こんにちはのり(@noriyusaku1128)です。
本日はお金にかかわる闇について我が家では子供たちにどのように伝えているか、伝えていきたいかというお話をしように思います。
お金のことはただ人生を豊かにするためのツールとしてだけではなく、様々な手を使って人の資産を狙ってくる闇があるということも併せて子供たちへは教えていきたいと思っています。
お金にまつわる汚い部分を伝える
私がお金のことを学ばねばと思い13-4年前に初心者向けの本を読み漁っていた時に割と多くの本に見受けられた論法に、日本人には「お金は汚いものだ」という思想があり、だから外国の人と比べ生きていくのに必要なマネーリテラシーが低いのだ、というものがありました。
私自身で言えば「お金は汚い」という感覚はさほどもっておらず、どちらかというと精神的な幼さからお金の管理が一切できていなかったタイプだったのですが、確かに周囲とお金の話をする機会は当時は本当に少なかったように記憶しています。
あれから10数年たち、私自身も学び、世間全体も少しづつお金の話題に対して寛容的な雰囲気に傾いてきているような気がします。
会社の同僚でも昔ながらの「奥さんに財布を握られ自分は小遣い制」という人もいる反面、生活費を支払ったあとの自分のお金は自分で使えて、株、FXなどの財テクをしている人も増えてきました。
会社の休憩時間に「昨晩のFOMC(米連邦公開市場委員会)でのパウエルの発言がさぁ」という話題ができる人もちらほら出てきています。
高校の家庭科で家計管理や金融についての授業もはじまっています。
もし本当に「日本人はお金が汚いもの」と思っていたのなら、この10数年で社会全体でお金に対する嫌悪感は薄れてきている印象です。
逆に言えばお金の話がしやすい雰囲気になった分、お金にまつわる負の部分についても警戒感が薄くなってるのかもしれません。
日本人がお金に対しての抵抗感が低くなったとしても、お金が持つ負の部分。例えば詐欺、ネズミ講などはなくなるはずもなく、むしろ形を変えながら私たちのそばに忍び寄っていると思います。
家計や家族の収入がオープンになって自分たちで毎月投資のグラフをつけている我が家の子供たちもしかりです。「お金は汚いもの」という感覚を持たないからこそ、彼らにお金にまつわる社会の負の部分を伝える必要があると思ったのです。
今のところマンガやTV番組などに興味をもってもらいインプットしてもらっています。
①マンガ
まずは入りやすいマンガです。
最近は経済、金融的なテーマのマンガも増えてきました。
我が家の本棚には次のタイトルが並んでいて家族全員手に取って読んでいます。
「FX戦士くるみちゃん」
少女漫画タッチのかわいらしいキャラクターがFXのめりこみ、どろどろとした人間模様が描かれるエンタメ作品。登場人物の一人は必要な知識のなく感情と思いこみのままFXに臨み、学生ローンや友人から借金してまでのめりこんでいきます。
「正直不動産」
NHKでドラマ化した作品。2024年からシーズン2もはじまりますね。
嘘がつけなくなった不動産屋の主人公とほぼ犯罪ともいえる手を使ってお客さんからお金を巻き上げるライバル不動産との対決が描かれます。
「カモのネギには毒がある 加茂教授の人間経済学講義 」
経済弱者がカモられるこの社会で、天才経済学者の主人公がカモからお金を搾取する側の悪徳業者たちをあらゆる手段を使って追い込んでいく痛快ストーリーです。
いちいちの感想は聞いてはありませんが、新刊が家に届くと子供たちは手に取って読んでいますし、面白がってはいるようです。
「正直不動産」は以前から家にはあったのですが、ドラマを見て子供たちも興味を持ち読みはじめました。
②「NHKスペシャル」
受信料の存在でとやかく言われがちなNHKですが、他の民放では作ることができない良質なドキュメンタリーなどを数多く作っています。私自身で言えばTVは民放よりNHKの番組を見ることのほうが圧倒的に多いですし、あれだけの番組を作る原資となっているのと思えば、喜んで受信料を払いたいと思っています。
そんなNHKのドキュメンタリーの中でも現代日本のお金の負の部分を伝える内容のものが放映されることがあります。
「若者を狙う“闇の錬金術” 〜調査報告 借金投資の罠(わな)〜」
「わが子が“闇バイト”に手を染めるとき」
以上のタイトルを今年に入って家族全員で見ています。
例えば詐欺の内容であれば「この内容『カモネギ』のマンガでもあったよね」などと先ほど名前を挙げたマンガと話題をリンクさせて話したりしています。
来年には家庭内講義を行いたい
以上 お金の闇について彼らに知ってもらいたいために触れさせているマンガやテレビ番組について紹介してきました。
これらのコンテンツに接することで「世の中には違法に、または心理的に人のお金を狙ってくる人種がいる」ということは認識してもらえていると思います。
来年にはもう少し掘り下げて私が毎年子供たちに行っているお金のレクチャーのメニューとして「詐欺や搾取から身を守る方法」という内容で資料化し、具体的な事例やその対策を伝えていきながら、家族全員でディスカッションをしていきたいと考えています。
お金のことはただ人生を豊かにするためのツールとしてだけではなく、様々な手を使って人の資産を狙ってくる闇があるということも併せて子供たちへは教えていきたいと思っています。
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