生命保険について

FP

こんにちは。のり(@nori19701128)です。

今回は生命保険について話をしようと思います。

生命保険は営業マンからすすめられたからとか、マネー本に書いてあったから、ではなく、人生の節目でライフプランを見直す時に、自分で考えて必要な保障内容のものに入るべきだと考えます。

ライフプランナーの営業力でなんとなく保険に入る

「のりさん 保険に入ってないんだっけ?私がお世話になっている保険のプランナーの人はすごく親身でいい人なのよ。一度会ってみない?」

と会社の同じ部署の女性から言われたのが2003年頃私が32歳の時だったと記憶しています。

当時独身だった私はそれまで保険のことを考えたことがなく、また保険の営業マンの話を聞いたこともありませんでした。

その話を持ちかけられた時も、自分が死んでも困る人はいないけど、一度くらいは話を聞いてみるかという興味本位で会ってみることにしました。

会ったのは休日のカフェ。

その場に来たのはパリッとスーツを着こなした30代半ばくらいの男性。
ニコニコしていて挨拶も洗練されて丁寧。第一印象から「あ、この人いい人だ」と思わせる雰囲気のある方でした。

渡された名刺には某外資系生命保険会社のライフプランナーの肩書が入っています。
ここではK氏と呼ぶことにします。

軽い雑談でアイスブレイクしたあと、私が保険の話を聞くのがはじめてという情報を事前に聞いていたのでしょう、K氏は丁寧に保険の種類から説明をしてくれました。

「保険には3つの種類があります。
 
 掛け捨て型の定期保険
 
 老後に備え「保障」と「貯蓄」の役割がある養老保険

 一生涯保証が続く終身保険

 のりさんはどの保険がご自分に合っていると思われますか?」

「うーん そうですねぇ。今家族はいないので掛け捨ては必要ないですし、必要になるのがいつかはわからないので、終身保険がよさそうと思います。」

すると彼はニコッと笑ってこう言いました。

私ものりさんには終身保険がぴったりだと思っていたのですよ。では次回のりさん向けの提案書をお持ちしますね。」

私は保険にプロの人から自分の考えを肯定されていい気分です。
当然そこのコーヒー代もK氏が持ってくれます。

その次に会った時にはもう私が保険に加入する前提で話が進んでいきました。

そのプランナーを紹介してくれた女性とその後このような会話をします。

「Kさんはいい人だよねぇ。あの人の提案だから保険に入ったよ。
「そうでしょう?私もなのよ。」

ということで、自分自身にその保険が必要なのか深く考えることなく、ただライフプランナーの言葉に乗せられて、私は支払い満期63歳 年利1.75% 保険金1000万円の終身保険に毎月2万円の保険料を払うことになりました。

ドル建て養老保険を勧められる

今にして思うとその終身保険がまったくの無駄というわけでもなかったようです。

30代前半までの私は浪費癖が激しく、毎月のように無駄な服や飲食にお金を使い、貯めることをしていませんでしたから、「金融資産を持つ」という意味ではそこでお金を貯めることができていました。

ただその加入するまでの経緯も、保険金額も決め方も、自分のライフプランをしっかり考えて算出された根拠のあるものではなく、営業マンの提案を受けて「なんとなくよさそうだったから。」という理由で加入したことは褒められることではありません。

次に私が保険にかかわるのは、その6年後の2009年になります。

その6年の間に私は結婚し、転職をしています。終身保険の支払いは継続中です。

転職の際に前職の従業員持ち株会で購入していた株を売却し、まとまったお金になったので、そのお金をどう今後のために活用していくかを考えていた時でした。

当時に私はまだ投資にまで思いが至らず、適当な金融商品がないかを終身保険でお世話になっている生命保険会社に相談しに行きました。

担当プランナーはK氏からH氏に代わっています。スマートで人受けのいいK氏よりもさらに気さくで親しみやすいH氏。
タイプは違えど、警戒心を持たせず安心感があるという点では共通していました。

「そうですねぇ」

と私の相談を受けてH氏が提案してくれたのが、ドル建て養老保険です。

満期前に死亡した場合は死亡保険金が、満期後は積立た金額を年金で受け取れる内容のもの。そして保険料、保険金とも「米国ドル」での支払になる「ドル建て」と言われるものでした。

30年間の利率が124% 当然為替リスクが発生します。

その頃には家族ができ、6年前よりはお金に対する意識はたかまりつつあった頃です。

30年間で124%の利率であることと、為替リスクが発生することにひっかかりは感じていたのですが、他に選択肢を思いつかず、その保険を加入することにしました。

迷っている私にH氏が「手持ち資金いっぺんに投入するのは不安でしょうから、分割してお支払いしてはいかがでしょうか?」と提案されてそれに従います。
そのおかげでのちに助かることになります。

FPの勉強をすることで保険内容の見直しを実施

その翌年の2010年 書店で見かけた1冊の本をきっかけに、インデックスの積立投資をはじめ、お金にまつわる本を読み、2011年にはFPの資格を取得するに至ります。

その勉強の過程においてやっと保険の本質が

「万一の場合に自分の資産では補うことのできない金額をカバーするもの」

であることを学びました。

また社会保険、厚生年金保険という社会保障制度で護られている箇所を知り、足りない部分を民間の生命保険で賄えばいいという事も学びました。

知ること、学ぶことで行動に移すことができました。

それまで払っていた終身保険、ドル建て養老保険は支払いを止めて払い済みにし、支払い終えた金額までの保障内容に変更しました。

それと同時にマネックス証券に口座を作成し、それまで保険料として払っていた金額分をインデックス投信の積立にまわしました。

保険については私が亡き後の家族が困らないように、遺族年金+奥さんの収入で足りない金額分が月々入るように、私が65歳の年までの収入が保障される掛け捨ての収入保障保険に切り替えました。

そして大事なのは「共働きの奥さんの分の収入保障」です。

私は亡くなった場合、奥さんと18歳未満の子供は遺族年金支給対象になりますが、共働きの奥さんが亡くなった場合、夫が55歳以上でなければ遺族年金は支給されませんし、支給されるのも60歳から。

奥さんに万一があった場合の社会保険のハードルの方が高いですから、それを踏まえて奥さんが亡くなった場合の収入保障保険に加入しました。

こういう知識を得ることができたのもFPの勉強をしたおかげでした。

ライフプランから必要な保険を考えていく

以上が我が家の生命保険についてお話させていただきました。

SNS等を見ていると「保険不要論」を目にします。

世界最強の社会保険にすでに加入している日本人は民間の生命保険に入る必要がないのであり、運用と貯蓄で不足分はカバーしようというものです。

そこまで過激でなくても、運用はリスク商品でやるのが効率的であり、保険については必要最低限の掛け捨てで十分だというのが、一定のお金の知識を得ている人の常識のようになっているようでし、現に我が家はそのようにしています。

しかし、保険の考え方に「常識」という概念を持ち込んでいいのかと思います。

世の中にはリスク性投資商品を使って投資をしたくない人、投資に抵抗感をもっている人がいらっしゃいます。

そのような人には30年後の満期金や年金の金額が約束されいる貯蓄性保険のほうが安心して使うことができるでしょう。

また家族がいないときは保険に入る必要はないでしょうし、資産運用が順調に進み子供も独立してリタイア目前という人にも高額な保障は必要なくなっていることでしょう。

逆にまだ若くて子供も小さくて、資産形成もこれからというご家族には厚めの保障内容が必要にあるのだと考えます。

「保険がいる、いらない」という門切り型の議論ではなく、結婚、出産、転職、リタイアというライフプランの変更が必要な人生の転機の節目に、その時の家族構成、資産状況により、社会保障で賄えない不足分を補うために適切な内容になるように見直していく、それが正しい保険の運用ではないかと思います。

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