マネーリテラシーについて




雑記
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こんにちは のり(@noriyusaku1128)です。

本日はよくネットでも話題になる

マネーリテラシー

という言葉について考えたことを話してみようと思います。

学んだ知識の中で、自分と家族には何が必要か考えて適切に判断できる能力、それが本当のマネーリテラシーなのではないかと私は思います

SNSでの「マネーリテラシー」の使われ方

投資やお金にかかわる人たちが集まる、twitterをはじめとするSNSや電子掲示板では、
「マネーリテラシー」という言葉がよく出てきます。

使われ方としては

高額療養費制度があるから医療保険に入らない
楽天経済圏でポイ活をする
キャッシュレスを活用する
積立NISAを使っている
格安スマホに変更する
高配当株をもっている
優待株を持っている
ふるさと納税をする
米国株投資をする
不動産投資をする
煙草は喫わない
車を持たない
住まいは賃貸
外食しない
目指すはFIRE 

等々の節約やお金を増やすことのできる事柄について

やっているから「マネリテが高い」、
やってないから「マネリテが低い」、

などというレッテルを貼ることで、優劣をつけたがる使われかたが多いような気がします。

気持ちはわかります。

かく言う私も、

現実世界では将来のために投資を行い、保険を見直し、ネット銀行を活用し、家計のお金の流れの仕組み化を行い、自動車を売却し、FP2級の資格を取得し…..

ということをしていたのですが、しかし周りにはそのような話題を共有できたり、情報交換できる相手はなかなかいません。

ところがtwitterをはじめると、現実世界ではできない、お金やFP、投資に保険という話しができる方がたくさんいらっしゃって、楽しくてあっという間にのめりこんでいきました。

そんな中現実世界の周囲の人たちと比べて、いわゆる「マネリテが高い」ことに喜んだり、優越感を感じていた自分がいたのだと思います。

しかしながら やがてそのようなことに違和感を感じるようになっていくようになりました。

金融庁HP「最低限身につけるべき金融リテラシー」

ネットでマネーリテラシーの高低を判断していることの多くは、著名なインフルエンサーが、一軒一軒の個人や家庭の事情を加味したものではなく、一般論として「こうしたほうがいい」と言っていることでした。

インフルエンサーが言っていることを鵜呑みにし、やっているか否かでマネーリテラシーの高低をつけて、人としての優劣すら格付けしてしまう。

しかしそれらはそもそも比べるものではありませんし、そのような物差しで人の優劣を測ったところで

だから何?

ということだと思います。

満たされるのは自分の虚栄心くらいなのだろうと思うようになっていきました。

そもそもマネーリテラシーとは何かということについては

金融庁のHPで

「最低限身につけるべき金融リテラシー」

として4分野15項目を上げています。

金融庁HP「「最低限身に付けるべき金融リテラシー(4分野・15項目)について」より

4つの分野とは

①家計管理
②生活設計
③金融知識及び金融経済事情についての理解と適切な金融商品の利用選択
④外部の知見の適切な活用

です。

ライフプランを立てて、家計の管理を行い、金融知識を得ることで適切な金融商品を選択できるようになり、また外部からの知見を適切に活用しようということが、非常にわかりやすくまとめられています。

そこには紋切り型の断定的な煽り文句は一切なく、例えば「マネーリテラシーが低い」と言われる代表的なものとしての「保険の購入」については

「自分にとって保険でカバーすべき事象(死亡・疾病・火災等)がなにかの理解」
「カバーすべき事象発現時の経済的保障の必要額の理解」

と書かれています。

誰でも彼でも「保険に入るな」ではなく、保険の対象になるべき事象が発生した時に必要な金額をあらかじめ把握し、それをカバーするための保険に入りましょうね、

ということです。

人によって、性格、年齢、家族構成、健康状態、収入、保有資産額、等々が変われば保険でカバーすべき項目や金額も変わってくるはずです。

全員が一律で「必要なのはこの保険で、この保険は不要」などといういささか乱暴な話が「マネーリテラシーが高い」ということにはならないと私は思います。

本当のマネーリテラシーとは自分で考え判断すること

投資などもそうです。

すでに十分な資産がある人が投資をする必要はないでしょうし、性格的に投資に向いていない人もいらっしゃいます。

「投資なんか、おやめなさい」と言っている経済評論家の言葉も、その人の主たる読者層である60代-70代の資産保有者が、無理してリスクを取る時期ではないという意味では、適切なアドバイスになるのだろうなとも思います。

人生におけるお金のことを考えること、適切な判断をするために金融知識を得ること、は必要ですし、誰もが積極的にやるべきだと思います。

しかし先にも言ったように、人によって環境は変わるし価値観も違うはずですから、適切な選択肢も人や家庭によって変わってくるのがむしろ当然なのだと思います。

インフルエンサーが言っているから、セミナーを受けて学んだから、本に書いてあったから、

でなく、

学んだ知識の中で、自分と家族には何が必要か考えて適切に判断できる能力、それが本当のマネーリテラシーなのではないかと私は思います

ラジオもやっています。よかったら聞いてください。

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