こんにちは。のり(@nori19701128)です。
今回は今冬支給される予定のボーナスについてお話しようと思います。
会社からは事前にコロナによる業績不振でボーナスカットの通知を受けましたが、今冬のボーナスカットの対応についてはすでに手を打ってあります。
家族とは「これから先」について話しあいました。
コロナ禍における冬のボーナスカット
毎月支払われる給料とは違い、年2回の支給が多いボーナス(賞与)の金額については会社の業績が反映されるところが多くなります。
本来は業績がよければ支給額は増えて、決算賞与や臨時賞与などもあり得る代わりに、業績が悪い場合は減額、または無給もあり得る一時金の性質のものです。
ただ、社歴が長く業績が堅調な企業にお勤めの方であれば、個人成績の高低による金額の上下はあるものの、年の2回の支給は固定給に近い感覚でもらえていた方も多いかと思います。
住宅等の高額商品の支払でも、ボーナス払いを組み込んだローンを組まれる方もいらっしゃいます。
しかし今年は様相が変わってきました。
言うまでもなく「コロナ」です。
今年の4月‐5月に出された緊急事態宣言による外出自粛要請。
その後も各種GoToキャンペーンが行われているとは言え、旅行、外食、イベントの開催は例年に比べて極端に減ってしまっており、オンライン関係や巣ごもり需要は拡大しているのでしょうが、明らかにこれまで流れていたところへの、社会のお金の流れが滞っているのを実感します。
それに伴う業績不振の影響で夏季はまだ多くはなかった企業のボーナスカットの報道が、ここにきて目立ってきました。
幸楽苑、ANA 全額カット
JAL 8割カット
オリエンタルランド 7割カット
JR西日本 4割カット…等々
主に移動、観光、飲食にかかわる企業が多いようですが、もちろん報道される大企業は氷山の一角で、表にはでなくとも多くの企業が大なり小なりダメージを受けているでしょう。
今年の冬のボーナスは減額される企業が多いだろうと想像できます。
そして先日私が勤める企業でも、今冬ボーナスについて減額される旨、取締役からのメールが全社員に通知されました。
ボーナスカット通知が来てやったこと
全員一律ということではなく、元の支給額が高い人の減額割合が高く、支給額が低くなるにつれて割合も減ってくるのですが、平均4割減程度になるだろうという話でした。
通知から1週間近くが経ちましたが、同僚からは
「あてにしていたものが入らないと支払いが苦しい」
「貯金を崩して住宅ローンを払わないと」
「子供の学費どうしよう」
「手っ取り早く儲かる方法はないかな。金とか?仮想通貨?」
「まだ奥さんに言えてない。どう伝えよう・・・」
などの声が聞こえてきています。
冒頭でお話した通り「ボーナス」とは「一時金」であり毎回全額支払われることを約束されたものではありません。
ただ、私は今の会社は転職13年目ですが、古くからいた人の話を聞くと
「今までもなくはなかったけど、減額幅はこの30年で最大だ。」
ということらしく、社内での動揺は決して小さくはありません。
私がこの通知を受けた時にすぐにやったことは、想定される減額金額の算出と、今後家計のやりくりをどうするかを決めて、通知のあった当日すぐに奥さんに報告することでした。
話合うべきはこれからのこと
そもそも私は今冬ボーナスは減額される可能性が高いと見込んでいて、7月に支給された定額給付金の使い道についてもまずは「収入減額分の補填」と考えていました。(「特別定額給付金」の使い方について)
家族4人分40万円の給付金は8割がた残っています。
単純な算数で考えるとそれで今冬のボーナスカットの補填分はそれで事足ります。
奥さんにボーナスカットの報告をした時の彼女のリアクションはこうでした。
「よかったじゃない。全額カットじゃなくて。」
このコロナ禍の影響で今後収入が減ることの可能性は以前より話していましたし、報道されるニュースで彼女自身の中でも想定はしていたようです。
私は削減分は定額給付金で補填することができることを伝え、もう一つ朗報を伝えました。
その話をした前夜というのがアメリカの製薬会社ファイザーが「9割超に効果がある」コロナワクチン開発成功を発表し、アメリカ市場の株価が高騰した日で、一日が経ち私のリスク資産額も数十万円増えたことも報告しました。
当然今後の運用を継続するので現金化するわけではありませんが、正直カットされたボーナスよりも多くの額が増えていることは安心材料になります。
その段階で我が家の中で冬のボーナス減額問題は終了しました。
ただ夫婦で話し合うべき問題はこれから先のことです。
ボーナス削減がこの冬だけの話になりえるとは思えません。
いまのペースが続けば来年の夏もどうなるかわかりませんし、それよりも正社員のリストラなども想定しておく必要があるでしょう。
なんらかの形でさらなる私の給与ダウンの可能性は視野に入れておかなければならないと思います。
私はそこで奥さんへ次の提案をしました。
・奥さん給与の昇給分と私の小遣い減額で月2万円の余剰金をねん出し生活防衛資金を増額する。
・奥さん正社員登用の活動を引き続き行う。
です。
これには奥さんは賛成してもらい、生活防衛費積立の増額は来月から実行します。
備えあったから対応することができた
以上が今冬のボーナスカットに対する我が家の対応でした。
周りがこの冬のやりくりをどうするかを苦慮している中私は心に余裕をもって対応することができました。
7月段階で定額給付金を減額が予測されたボーナスの補填にあてる選択ができましたし、来年以降に可能性がある減収についても今のうちから手を打つことができています。
そうした余裕ができたのも10年前からお金に関して備えをしてきたからだと思っています。
奥さんにも働いてもらっており私の収入だけが100%ではないダブルインカムになっています。
現金を蓄えてきたことで収入減になってもすぐに困ることはありません。
積立投資を続けたことで本業の成績に関係なく、お金を育てることができています。
家計のことお金のことを逐一奥さんと話しをしてきたので、今回のボーナス減額についてもあらかじめ認識してもらえてましたし、これからやろうとしていることの理解は得られています。
これが何の備えもしていなかった10年前の私であれば、今回のボーナスカットで動揺し、投機に近い投資に手を出していたりしていたかもしれません。
そう思うと今回のことが起こったタイミングが「今」であることは、私にとっては不幸中の幸いでした。
そして今回の経験から改めて子供たちには、なるだけ早く若いうちからお金の備えをさせておかなければいけないという気持ちを新たにしました。
いずれ今回のことを事例に出しながら、子どもたちには社会に出たと同時にお金について備えを行い、余裕持つ人生を送ることができるように伝えていきたいと思っています。
ラジオもやってます。よかったら聞いてください。
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