こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。
今回は息子が親から借金して将来の自分へ投資をした話をしたいと思います。
自分の将来の夢をかなえるために金利を払うことを選んだ息子は想定より2年早く、将来の自分のための第一歩を歩きだすことができました。
彼の将来の夢は「ゲームプログラマー」
今年中学校2年生になる息子。
小学生の頃から空手、ギターなどいくつかの習い事をしています。
彼の特徴としては一度はじめたら数年単位で継続できること。その中でも一番はまったのがコンピュータでゲームを作るプログラミングレッスンです。
と言っても最近よく見かける子供向けにプログラミングに特化したスクールではなく、近くのショッピングセンターの上層階に入っている「パソコン教室」内のメニューにあったもの。
ご年配の方がExcel講座やi-Phoneの使い方を学ぶのんびりとした雰囲気の教室に4年間毎週通い続け、6年生の時にはジュニアプログラミング検定Scratch部門最上級のゴールドに合格しています。
そのあとはScratchより難易度の高い言語であるPythonの入門編までを修めてそこの教室で受講できるメニューは終了。ちょうど息子が中学校に入る時期と重なって部活がはじまるなどもあり、そこでプログラミングのレッスンはいったんお休みすることになりました。
しかし、彼のプログラミングを習得する熱は鎮まりませんでした。
むしろ離れたことで「習得したい」という意欲は高まったのかもしれません。
我が家では毎年子供たちの「自分の人生をどのように送りたいか」という内容で彼ら自身にライフプランを作成してもらっています。(「ライフプランを作ろう!について」「ライフプランを作ろう!のついて2年目」「ライフプランを作ろう!3年目」)
ここ2年間の息子がなりたい職業は
小学6年生・ゲームグラフィックデザイナー
中学1年生・ゲームプログラマー
と2年連続してゲーム作りの職業を志していました。
こうした自分で作成したライフプランの現実化に向けて、彼は具体的な行動で示してきました。
代表的なプログラミング言語であるC言語の入門編の本を購入して勉強したり(「C言語[完全]入門」)、家電店へゲーミングPCを見に行ったり、自身で「ゲーム開発コース」のあるオンラインプログラミングスクールを探してきて
「ここでレッスンを受けたい」
とマネー会議で親に訴えてきたりなどです。
自分の将来やりたい職業と、そのために今自身が習得したいこととが一致している現実的な訴えですから親としても叶えてやりたいという気持ちは強くありました
ただその反面、必要なパソコンから、オンラインレッスン料からのすべてを親が負担することにはクエスチョンマークがあったのです。
オフ会でアドバイスをもらう
我が家の方針に「親が必要を認めないものはおこづかいをためて自分で購入する」というものがあります。
それは彼らが小学校低学年の頃から適用されていて、サンタクロースがプレゼントを運んできてくれない我が家では、子供たちは自分たちがでおこづかい、お年玉を貯めて中古のNintendo Switchを購入などしたりしてきました。(「子どもたちの『少しの不幸』について」)
今回の息子の将来にかかわるプログラミング教室の件は親としても認めているし、応援したいところではありますが、彼が望む「ゲーム開発コース」の要件を満たすには、私がブログ用に使っている2万円の中古ノートPCのスペックでは到底間に合わず、10万円を超えるゲーミングPCを購入しなければいけません。
毎月のレッスン料は親が支払うとして、将来の人生を切り拓くための道具であるゲーミングPCは息子自身が自力で購入してほしいと思い、そのことは息子には伝えていました。
結果彼はレッスンに必要なスペックのゲーミングPCを購入することを目標にして15万円を2-3年かけて貯めることになります。
という話をとあるオフ会で話をしたところ、生涯ド文系な私に対し、パソコンやプログラミングに詳しいみなさんから次のようなアドバイスをいただきました。
・中学生の1年間の吸収力は大人の10年に匹敵する。将来職業にするためにプログラミング技術を習得したいと明確な意思があるなら少しでもはやくスタートしたほうがいい。
・ゲーミングPCを自費で払わせたのであれば親が立替えてでも早く購入して経験させたほうがいい。
というものです。
と同時に将来職業にしたいのであればどの程度のスペックのものが必要かなども具体的な指標を教えてもらえました。
特に「中学生の1年間の吸収力は大人の10年に匹敵するから少しでも早くはじめたほうがいい」という言葉には、私自身の経験と照らし合わせてまさにその通りと強く納得。
帰宅後奥さんにも話をし、親が費用を立替えることでゲーミングPCを今すぐ購入し、息子のプログラミングレッスンを早期にはじめることの夫婦間の合意を得ることができました。
息子が選んだのは金利をつけて早く手に入れるほう
とはいえ、単純に「父さんが費用立替えるから将来返して」だけでは学びになりません。
せっかくのチャンスを活かすために今のペースで必要なお金が貯まるまで購入を待つパターンと、親の立替で今すぐ購入し金利をつけて毎年返済するパターンの2つを提案し、息子自身に選ばせることにしました。
我が家で毎月定例で開催している2024年3月のマネー会議に次のシミュレーションを提示したのです。
仮に165,000円のPCを購入する場合、金利をつけて親が立替えて毎年2万円返済する場合金利分8,088円多く支払いが必要なのだけど今すぐPCが手に入る、165,000円まで自分で貯めて払うのなら金利はかからないけど、購入時期が2年後になる、どちらがいい?というものです。
これを見て息子の判断はこうでした。
「早く手に入るし、残る金額も大きいからパターンAで行きたい。でも金額は調べて一番安く買いたい。」
そのあと「借金はしたくないけど…」とは言っていましたがw
と同時に息子には今後の返済計画を示しています。
以上の内容で合意が取れたので、息子主導でネットで購入PCを選定し、オンラインショップで購入しました。最終的な購入金額は146,201円です
外付けカメラなどの購入は私で行いましたが、PCセットアップもほぼ彼自身で行い、準備が整ったところでプログラミングオンラインスクールへ体験レッスンの申込をしました。
彼自身の未来へ向けてレッスンを開始しました
実際にオンライン上で通話できるかいろいろ心配もありましたが、ゲーム開発環境であるUnityを使ってのオンライン体験レッスンはスムーズに行うことができました。
講師の先生の教え方も丁寧で、経験者である息子の飲み込みも早く、ここでなら続けられそうだと確認をして本受講を申し込み。
毎月50分×2回 レッスン料14,300円(こちらは親が支払います)
金利を払うことを選んだ息子は想定より2年早く、将来の自分のための第一歩を歩きだすことができました。
以上 息子が親から借金して将来の自分へ投資をした話をしてきました。
すでに第一回目の本受講は受けていて、そばで聞いていた私にはチンプンカンプンなプログラミングな会話を講師の先生と話ししながら進めており、この高スペックなPCの性能を使いきれそうな予感をしています。
今回いろんな方をアドバイスを伺い多くヒント、気づきをいただくことができたこと深く感謝いたします。
早くはじめることで息子の知識技術が最も吸収できる時期を有効活用することができそうですし、同時に息子へ「金利」の効能の実体験をしてもらうことの学びにもなったと思います。
この経験が彼の今後の人生に大きくプラスに作用することを期待しています。
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