企業型DCについて




投資
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こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。

本日は企業型確定拠出年金いわゆる「企業型DC」についてお話しようと思います。

勤めている企業で導入された直後は定期預金にしていましたが、FP資格取得の勉強をすることで投資信託に切り替え、現在は96%含み利益を積み上げることができています。

2022年2月19日マネ森のテーマは「企業型DC」

twitterrの友人であるカシカさんが主宰している、マネーリテラシーを高めながら豊かになるプロセスを楽しむ場をみんなで作るコミュニティ、マネーリテラシーの森 通称”マネ森”

私も参加させていただいているこのコミュニティの2022年2月19日に開催されたテーマが企業型DCでした。

確定拠出年金(Defined Contribution Plan=DC)とは私的年金の一つで、年金制度の中では国民年金(1階)、厚生年金(2階)の公的年金を補完する3階に位置します。

加入者が拠出金額の運用の指図をし、掛け金と運用損益の結果の合計を将来年金として受け取れるもので、個人で加入できる「個人型(愛称iDeCo)」と企業年金としての「企業型」にわかれるのですが、今回のテーマは「企業型」のほう。

当然のことなのですがメンバーそれぞれが所属している企業ごとに方針、ルールが違っていて

・選択制なのか、マッチング拠出ができるのか
・運用商品のラインナップ、商品の信託報酬料の料率は?
・それぞれの運用方針は?スイッチングの頻度は?
・説明会、購入会の開催頻度は?

などの項目について「うちの会社はこうだよ」という情報交換をざっくばらんに話し合えました。

メンバーの個人情報に触れるのでここで詳細は書けませんが、企業によってこんなに違うのか、という発見や学びになる有意義な時間でした。

今回はこの「企業型DC」について、私がこれまで経験した中で感じたこと、運用方針をお話していきたいと思います。

なおマネーリテラシーの森については現在メンバーの募集をしていませんが、カシカさんが主宰されているもう一つのコミュニティであるは「ゆる森」は随時メンバー募集しています。ご興味ある方はのぞいてみてください。(「ゆる森」)

私の場合

私がはじめて企業型DCに加入したのは2009年の4月。
現在勤めている会社がそれまでの退職金制度から企業型DCへ制度移行したのがきっかけです。

そもそも私が今の勤め先に転職してくる前の会社には退職金、年金制度がなく(今はあると聞いています)私が「企業年金」というものの説明を受けるのはその時がはじめての経験でした。

私がインデックスファンドで資産運用をはじめる前のことでしたので、導入時のガイダンス研修で「加入者であるみなさん自身が運用指図をします」という話を聞いた時には「資産運用なんてやったことのない素人に運用をやらせようなんて、なんて無責任な制度なんだ」というのが率直な感想でした。

ガイダンス後の同僚同士の会話でも

「投信信託を選んでもリーマンショックのように価格は下がるし、それでも手数料は取られるんだから、元本確保型の定期預金にして積み立てていったほうが無難」

と言う意見が大勢を占めていて「これまで投資信託なんて選んだことも買ったことないから普通そうだよなぁ」と私も何の迷いもなく定期預金での積み立てをはじめました。

FPの勉強が役に立つ

その翌年からマネックス証券の口座を開設しインデックスファンドの積み立て投資をはじめるのですが、その時はまだ視野が狭く、自分がはじめた積立投資と同じ運用を、企業型DCでも行えばいいという発想には思いいたりませんでした。

その発想になったのは2011年FP資格取得のための勉強をしている時。
確定拠出年金は費用をかけることなく、スイッチングで運用商品の切り替えができることを知ったのです。

おそらく導入ガイダンス時にもスイッチングの説明はあったかと思いますが、興味の持ち方がまだ薄かったため記憶に残っていませんでした。

そこで加入している企業DCの管理画面に入ってみると、想像していた書類の記入や印鑑の捺印、郵送などの手続きの面倒さは一切なく、web上で保有商品、積立商品の入れ替えを選択するだけで完結できるという手軽さです。

早速それまで積立ていた保有商品とこれから積み立てる商品を定期預金から投資信託に切り替えました。

最初のうちこそわずかながら元本割れの期間もありましたが、2012年のアベノミクスからの株価上昇とともに評価益も積みあがっていき、2020年のコロナショックの際も元本割れすることなく、2022年1月末現在 元本に対して+96%の含み益となっています。

FP資格の勉強をすることで得られた知識を実践したことで自分の資産額を積み上げることができました。

現在の運用方針とこれから

運用商品の入れ替えについては何度か試行錯誤を繰り返し、現在の保有資産ならびに積立商品の割合は先進国インデックスファンドと新興国インデックスファンドを50:50にしています。

今年52歳という年齢を考えるとリスクを取りすぎている感じもしますが、受取を65歳以降と考えていることと、DC口座以外の銀行口座、証券口座にある資産とのバランスを考えた時に、費用をかけずにスイッチングができるDC口座で大きめのリスクを取るという方針にしています。

受取はなるべく先の65歳以降で、一時金として受け取るか、年金として受け取るかはその時の税制と積みあがった資産額により柔軟に対応していこうと思います。現行制度が続くのであれば他に企業年金、退職金はありませんので、一時金として退職金控除の枠内で受け取るのがよさそうです。

以上 企業型DCについてお話してきました。

社内でDCの話題になることはほとんどなく、話題になることがあったとしても「開始以来定期預金で放置したまま。管理画面のID、Passもわからくなっちゃって、年に1回くる運用実績の通知書をたまに見るくらいだなぁ」くらいの内容で終了してしまいます。

その人の年齢やリスクの許容度にもよりますが、まだ運用期間が長くとれる人であれば投資信託にしたほうが、長期的にはいい結果になる可能性が高いと思います。

私の場合は、FP資格取得のためお金の勉強で方針を転換でき、実際にスイッチングで商品を入れ替えたことがその後の利益につながりました。

投資信託での運用を試してみたいけど含み損がでるのが怖いという人でも、年金資産の一部分だけ投資信託にすることはできますから、自分のリスク許容度の範囲でやられてみてもいいかもしれず、むしろ本格的に証券口座を開く前のいい練習になるかもしれません。

何事もまずは「やってみる」と言うことが大切だと思っています。

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