族へは感謝しかありません。

さて「これからの私とお金」についてです。

詳細は稿を変えて記事にしたいと考えていますが、48歳でtwiiterをはじめ、この年にしてこれまで触れることがなかった多くの人たちから、たくさんの刺激をいただいています。

そうした日々の中でこれから自分が目指したい道が、おぼろげながら見えてきています。

自分の知識と経験を子供たちにはきちんと伝えて、若い時の私のような無駄を繰り返さないよう社会に送り出していきたいですし、私自身についていえば60歳をめどに

お金の相談ができるFP業をやれないか

と考えています。

2級のFP資格を持っているとは言え、9年前にとったもので多くを忘れていますし、制度も変わっています。勉強しなおして忘れていた知識、新しい知識インプットし、これから先もアップデイトしていかなければなりません。

AFP、CFPを取得し、FP1級を取得するのが目標です。

知識だけでなく、人の相談を受ける上での、人間力、聞く力、話力も磨いていかなければならないと考えています。

40代の私は大きく変わりました、次の10年間も新しい目標へ向けて変わっていかなければなりません。

10年後どのような自分になっているかワクワクしがら過ごしていきたいと考えています。

ラジオもやってます。よかったら聞いてください。

コメント

  1. […] つまり家計の相談役と言っていいでしょう。自分が望む人生を生きていく上で誰もがお金のことを考えなければいけません。ただ貯蓄をするだけでなく、上記のFP協会のHPにあるように、税制、社会保障、年金と言ったお金にかかわる法律や制度を理解するための膨大な知識が必要となり、また貯蓄でカバーできない部分をいかにして投資や保険で賄っていくかという解決策も知っておく必要があります。日常の生活を生きていくことで忙しくて精いっぱいな日々の中で、そうした勉強を一からはじめるのも難しいでしょう。顧客に代わって知識を習得し、顧客の目指したい人生を実現するためのサポートをしていく、それがFPの役割だと考えます。では、私はなぜFPになろうと思ったのでしょうか。まずは「資格」としてのFPというものがあります。ここではFP制度の詳細な紹介は割愛しますが、国家資格として1級から3級までのファイナンシャル・プランニング技能士という資格があり、私は2級まで取得済です。そういう意味では私はすでにFPと名乗る「資格」は持っています。しかし、私がなりたいのは、実際にお客様のお金の相談を受けてサポートをしていく「業」としてのFPです。以前ブログ記事にした「投資をはじめてからの私とお金について」で40歳を境に、お金のことを考えはじめ、投資や家計の改善を行い、FP資格を取得したことを記事にしました。自分自身の知識が増えてくると気になってくるのが、会社の同僚など周囲の人たちの言動でした。「(遺族年金の話をしていて)のりさん生命保険のほかにもそんな保険に入っているの?」(いえ、あなたも入っているのですよ)「(会社の数字は強いのに、家計には無頓着)いや、だって仕事だし」(家計のことを考えるほうが優先順位高くないのかな)「(お金のことはこれまでなんとかなってきたし)なんとかならないんですかね?」「(私と同い年当時48歳)老後資金が足りなくて、なにかいい投資商品はないですか?」「(お子さんがいないDINKS家庭の同僚)ひと月の保険料が8万円くらいかかってますね」「完全お小遣い制です。家計は奥さんが管理しているので、今うちにいくらあるのかわからないんですよ」等々・・・・しかし、きっと私もお金の勉強をしなければきっとそうだったのだろうなと思います。日本人は学校教育で「お金の勉強」をしてこなかったとよく言われます。お金は汚いものだから、子供にはお金の話をしないと。なぜそういう文化が醸成されたかは私も調べたことはないのですが、推測するに高度経済成長期において、国民のほとんどがエレベータ式に進学し、就職後も終身雇用制、年功序列制に守られて給料は右肩上がり、銀行に預けるだけで5%を超える金利を得ることができ、結婚して家庭を持ち、マイホームを建て、60歳過ぎたら退職金と年金で暮らすことができるという、誰もがレールに乗っていればお金の心配をすることなく人生を終えることができる時代の中ではあえて「お金の話をする」ということは、失礼にあたる、という風潮になったのでしょう。そして親世代からそのような教えを受けた現在の30代~50代の世代がまだ変わり切れていないのだと思います。けど今の世の中は私たちの親の世代とは違います。 […]

  2. […] とは言え全く金融資産を持っていなかったわけではありません。37歳で現在の会社に転職したのですが、その前職の従業員持ち株会で株を持っていました。そういう意味ではすでに投資をやっていたわけですが、本人には投資をしていた自覚はありません。会社から積み立てろと言われていたからやっていただけです。転職することでしがらみなく株を売却することができたのですが、もちろんそれで家族の未来が安泰という金額には到底及びません。その金額を種銭にして増やしていく必要がありました。しかし身近には相談する相手はいなかったですし、どこの誰に相談するのが適当か皆目見当つきませんでした。そこで当時のメーンバンクだった「みずほ銀行」の建物の窓面に掲示されていた「資産運用相談会」なるものに足を運ぶことになります。私が務めている会社は決して大企業というわけではないのですが、チェーン展開しているためそこそこ知名度がある会社。企業名を告げた時に応対してくれた銀行員二人が目配せしあっていたことを覚えています。もう詳細は忘れてしまったのですが、勧められたのは元本保証の保険商品。きっとがっつり手数料をとることができる商品だったのでしょう。元本保証とは言え20年後満期時の受け取りが110%だか120%だかの金額で、私が想定していた額には及ばなかったので止めました。中途解約時の返戻金は元本割れするものでしたから、全額突っ込んでいたらきっと大後悔していたはずです。次の相談先は保険会社です。私は当時某外資系保険会社で終身保険に入っていまして、そこのライフプランナーに相談して勧められたのが「ドル建てリタイアメント・インカム(養老保険)」でした。60歳までは10万ドルの死亡保障があり、60歳以降で満期か65歳以降で年金受け取りを選択できるもの。ドル建てで為替の影響を受けるので不安も大きかったのですが、代替え案もなくそれを買うことにしました。今思えばライフプランナーが良心的な方で、「不安があるなら運用予定の現金で一括で買われるのではなく、分割で買われるのはいかがでしょう」とアドバイスしてくれたことが後々助かることになります。一応そうして家族の未来への資金の手当ては済んだはずだったのですが、「このまま保険を買い続けるのがベストなのか・・・」という疑問を拭い去ることはできませんでした。なにかしっくりこなかったのですね。とは言っても個人で株をやる、という発想にもなりませんでした。そんな中2010年に書店の新刊コーナーで自分の資産運用方針を決めるきっかけになる1冊の本に出会うことになります。(続く) […]

  3. […] 今年書いた52本のうちもっともPV数が多かった3本の記事を紹介します。第3位「投資をはじめてからの私とお金について」この直前に書いた「投資をはじめるまでの私とお金について」で若いころは借金をしまくってお金にだらしなかった私が、いかにして変わっていったかの過程を書いています。自己紹介的な内容でもありますので、興味を持たれた方が多かったのだと思います。第2位「浮気について」これは読み手をひっかけるたくらみを忍ばせた記事です(笑)内容としてはインデックス投資一筋な私が、仮想通貨や和牛オーナー投資に「浮気」しそうになったという内容で、本来上位に来るようなものではありません。しかし、ブログ更新ツィートや、導入部ブロックでは一切そのようなことは触れず、ただ「過去の浮気未遂と進行形の浮気を赤裸々に語りたい。」とだけ書いたところ、52本中2番目に多くの方に見てもらう記事になってしまいました。(笑)当時なにかしらを期待されて読まれた方には申し訳ありません。ただ興味を引くキラーワードを配すると、読んでもらいやすいという学びをさせてもらいました。第一位「10年間インデックス積立投資をやってきたことについて」この記事で私は不思議な経験をしました。記事を上げてブログ更新ツィートしてから10分もたたないうちにPV数が100を超えるという、私のブログにはこれまでなかった異常事態になったのです。というのも多くのフォロワー数をお持ちになり、最近書籍も上梓された米国株投資家のもみあげさんがこの記事を気にいってくださり、Twitter上でコメント付きの引用リツィートしてくださったのが原因でした。いわゆる「もみあげ砲」によるPV数1位の記事ですが、内容としては10年間インデックス投信の積立投資をしてきた実績から、長期投資の有効性を書いたものです。積立の長期投資をはじめられたばかりの方には参考になるのではないかと思います。 […]

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